群衆に車突っ込み15人死亡 テロとして捜査 米ニューオーリンズ
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【1月2日 AFP】米ルイジアナ州ニューオーリンズで1日午前3時15分(日本時間同午後6時15分)ごろ、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の旗を所有している米国籍の男が新年を祝う群衆に車で突っ込み、少なくとも15人が死亡した。米連邦捜査局(FBI)が発表した。容疑者は警察との銃撃戦で死亡した。
FBIは、車で突っ込んだのはテキサス州出身のシャムスード・ディン・ジャバール容疑者(42)で、陸軍の退役軍人と特定。ITの専門家として従軍し、現在はヒューストンで不動産業者として働いていたとみられている。
ジャバール容疑者はピックアップトラックで群衆に突っ込んだ後、車から降り、警察と撃ち合いになり、死亡した。この際、警察官2人が負傷した。FBIによると、自家製の爆発物が2個見つかり、無力化された。
当局は共犯者を捜索中だが、詳細はほとんど明らかにしていない。米メディアは、襲撃前に男3人と女1人が爆発物を設置しているとみられる様子を捉えた映像を捜査当局は確認したとしている。
警察本部長はジャバール容疑者について「テロリスト」と表現した。
FBIは車内からイスラム国の旗が見つかったと発表。テロ組織への所属、または関係している可能性を特定するため捜査を進めているとし、単独犯ではないとの見方を示した。(c)AFP