【10月11日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は10日、ロシアのU-17代表チームの欧州選手権(UEFA European Under-17 Championship)復帰を認める方針を取りやめたことを発表した。

 UEFAは9月、大人の行動の代償を若者が支払わされるべきではないとして、ウクライナ侵攻を理由に科していたロシアの出場禁止処分をユース年代チームに限って解除した。

 しかしウクライナがこれに猛反発し、ロシアが出場するUEFA主催大会はすべてボイコットすると主張。これを受けてUEFAも、ロシアU-17代表の復帰は事業計画の面から困難であると方針を撤回し、理事会で取り上げる議題から外したと発表した。

 ウクライナサッカー連盟(UAF)はUEFAに謝意を述べ、ロシアを「引き続き孤立させるために闘う」ことを誓うとともに、「欧州のパートナーのウクライナ支援に感謝する」と述べた。

 国際サッカー連盟(FIFA)は前週、UEFAに続いてロシアU-17代表の復帰を認めている。UEFAは方針を断念したが、FIFAは現時点でコメントを発表していない。(c)AFP