サラリーマン川柳が改名 「男性イメージ強すぎる」社内意見きっかけ

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小出大貴
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 日常のふとした場面を詠んだ「サラリーマン川柳コンクール」が、36回目を迎える今年、コンクールの名称を「サラっと一句! わたしの川柳コンクール」に改名した。「サラリーマン」という言葉は、男性のイメージが強すぎるのではないか。そんな声が、主催する第一生命保険の社内で出たことがきっかけだ。

 サラ川は、第一生命の社内報の新年企画としてバブル期の1986年に始まった。当時の朝日新聞によると、この時は、社員数が多かった男性社員の目線で職場を詠んだ作品が目立った。

 「早帰り せよと言う手に また書類」

 「パソコンに できるものかと お茶を汲(く)み」

 「思えども 妻と上司に 勝てはせず」

 社内外で好評だったことから…

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    伊藤大地
    (朝日新聞デジタル編集長)
    2023年1月26日11時19分 投稿
    【視点】

    毒のある「川柳」というよりかは、時事俳句になっている点に時代を感じます。これ単に、ポリティカリーコレクトだけが理由ではない、と私は思います。こうした「毒」は、綺麗事や公式見解しか流れない世の中では、クスリとさせるいい薬味になったのかもしれま

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    金澤ひかり
    (withnews編集部=若者、ネット)
    2023年1月26日15時7分 投稿
    【視点】

    36回目のコンクールとのこと。私と同い年です。 時代の変化に応じて、看板名を付け替える気概にほれぼれします。 「名称変更」と言われて気になったのが、ちょっと飛躍しますが、1987年生まれ(数えで今年36歳になる)の人気の名前と近年の

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