日本人の勝算: 人口減少×高齢化×資本主義 | アトキンソン,デービッド |本 | 通販

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「日本人の優秀さ」こそ、この国の宝だ――。

日本在住30年、元ゴールドマン・サックス「伝説のアナリスト」、
日本文化に精通する「国宝の守り人」、日本を愛するイギリス人だから書けた!

外国人エコノミスト118人の英知を結集して示す、日本人の未来。
「人口減少×高齢化」というパラダイムシフトに打ち勝つ7つの生存戦略とは。

■筆者からのコメント■
日本に拠点を移してから30年、さまざまな出来事を目の当たりにしてきました。
経済の低迷、それにともなう子どもの貧困、地方の疲弊、文化の衰退
――見るに耐えなかったというのが、正直な気持ちです。

厚かましいと言われても、大好きな日本を何とかしたい。

これが私の偽らざる本心で、本書に込めた願いです。
世界的に見て、日本人はきわめて優秀です。
すべての日本人が「日本人の勝算」に気づき、行動を開始することを願って止みません。
――デービッド・アトキンソン

■主要目次■
第1章人口減少を直視せよ――今という「最後のチャンス」を逃すな
第2章資本主義をアップデートせよ――「高付加価値・高所得経済」への転換
第3章海外市場を目指せ――日本は「輸出できるもの」の宝庫だ
第4章企業規模を拡大せよ――「日本人の底力」は大企業でこそ生きる
第5章最低賃金を引き上げよ――「正当な評価」は人を動かす
第6章生産性を高めよ――日本は「賃上げショック」で生まれ変わる
第7章人材育成トレーニングを「強制」せよ――「大人の学び」は制度で増やせる

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本の長さ

323ページ
言語

日本語
出版社

東洋経済新報社
発売日

2019/1/11
寸法

13.2 x 1.9 x 18.8 cm
ISBN-10

4492396462
ISBN-13

978-4492396469
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出版社より

日本人の勝算　デービッド・アトキンソン　東洋経済　アナリスト　観光　エコノミスト　人口減少　高齢化　海外市場　人材育成　生産性　資本主義　最低賃金　東洋経済オンライン　連載　輸出　デフレ圧力


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カスタマーレビュー	112	290	559	269	454	559
価格	￥1,400	￥1,625	￥1,650	￥1,650	￥1,650	￥1,650
単行本発売日	2023/4/7	2020/3/27	2018/2/23	2017/7/7	2016/12/9	2015/6/5
内容	日本人の実力は、こんなものではないーー。在日33年、日本を愛する伝説のアナリストが、「給料の本質」と「日本人の給料を上げる方法」を明かす。いまこそ、自分のために、仲間のために、そして日本のために動きだそう。	日本には「小さな企業」が多すぎる。それが「生産性の低下」だけでなく、ますます苦しくなる財政と社会保障、広がり続ける格差、なかなか生まれないイノベーション、高まらない経営者の能力、亀の歩みの働き方改革や女性活躍、一向に改善しない少子化など、日本が抱えるさまざまな問題の「根本原因」になっている。では、なぜ日本では中小企業が多くなってしまったのか。その原因を突き止め、改善すれば、日本の生産性は高まり、再び先進国トップに躍り出ることができる。本書ではその「具体策」を提言する。	猫も杓子も生産性、でもほとんどの議論は間違いだ! 『新・観光立国論』(山本七平賞)で日本の観光政策に多大な影響を与えた筆者が、今度は34年間の集大成として「日本経済改革の本丸=生産性」に切り込みます。読めば納得、目からウロコ、歯に衣着せぬ「アトキンソン節」、全開!	過去数年で、日本は「観光の後進国」から「発展途上国」になりました。さまざまな実績が出始めており、街で外国人観光客を見かける機会も増えました。しかし、日本の潜在能力を考えると、まだまだこんなものではありません。日本は、やるべきことをやりさえすれば、「世界第5位の観光大国」になれる潜在能力があります。本書では、日本が「6000万人の外国人観光客」を招致できる真の「観光先進国」になるためにとるべき方策を、あますところなく解説します。	日本はいま、潜在能力をまったく活かせない「日本病」に陥っている。その原因を特定し、「あたりまえの政策」を実行するだけで、【平均年収2倍】【GDP1.5倍(770兆円)】が可能になる! データに基づく客観的な分析で解説する、日本に輝かしい未来をもたらす方法。	2014年の訪日客数は1300万人程度です。日本ほどのポテンシャルをもつ国としては、驚くほど少ない数と言わざるをえません。日本の潜在力と世界の観光産業の隆盛を考えれば、 2030年までに8200万人を招致することも、決して不可能ではありません。それを成し遂げることで、日本経済には「第2の高度成長期」が訪れるのです。

