ハマス、国連機関を非難 イスラエルのガザ住民「強制移住」に加担
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【11月9日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)は8日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)がイスラエルに加担し、ガザ住民を「強制移住」させていると非難した。
ハマス広報部門のトップを務めるサラマ・マルフ(Salama Maruf)氏は、「UNRWAとその職員には、この人道的大惨事の責任がある」と述べ、特に避難勧告に従って移動したガザ市を含む北部の住民に対する責任は重いと批判した。
AFPはこのハマスの糾弾についてUNRWAの広報担当者にコメントを求めたが、回答は得られていない。
ガザ市に侵攻するイスラエル軍は、ガザ地区北部のパレスチナ人に対し、南部へ移動するよう指示している。
国連によると、10月7日の衝突開始以降、ガザ地区の住民240万人のうち150万人が家を追われた。
イスラエル当局によると、10月7日のハマスによる奇襲ではイスラエル側で民間人を中心に約1400人が死亡。ガザ保健当局によると、10月7日以降、ガザ側では同じく民間人を中心に1万500人以上が死亡している。(c)AFP