「赤ちゃん工場」から乳児24人、10代妊婦4人救出 ナイジェリア
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【2月29日 AFP】ナイジェリア南部で、違法な助産施設から乳児24人と10代の妊婦4人が救出された。警察が27日、発表した。
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この発表によると、警察は25日に行った捜索で「ポートハーコート(Port Harcourt)のウォジ(Woji)を拠点とする子どもの人身売買組織を摘発し、1~2歳の乳児24人と、妊娠中の10代の少女4人を救出した」という。
被害者らは「衰弱し、栄養不良」である様子がうかがえ、現在は入院している。警察は同施設の責任者らを特定するため、捜査を続けているという。
ナイジェリアでは、「赤ちゃん工場」と呼ばれる違法な助産施設に対する警察の捜索が行われ、特に南部で目立つ。
「赤ちゃん工場」は大抵小規模で、妊娠中の女性向けの民間医療施設を装い、新生児や乳児を売買の対象としている。中には若い女性らを意思に反して監禁した上レイプし、生まれた子を闇市場で売るケースまであるという。
ただ当局の話では、予想外の妊娠をした未婚女性が自ら判断し、または周囲の説得を受けて訪れることが多いとされる。
過去に警察が話したところによると、男児は50万ナイラ(約15万円)、女児は30万ナイラ(約9万円)前後で売られるという。(c)AFP