【12月5日 Xinhua News】中国工業・情報化部(工信部)の情報によると、中国の金生産量は今年1~9月、前年同期比0.6%減の372.8トンだった。うち、国内原材料を利用した金生産量は7.5%減の289.7トンで、国内金鉱山の生産量246.8トンと国内の非鉄金属原材料による金生産量42.9トンを含む。輸入原材料による金生産量は同34.2%増の83.1トンだった。中国黄金、山東黄金、紫金砿業など、中国産金大手12社の金生産量は199.2トンとなり、全体の53.4%を占めた。中国証券網が伝えた。

 今年1~9月、中国では金の実質消費量は前年同期比5.1%増の849.7トン。うち、金の装飾品の消費量は6.9%増の538.9トン、ゴールドバーの消費量は5.1%減の210.9トン、金貨の消費量は6.5%増の18.1トン、工業および他の分野での消費量は24.7%増の81.9トンだった。

 中国国内では金価格が小幅に下落し、国際市場では小幅に上昇。今年1~9月、中国国内では金の現物価格は平均1グラムあたり2.2%下降して270.1元(1元=約16円)、国際市場では1オンスあたり2.5%上昇して1283.8ドル(1ドル=約113円)となった。上海金取引所では金の取引高は全品目で34.7%増の4万9千トン、出来高は31.3%増の13兆2千億元。上海先物取引所では金先物の取引高は29.3%減の2万3千トン、出来高は30.8%減の6兆2千億元だった。(c)Xinhua News/AFPBB News