京都は、平安京遷都(794年)から1220年を過ぎ、今も都市として生き続けています。その変遷を同じ1枚の図にあらわすことは到底不可能です。したがって、この地図には平安時代(平安京跡)関連事項の表示をベースに置き、京都変遷の画期である豊臣秀吉の京都大改造(御土居跡・聚楽第跡・大仏殿跡)を重ねてあります。さらに、現在設置されている主要な石碑や説明板などの箇所を示してあります。京都1200年の姿をお楽しみください。
平安京跡は、その範囲とともに町単位の区画まで示してあります。その中に示した主要な邸宅や施設の配置については、『拾芥抄』などの古記録に記されているものが主ですが、一部発掘調査で新たに判明した邸宅名もあります。
なお、このマップは、京都アスニー『古典の日記念京都市平安京創生館』(中京区丸太町通七本松西入 京都市生涯学習総合センター1階 Tel:075-812-7222)に展示されている平安京復元模型(1000分の1)をより良く理解するために作製したものです。その範囲を含めてひとまわり広い区域が示してあります。