商品の説明

著者について

デービッド・アトキンソン
小西美術工藝社社長
1965年イギリス生まれ。日本在住30年。オックスフォード大学「日本学」専攻。裏千家茶名「宗真」拝受。
1992年ゴールドマン・サックス入社。金融調査室長として日本の不良債権の実態を暴くレポートを発表し、注目を集める。2006年に共同出資者となるが、マネーゲームを達観するに至り2007年に退社。2009年創立300年余りの国宝・重要文化財の補修を手掛ける小西美術工藝社に入社、2011年同会長兼社長に就任。2017年から日本政府観光局特別顧問を務める。
『デービッド・アトキンソン新・観光立国論』(山本七平賞、不動産協会賞受賞)『新・所得倍増論』『新・生産性立国論』(いずれも東洋経済新報社)など著書多数。2016年に『財界』「経営者賞」、2017年に「日英協会賞」受賞。

登録情報

出版社 ‏ : ‎ 東洋経済新報社 (2019/1/11)
発売日 ‏ : ‎ 2019/1/11
言語 ‏ : ‎ 日本語
単行本 ‏ : ‎ 323ページ
ISBN-10 ‏ : ‎ 4492396462
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4492396469
寸法 ‏ : ‎ 13.2 x 1.9 x 18.8 cm

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デ−ビッド・アトキンソン

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お客様はこの書籍について、以下のような評価をしています: わかりやすさと説得力が高く、データと分析に説得力があると感じています。日本経済の現状を客観的に読み解く興味深い内容だと評価しています。また、一つ一つの主張が明解で、個人が収集したデータにすべて正確性があり、多くの経済分析の結果をもとにして書かれているため、読者にとって参考になる内容だと感じています。考え方についても、英国人の独創力や発想力をあらためて理解できるという意見が多くあります。一方で、日本の現実性を的確に把握しているとの声もあります。

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わかりやすさ考え方データ分析生産性面白さ日本の現実性説得力ロジカル

56人のお客様が「わかりやすさ」について述べています。56肯定的0否定的

お客様はこの書籍について、以下のように評価しています: 今日本が置かれている立場が良く分かると高く評価しています。データに基づき分析し、説得力があると感じています。また、データに基づく具体的な提言が示されており、シンプルで具体的な提言を示しており、実用的なイメージができるようです。特に、キンドル版の使い勝手については理解できたという声があります。

"データに基づいた内容で分かりやすかった。" もっと読む

"非常に示唆に富んだ良著。読めば耳が痛くなってくるぐらいに深く理解できるものがある。客観的なデータによる裏付けや具体例にも事欠かない。本著で指摘している日本改善計画に必要なことは人口増加と生産性向上の2つであるが、前者はもうできないとなかば諦めていて..." もっと読む

"問題の深刻さについては示唆に富む内容で、主張も納得、同意できるものは多いが、そのソリューションにかんしては随所に自分の主張ありきで後から理屈を当てはめた感のある表現があったり、反対意見の検証については甘かったりする表現が見られるので、もうちょっと客観性のバランスを図ってほしいと感じた。..." もっと読む

"...の主張を様々な観点からのデータも載せて頂いてるので、何故それが問題であるのか・どうすれば乗り越えられるのかが納得感を持って理解することができ、大変読み応えがありました。" もっと読む

