米映画監督のウィリアム・フリードキンさん死去 「エクソシスト」
「エクソシスト」などの映画監督ウィリアム・フリードキンさんが7日、米ロサンゼルスで死去した。87歳だった。家族によると心不全と肺炎だったという。米メディアが報じた。
1970年、同性愛をテーマにした「真夜中のパーティー」で注目される。翌71年、麻薬捜査の刑事を主人公にした「フレンチ・コネクション」を発表。ニューヨーク・ロケを生かした小気味よい演出で、アカデミー賞の作品賞や監督賞など5部門を獲得した。73年の「エクソシスト」は悪魔につかれた少女と悪魔払いの神父の壮絶な闘いをけれん味たっぷりに描いて世界的に大ヒット。オカルト映画ブームを導いた。ほかに「恐怖の報酬」「クルージング」「LA大捜査線/狼(おおかみ)たちの街」など。2013年には、ベネチア国際映画祭で栄誉金獅子賞を受けた。