27歳のインド人女性獣医師、集団レイプの後殺害される 遺体は灰に
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【12月1日 AFP】インド南部ハイデラバード(Hyderabad)で、拉致された27歳の女性獣医師が集団レイプされた後に殺害され、遺体に火を付けられるという残忍な事件が発生した。事件を受けて数百人の市民らは11月30日、容疑者4人を勾留している警察署を取り囲んだ一方、警察は警棒を振りかざし、群衆を建物から押しのけた。
容疑者らはすぐに身柄を拘束されたものの、事件は全国にショックを与え、レイプ事件に対する強い怒りの声が改めて上がった。
警察によると、獣医師の女性は27日夜、スクーターを高速道路の料金所付近に止め、その場を離れた。容疑者4人はその間にタイヤをパンクさせ、女性が戻ってくると、手伝いを申し出た。
女性は妹への携帯電話で、立ち往生していて男たちがスクーターの修理を申し出てくれたと話していたものの、妹が警察に語ったところによると「怖がっていた」という。その後妹は折り返し電話したものの、携帯電話の電源は切られていた。
灰となった獣医師の遺体は28日午前に発見され、毛布で包まれ、灯油をかけられていたという。女性の身元は明らかにされていない。
同国政府の統計によると、2017年にはレイプ事件が3万2000件報告されているが、専門家らは通報されないケースが圧倒的に多いと指摘している。
同国では30日も、近所に住む犯人からレイプされた後に体に火を付けられた16歳の少女が10日後、入院先のニューデリー市内の病院で死亡した事件などが報じられている。(c)AFP