13人のお客様が「考え方」について述べています。13肯定的0否定的

お客様は、この書籍について以下のように評価しています: 発想力や分析力をあらためて理解し、個人としてもパラダイムシフトを考える良いきっかけだと感じています。考え方を見つめ直す良いきっかけになると述べており、派生、拡張、修正など自分のものとして思索を深めることができると好評です。また、斬新な考えや具体的提案にうなずくことが多く、思い込みやバイアスを指摘し客観性を受け入れる重要性を指摘する点も注目されています。

"...一線を画し、甘い味の本ではありません。外国の論文研究を多数引用したデータ分析から出る日本経済再生戦略は、精緻でとても科学的です。決して感情論で退けることは出来ないと思いました。私が理解出来たポイント..." もっと読む

"社会がどう変化していて、どう考えないといけないのか大変参考になります。考え方を見つめ直す良いきっかけをくれました。" もっと読む

"D.アトキンソン氏の著作は何作か読んできたが、この最新作も期待にたがわず面白いし、何しろ具体的提案にうなずくこと多数。近い将来日本が直面する大規模な少子高齢化・人口減少はデフレ圧力を強くする。著者はそのデフレ圧力に対抗するための具体的な提案する。..." もっと読む

"だいぶ納得した。良い提言、方策に溢れている。具体性もある。これを行えるかどうかは、自己中心的な政治家や経営者の嘘を見破り、論破し、正しい方向に世論をもっていくしかない。" もっと読む

12人のお客様が「データ分析」について述べています。12肯定的0否定的

お客様はこの著者の本書について、データと分析に説得力があると評価しています。一つ一つの主張が明解で、多くの経済分析の結果をもとにした内容だと感じています。また、個人が収集したデータにすべて正確性があり、多くの経済分析の結果をもとにして書かれているため、多くの読者にとって参考になるようです。

"データに基づいた内容で分かりやすかった。" もっと読む

"非常に示唆に富んだ良著。読めば耳が痛くなってくるぐらいに深く理解できるものがある。客観的なデータによる裏付けや具体例にも事欠かない。本著で指摘している日本改善計画に必要なことは人口増加と生産性向上の2つであるが、前者はもうできないとなかば諦めていて..." もっと読む

"今日本が置かれている立場が良く分かる。データと分析に説得力がある。" もっと読む

"...最低賃金を上げていけば万事解決するのか、という疑問もありますが、たくさんの論文を読みこなし、データ重視で冷静に分析する姿勢は今の政策を作る側にも真似していただきたい、と思いました。..." もっと読む

10人のお客様が「生産性」について述べています。10肯定的0否定的

お客様はこの製品について、労働者の所得が増えることを高く評価しています。高生産性・高所得資本主義や企業の規模拡大・統合促進政策などの経済分析の結果をもとに、具体的な解決策を示しています。また、少子高齢化と技術の普及が進むことで、経済の観点から生産性を上げる理由が示されています。

"...それには企業の規模を大きくする必要がある。それによって輸出もできるようになる。技術の普及も進む。所得が増えるから、税収が増える 。株価も上がる。財政が健全化する。要するに、今の悪循環を好循環に変えることができるのです。」" もっと読む

"...新古典派経済学の主張は有効ではない。すべてはここからだ。 GDP成長率と高い相関関係にある。 -生産性を高めろ 経営者は勉強しろ。社員には研修させろ。 -中小企業を減らせ。マージしろ。..." もっと読む

"☑︎高生産性・高所得資本主義 ☑︎企業の規模拡大・統合促進政策 ☑︎最低賃金の継続的な引き上げ ☑︎人的資本形成のためのトレーニング所得と生産性を上げることの重要性について学べました！" もっと読む

"...イギリスの最低賃金導入例から、失業への影響なし・生産性向上・高生産性の企業ほど雇用増大の事実がある・海外市場への挑戦人口減少・高齢化による供給過剰の状況を解消すべき。需要喚起は限界がある。まずは地理的にも近く、成長著しいアジアをターゲットにすると良い。..." もっと読む

