給食でニラと間違えスイセン、園児12人が食中毒 子育て支援施設で

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鵜飼真
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 京都市保健所は11日、市内にある民間の子育て支援施設で4~6歳の園児12人が吐き気や発熱などの症状を訴え、給食が原因の食中毒と断定した、と発表した。給食でニラとして出した食材が、有毒成分が含まれるスイセン類だった。

 発表によると、7日正午ごろ、施設内で調理し、給食で出した「ニラのしょうゆ漬け」を食べた園児や職員77人のうち、園児12人が約15分~2時間半後に吐いたり、発熱したりした。すでに全員が回復している。

 残っていた給食を保健所が調べると、調理に使われたのはニラではなく、スイセン類の特徴と一致した。施設の職員は「数年前に知人からニラだと譲り受け、施設内で栽培したものを使った。給食に出したのは初めて」と説明したという。

 スイセン類には、有毒成分「…

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