ピュリツァー賞、AP通信がウクライナ報道で主要2部門
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【5月9日 AFP】米報道界で優れた業績に対して贈られるピュリツァー賞(Pulitzer Prize)の受賞者が9日、ニューヨークで発表され、ロシアによるウクライナ侵攻についての報道が相次ぎ受賞した。
AP通信(Associated Press)は、最も権威ある公益部門で受賞。約1年前にロシア軍が占領したウクライナ南東部の港湾都市マリウポリ(Mariupol)の状況に関する「果敢な」報道が評価された。
同社による侵攻開始直後の映像配信に対しても、速報写真部門の賞が贈られた。
またニューヨーク・タイムズ(New York Times)は、首都近郊ブチャ(Bucha)での虐殺を取り上げた8か月に及ぶ調査報道が評価され、国際報道部門での受賞となった。
この他、地元議員の人種差別発言をすっぱ抜いたロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)と、連邦政府機関職員の利益相反疑惑を報じたウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が速報部門、調査報道部門でそれぞれ受賞した。(c)AFP