10人のお客様が「面白さ」について述べています。10肯定的0否定的

お客様はこの書籍について、なかなか面白いと評価しています。各国の政策や論文を元に丁寧に検証されており、説得力があると感じています。また、パラダイムシフトという非常に面白い発想の転換も指摘されています。

"面白かった。確かにこの本に書かれた処方箋を実行すれば、この国に再び太陽は登り始めるだろう。ただ、それには今の為政者の世代が死に絶え、もっと国が貧困化して、もっと社会が絶望的な状況にならないと実行されない気がする。" もっと読む

"面白い本。「最低賃金」を社会政策から経済政策の手段とすることを訴える興味深い内容。「最低賃金」効果の検証がイギリスだけで、必要な引き上げ率を示しつつも、その頻度やスピード感は示しておらず、格差社会や少子化など多くの課題解決につながるとするが説得力不足。..." もっと読む

"...この結論に至るまでの思考過程が、各国の政策や論文を元に丁寧に検証されており、説得力があるものになっています。また、文章自体は平易な日本語で書かれ、わかりやすい図やグラフを多用しているため、中学生以上であれば一通り読了することが可能と思われます。..." もっと読む

"気になっていた内容なので面白かった。人口の問題はもっと議論する必要あり。" もっと読む

6人のお客様が「日本の現実性」について述べています。6肯定的0否定的

お客様はこの書籍について、日本の実情を的確に把握し、日本経済の未来を考える著者であることを高く評価しています。日本人の高い精神性や賢者の忠言が永続すると感じています。

"日本の未来のためにいろいろと調べて書かれた本。現状を知るために役立つ。(少し前の本ではあるが) 政府に期待をするなというメッセージを発する人が多い中、新しいメッセージだった。..." もっと読む

"他国の方が自分の経験から書かれたせいか、日本の実情を的確に把握されています。多分、今のままでは日本は、著者の言う通り、三流以下に落ちていくことでしょう。それも良いかもしれませんがーーー。特に政治家・官僚の方には読んでいただきたいです。..." もっと読む

"日本人の本質を鋭くえぐり、未来の方向性を示している。単なる論説ではなく、データを示しながら展開されるのでわかりやすい。" もっと読む

"...私は一中堅企業で労働している平凡なサラリーマンで、近年になって経済学の勉強を始めだしたのですが、この本の著者は本当に日本の未来を真剣に考えていらっしゃるのだなと感じました。自分達の子どもの世代に負担を押し付けたくは有りませんし、私自身も老後の生活に不安が有ります。..." もっと読む

5人のお客様が「説得力」について述べています。5肯定的0否定的

お客様はこの書籍の説得力を高く評価しています。それなりに説得的で、納得感が強いと感じています。また、結論が当たり前だという指摘もされていますが、納得感は強いようです。

"問題の深刻さについては示唆に富む内容で、主張も納得、同意できるものは多いが、そのソリューションにかんしては随所に自分の主張ありきで後から理屈を当てはめた感のある表現があったり、反対意見の検証については甘かったりする表現が見られるので、もうちょっと客観性のバランスを図ってほしいと感じた。..." もっと読む

"...肝心の分析は、確かに海外事例やデータを持ち出して関連付け（主に相関係数）を行った上で主張しているので、それなりに説得的。「最低賃金さえ上げれば全てがバラ色」という筆者の主張は誰でもわかる簡潔さで、これも魅力的。ただ、いろいろと抜け落ちた分析に感じるのも事実。..." もっと読む

"テレビにもよく出ているアトキンソン氏の著書。ファクトベースにロジックが組み立てられており、比較的納得感があり、学びになりました。" もっと読む

"...全ての意見が実際のデータに基づいて語られているので、とても説得力がある。日本人も経済が低迷しているという現状を変えたい気持ちはあるが、何が問題でどこから手をつければいいかわからない人は多いと思う。それに対しての答えが本書に書かれている。..." もっと読む

