アベノマスク「もう捨てようよ」 首相が気をもんだ安倍氏への対応
戸田政考 楢崎貴司
政府は24日、大量に保管する「アベノマスク」について、希望する自治体や個人らへの配布の受け付けを始めた。新型コロナ対策として調達した布マスクだが、多額の保管費用などで批判を浴び、岸田文雄首相が今年度内の廃棄を決定。一方で、首相らが神経をとがらせたのは、この政策を推し進めた安倍晋三元首相への配慮だった。
布マスクの在庫は現在、約8千万枚。10月には会計検査院の調べで、保管に約6億円かかっていることも指摘されていた。首相は今月21日の記者会見で、希望者に配布したうえで、年度内に廃棄する方針を突然表明。厚生労働省は24日から1月14日まで配布希望を受け付け、来年3月には残った分を廃棄処分する。
国会答弁の練習中「なんとかしないと…」
首相が廃棄に大きく傾いたの…
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