マリウポリで民間人5000人死亡 親ロ派任命の「新市長」
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【4月8日 AFP】親ロシア派武装勢力に任命されたウクライナ南東部マリウポリ(Mariupol)の「新市長」は7日、同市の民間人約5000人が死亡したと明らかにした。ロシア国営のタス通信(TASS)が伝えた。
東部ドネツク(Donetsk)州の一部を実効支配する親ロシア派武装勢力「ドネツク人民共和国」の指導者、デニス・プシーリン(Denis Pushilin)氏は6日、マリウポリの「新市長」にコンスタンチン・イワシュシェンコ(Konstantin Ivashchenko)氏を任命した。
イワシュシェンコ氏は「住宅の60~70%が全壊または一部損壊した」と説明した。また、25万人が市外に避難したという。
これらの発言はタス通信によるインタビューの抜粋で、全文は8日に公開予定だとしている。
ウクライナ当局はマリウポリの民間人死者数について、控えめに見積もっても5000人、数万人に上る恐れもあるとしている。(c)AFP