3人のお客様が「ロジカル」について述べています。3肯定的0否定的

お客様はこの書籍のロジカルな印象を高く評価しています。極めてファクトフルで、徹底したリアリズムがあり、グラフや数値が豊富で説得力があると感じています。

"グラフや数値が豊富で説得力あり..." もっと読む

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"徹底したリアリズム..." もっと読む

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わらさか

なるほど

2024年9月14日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

最低賃金のリサーチをしてるが、どう捉えて行けば良いのか、その指針を提供してくれた。

役に立った

いくら

視点と説得力がよかった。

2019年8月24日に日本でレビュー済み

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データに基づいた内容で分かりやすかった。

役に立った

Amazon カスタマー

非常に示唆に富んだ良著。具体例やデータも豊富。日本よ生産性を上げろ。

2021年11月24日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

非常に示唆に富んだ良著。読めば耳が痛くなってくるぐらいに深く理解できるものがある。客観的なデータによる裏付けや具体例にも事欠かない。

本著で指摘している日本改善計画に必要なことは人口増加と生産性向上の2つであるが、前者はもうできないとなかば諦めていて（実際難しいと小職も思う。政治家も無能だし）後者の方に議論の重点が置かれている。日本は生産性はアホみたいに低いのでまだ改善のチャンスはあると述べており、その切り札が最低賃金の上昇であると述べている。
しかし読めば読むほど「変わらない国、ニッポン」というのがひしひしと感じられてくる。この保守性の高さはもはや国民性を超えて、怠慢と思うくらいに最近は感じられる。変われない、変わることのできない無能な経営層や役職者は早く退場して、新進気鋭の若手に道を譲る事を最後の仕事と思って欲しいと本を読みながら感じてしまった。

5人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

vick

期待していたよりも・・・

2020年1月7日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

問題の深刻さについては示唆に富む内容で、主張も納得、同意できるものは多いが、そのソリューションにかんしては随所に自分の主張ありきで後から理屈を当てはめた感のある表現があったり、反対意見の検証については甘かったりする表現が見られるので、もうちょっと客観性のバランスを図ってほしいと感じた。正しいことを言っているならそんな印象操作しなくていいはず。日本のデフレ、人口減少は間違いなく国家の危機なのでその警鐘を鳴らす本としては大変有効な本だとは思う。

1人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

ほたてどん

なかなか読み進められませんでした。しかし、日本人なら今、読むべき。

2019年4月28日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

この本を買ってから2周間、2回ほど途中で挫折しました。序盤の厳しい日本の未来へ
の指摘に、心が折れて他の本に逃げてしまいました。しかし、序盤は辛かったですが、
解決策が示される中盤からは一気に読み終えました。”日本は実は凄い”などの本とは
一線を画し、甘い味の本ではありません。外国の論文研究を多数引用したデータ分析
から出る日本経済再生戦略は、精緻でとても科学的です。決して感情論で退けること
は出来ないと思いました。

私が理解出来たポイント
◯日本に大デフレ時代が迫っている：高齢化と人口の激減
　<-- 日本は少子高齢化と人口減少問題を同時に考えなくてはいけない唯一の先進国
　<--競争のため企業は人件費を削減する（労働分配率の低下もデフレ要因）
　<--最低賃金が国際的にみて低いこともデフレ圧力
　<--人口減少下では量的緩和は効かない
◯日本でGDPを減らすのは自殺行為 <--賃上げして生産性を高めることが不可欠
◯低所得資本主義と高所得資本主義の違いを知る <-今の日本は前者　
◯内需で余る分は可能な限り輸出に向ける
◯日本の小さな企業の多さが生産性の低さの最大の原因 <--企業規模拡大が必要
◯最低賃金を引き上げる <--イギリスの成功例、韓国の場合引き上げ幅が極端すぎた
◯最低賃金を社会政策ではなく経済政策と捉える <-現在は最低賃金は厚生省の管轄
◯日本の労働者は世界一搾取されている状況にある
◯安い外国人労働者を増やす政策は、賃金が低い労働者を増やし国が破綻する
◯日本は企業間競争の熾烈さは世界一。過当競争は生産性を向上させない。
◯技術革新は日本を救わない
◯解雇規制緩和は生産性を高めないは世界の常識
◯最低賃金を引き上げるならトレーニングは不可欠　<-日本は生涯教育が極めて貧弱

