勘違いで銃撃か、10歳少年が死亡 仏南部
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【8月23日 AFP】フランス南部ニーム(Nimes)で、10歳の少年が銃で撃たれ死亡した。麻薬絡みの銃撃事件に巻き込まれたとみられる。当局が22日、明らかにした。
少年は21日午後11時30分ごろ、おじの運転する車で市内の貧困地区ピスバン(Pissevin)を移動中だった。銃撃したとみられる4人は現在も逃走中。
地元の検事は会見で、少年の家族が犯罪行為に関与したことは一切ないと指摘した。
少年の乗っていたルノー(Renault)の「クリオ(Clio)」が、週末に起きた発砲事件で使用された車に似ていることから、人違いで襲撃されたとみて、警察は捜査を続けている。
ジェラルド・ダルマナン(Gerald Darmanin)内相はX(旧ツイッター〈Twitter〉)で、少年は「麻薬密売人による報復」とみられる襲撃で殺害されたとの見方を示し、「決して許されない悲劇だ」と述べた。
仏南部で発生した暴力事件の大半は、麻薬取引に関係している。(c)AFP