トランプ大統領、来日早々 貿易に厳しい姿勢 「もう少し公平に」
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【5月25日 AFP】(更新、写真追加)国賓として日本を訪問中のドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領は26日、東京都内の米大使公邸で開かれた会合に出席し、米国と日本の貿易を「もう少し公平」にしたいと述べた。
25日から4日間の日程で同盟国日本との友好関係を固めるため来日したトランプ大統領は「友人」の安倍晋三(Shinzo Abe)首相とゴルフや大相撲観戦を楽しむ予定。滞在中は友好的な言葉や映像が多く取り上げられるとみられるが、日米が貿易交渉を進めている中、トランプ氏は日本到着早々、日本を代表する企業のトップらを前に、貿易不均衡に厳しい姿勢を示した。
トランプ大統領は「日本は長年有利な立場に立ってきたが、それはOKだ。だからこそあなたたちは私たちのことがすごく好きだったのだろう」とした上で、日米が貿易協定を結べば状況は「もう少し公平」になるだろうと語った。
さらにトランプ大統領は、「この協定で貿易不均衡を是正し、米国からの輸出の障害を取り除き、公平性と互恵性を確保したい。われわれはこれに近づいている」と述べ、「近いうちに幾つかの発表をし、今後数か月に非常に大きな発表をすることを希望している」と述べた。(c)AFP