仏パリ郊外で火災、1人死亡 隣接する有名病院には被害なし
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【8月23日 AFP】フランスの首都パリ郊外にある有名病院付近の建物で21日、大規模な火災が発生し、女性1人が死亡、数人が負傷した。当局が翌22日、明らかにした。
パリ消防当局によると、火災は21日夜、パリの南東に位置するクレテイユ(Creteil)にあるアンリ・モンドール病院(Henri Mondor Hospital)に隣接する住宅街のアパート内で発生。
火は急速に広がり、建物正面と階段が炎に包まれた。建物には同病院の職員らも住んでいるという。
アンリ・モンドール病院は2010年、世界初の全顔面移植に成功したとして世界的に有名。ただ同病院には被害は及ばなかった。
この火災で女性1人が死亡、数人が負傷した。当局によると、負傷者のうち2人は消防隊員で、「複雑な(消火)活動」の間に重傷を負ったとしている。
消防隊員約100人が出動し、2時間以上消火に当たり、建物内部に取り残されていた10人を救出した。火は22日午前1時半(日本時間同8時半)には消し止められた。(c)AFP