共催の英国勢とアイルランドも予選に出場へ 28年欧州選手権
このニュースをシェア
【10月11日 AFP】イングランドサッカー協会(FA)のマーク・ブリンガム(Mark Bullingham)最高経営責任者(CEO)は10日、イングランドやスコットランド、ウェールズ、北アイルランド、アイルランドの5か国は、2028年の欧州選手権(UEFA Euro 2028)共催国に指名されたものの、同大会の予選に出場することになるだろうと明かした。
欧州サッカー連盟(UEFA)はこの日、28年大会の開催権を英国とアイルランドに授与した。しかしながらブリンガム氏によると、全開催国が24か国で争われる本大会への出場権を保証されるわけではないという。
ブリンガム氏は英スカイ・スポーツに対し、「われわれが予選に参加することは他国やUEFAとの対話の中に常に含まれていた。欧州サッカーの新たなフォーマットにおいて、それが正しいと考えている」と述べた。
UEFAは、出場権を獲得できなかった上位二つの開催国用に出場枠を確保する計画だと報じられている。
イングランドがユーロ本大会出場を逃したのは、1988年大会以降では16チーム制だった2008年大会のみとなっているが、その他の4か国については主要国際大会出場は難しい課題になっている。
北アイルランドの出場はこれまでに1回のみで、ウェールズの2度の出場は本戦参加国が24か国に増えてからだけとなっている。スコットランドが出場した2020年大会は、チームにとっては1998年以来の主要国際大会で、アイルランドは国際サッカー連盟(FIFA)のランキングでは55位となっている。
イングランドではロンドンのウェンブリー・スタジアム(Wembley Stadium)とトッテナム・ホットスパー・スタジアム(Tottenham Hotspur Stadium)、マンチェスターのエティハド・スタジアム(Etihad Stadium)、ニューカッスル(Newcastle)のセント・ジェームズ・パーク(St James Park)、バーミンガム(Birmingham)のビラ・パーク(Villa Park)、そしてリバプールに新設されるエバートン・スタジアム(Everton Stadium)が会場となり、北アイルランドのベルファスト、アイルランドのダブリン、スコットランドのグラスゴー、ウェールズのカーディフでも試合が行われる。(c)AFP