カタルーニャで独立反対派が大規模デモ 「狂気の沙汰」批判
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【10月30日 AFP】スペイン北東部カタルーニャ(Catalonia)自治州の州都バルセロナで29日、州議会がスペインからの独立宣言をしたことに反対する大規模なデモが行われた。参加者の数について地元警察は約30万人と発表したが、主催者は130万人、中央政府は100万人としている。
デモにはさまざまな年代の人々が参加し、スペイン国旗や欧州連合(EU)の旗を振りながら「スペイン万歳!」「(州首相のカルレス・)プチデモン(Carles Puigdemont)を刑務所に入れろ」などと叫んだ。また「私たちはみなカタルーニャ人だ」と書かれた大きな横断幕も掲げられた。
デモを主催した独立反対派の団体の幹部アレックス・ラモス(Alex Ramos)氏は、「狂気の沙汰が私たちを危機的状況に追い込んだ」と語った。
カタルーニャ自治州議会は27日、同州は「独立した共和国」だとする宣言を可決。これに対し中央政府のマリアノ・ラホイ(Mariano Rajoy)首相は同州の自治権を一時的に停止し、プチデモン氏や州政府幹部を更迭したと発表した。(c)AFP/Marie Giffard with Mariette Le Roux in Madrid