ジャニーズ性加害、35年ぶりの実名告白 「よく生きてこられた」

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島崎周
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 「貴殿のお名前、生年月日、在籍期間に基づいてSMILE―UP.(旧ジャニーズ事務所)に照会いたしましたが、現在のところ、貴殿がジャニーズ事務所に所属されていたことの確認がとれていないとの連絡を受けております」

 またか……。元ジャニーズJr.として活動していたという倉田順一さん(55)は、冷めた気持ちと怒りが混ざったような複雑な感情になった。

 事務所の創業者、故ジャニー喜多川氏から性被害を受けたとして、事務所が設置した「被害者救済委員会」に被害を申し出ていた。

 現実を事務所にも知ってもらい、これ以上被害者をださないようにしてほしい。そんな思いだったが、救済委員会からの返事に肩を落とした。現在、レッスンの場所やダンスの先生に関する詳細を伝え、コンサートの写真などを提出している。

 「またか」という思いは、約35年前にも同じようなできごとがあったからだ。

14歳の時から性被害に

 芸能人にあこがれがあった…

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この記事を書いた人
島崎周
東京社会部|文部科学省担当
専門・関心分野
性暴力、性教育、被害と加害、宗教、学び、人権
ジャニー喜多川氏の性加害問題

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