EU加盟手続き、「ウクライナと同様の扱いを」 トルコ大統領
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【3月2日 AFP】トルコのレジェプ・タイップ・エルドアン(Recep Tayyip Erdogan)大統領は1日、同国の欧州連合(EU)加盟手続きについて、ウクライナと同様に扱うよう求めた。
エルドアン氏は首都アンカラで会見し、「ウクライナに示している思いやりをトルコにも見せてほしい」と訴えた。
トルコは1987年に加盟申請を行った。しかしEUは近年、エルドアン氏の権威主義体制への非難を強め、交渉は行き詰まっている。
エルドアン氏は「欧州議会(European Parliament)で(ウクライナのウォロディミル・)ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領を称賛するのはとても良いことだ」「(だが)そうなるには大惨事を必要とした。トルコは大惨事を待っているわけにはいかない」と述べた。
また、トルコが北大西洋条約機構(NATO)加盟国であることに言及し、「トルコが必要とする軍装備品を提供してはどうか」と呼び掛けた。
トルコは近年、NATO諸国の反対にもかかわらずロシアから軍装備品を購入してきた。しかし、ロシアのウクライナ侵攻をめぐっては、停戦を呼び掛けたり、地中海と黒海(Black Sea)を結ぶダーダネルス(Dardanelles)、ボスポラス(Bosphorus)両海峡の軍艦の通過を制限してロシアをけん制したりしている。(c)AFP