この本の中では同じ主張の繰り返しもかなり見られます。しかし、これだけ真剣に日本
という国のためにデータ分析してくれる人は大切な存在です。この本を通して日本に対
する熱い想いが伝わってきます。この本の中に解決策は示されています。著者も言うよ
うに、今ならまだ日本に勝算があるのです。

13人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

ecochiro

耳が痛いのに、行動にでれない日本人

2022年11月17日に日本でレビュー済み

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人口減少
高齢化
空き家
観光
賃金
女性活躍
生産性
人材育成
再教育

主婦のわたしも、
常々気になっているキーワード盛りだくさんの本でした。

日本人の勝算
というタイトルの割には
耳が痛いを通り越した辛辣な内容でしたが、何度でも、現実を突かれ、叱られないと、次の行動を起こせないのが今の日本だと思います。

事実をまず把握するために、読んでおいて良かったという感想です。

みな同じ方をみるように教育され、角度を変えて歩き出すことが苦手なこの民族に、ベビーステップでもいいから角度を変える行動につながるための具体的なアイデアも欲しかったです。
こんな甘いこと言ってるからダメなんでしょうけど。

8人のお客様がこれが役に立ったと考えています

役に立った

ルンバがペット

具体性と根拠があっておもしろい。生産性を上げる具体論に言及している書物は少ないから。

2019年10月20日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

わが国のこの20年以上の低迷の原因を、生産性の低迷という本や論者は、すごーく昔からたくさんいますが、生産性が低迷している原因、上げる方法について、具体的に言及しているので、高く評価できる。特に企業のサイズと全体の集計的な生産性との関係が、妥当性が高いと思う。実際には、学術の世界では、企業サイズと全体の生産性の関係を数学モデルとシミュレーションで分析する論文は1990年頃以降、たくさんある。Review of Economic Dynamicsとか、American Economic Review, Econometrica, Review of Economic Studies, Quarterly Journal of Economicsといういわゆる雑誌をみるといいと思う。David Atkinsonさんが、欧米では経済学は完全に自然科学だ、といっている意味がよーく分かる。多くの論文には、FortranやC、Matlabのコードが添付されている。

人口と生産性の関係について、一つだけ。1990年頃に書かれた論文で、人類の歴史を見ると、人口や経済のサイズが、イノベーションを起こす上でプラスに作用した、Michael Kremer教授によるQuarterly Journal of Economicsの論文があります。

Population Growth and Technological Change: One Million B.C. to 1990
Michael Kremer
The Quarterly Journal of Economics
Vol. 108, No. 3 (Aug., 1993), pp. 681-716

経済のサイズと生産性は、重要ということです。なお、市場規模が大きいほど、分業しやすくなるので、生産性があがるといったのは、アダム・スミスです。経済論壇における、何とか説とか、何とか学派とか、何とか主義とか、馬鹿な、荒唐無稽な宗教論争はもうやめて、まじめな分析、議論を、自然科学の道具を使って、わが国でもきちんと始めるべきです。

なお、Michael Kremerさんは、先週、ノーベル賞をもらいましたね。

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N

問題無しです

2022年11月9日に日本でレビュー済み

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問題無しです

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なるほど

視点と説得力がよかった。

非常に示唆に富んだ良著。具体例やデータも豊富。日本よ生産性を上げろ。

期待していたよりも・・・

なかなか読み進められませんでした。しかし、日本人なら今、読むべき。

耳が痛いのに、行動にでれない日本人

具体性と根拠があっておもしろい。生産性を上げる具体論に言及している書物は少ないから。

問題無しです

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