【11月30日 AFP】(更新、写真追加)オランダ・ハーグ(Hague)にある主要ショッピング街の一つで29日夜、刺傷事件があり、3人が負傷した。警察が発表した。

 事件は同市中心部のショッピング街フロートマルクトストラート(Grote Marktstraat)のデパートで発生。容疑者の男は現在も逃走中で、警察が行方を追っている。

 AFP特派員によると、現場では警察が張った非常線の後方に人だかりができた。同日は各店舗で一斉にセールが行われる「ブラックフライデー(Black Friday)」で、現場では人々が買い物に興じていた。

 同日には英ロンドンでもテロとみられる刺傷事件で2人が死亡したことから、欧州の各都市が警戒を強めていた。オランダメディアは、動機がテロ関連だった可能性は低いとしながらも、警察はさまざまな可能性も視野に入れて捜査していると伝えている。

 警察によると、逃走中の容疑者は40~50歳の「浅黒い肌の男」で、服装は上が黒、下は灰色のジョギングパンツで、マフラーを着用していた。

 ハーグはオランダの政府所在地で、国際機関も多く集まっている。事件現場の近くには議会もある。(c)AFP