【8月26日 Xinhua News】中国の周恩来(Zhou Enlai)元総理と日本の公明党創立者で創価学会名誉会長の池田大作(Daisaku Ikeda)氏の会見45周年を記念して、当時の会見の様子を描いた絵画の寄贈式典が21日、天津市(Tianjin)の「周恩来鄧穎超紀念館」で行われた。公明党の山口那津男(Natsuo Yamaguchi)代表が党を代表して紀念館に絵画を寄贈し、同館の王起宝(Wang Qibao)館長が受領した。

 1974年12月5日、重病を患っていた周恩来総理は、北京の305病院の病室で池田氏と歴史的な会見を行った。両氏は中日の平和友好事業に共に力を注ぐ中で深い友情を築いた。

 天津市は今年3月、中日平和友好条約締結41周年と周恩来日本留学修了・帰国100周年を記念して、留学中の周恩来と良師、松本亀次郎(Kamejiro Matsumoto)との深い友情を表したろう人形「青年周恩来と良師松本亀次郎」を周恩来鄧穎超紀念館と天津泥人張彩塑工作室に依頼して作成。松本氏の故郷の静岡県掛川市に寄贈した。

 王館長は、今回日本側から寄贈された油絵は3月の中国側の寄贈に対する返礼だと説明。同館の所蔵資料を充実させただけでなく、両国の友好文化交流を効果的に促進したと語った。(c)Xinhua News/AFPBB News