バイデン米大統領、日鉄のUSスチール買収阻止の意向 ブルームバーグ報道
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【12月11日 AFP】米ブルームバーグ通信は10日、日本製鉄によるUSスチール買収計画について、ジョー・バイデン米大統領が阻止する意向だと報じた。これを受け日鉄は、政治が関わるのは「適切ではない」と批判した。
米政府の対米外国投資委員会(CFIUS)は現在、日鉄による約2兆円でのUSスチール買収計画について審査中。
ブルームバーグは情報筋の話として、今月後半に審査が完了した後、バイデン氏は国家安全保障上の理由から買収を阻止する意向だと伝えた。
これに対し日鉄は声明で、「政治が真の国家安全保障上の利益に勝る状態が続くことは、適切ではない」と反発。「米国の正義と公正さ、および法制度を信じており、公正な結論を得るためにUSスチールとも協働してあらゆる手段を検討し、講じていく」と表明した。(c)AFP