【10月29日 AFP】ソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)で28日、連続自動車爆弾攻撃に続いてホテルが襲撃され、少なくとも14人が死亡した。国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系のイスラム過激派組織アルシャバーブ(Al Shabaab)が犯行声明を出した。

 ある警察官は自動車爆弾がホテルの入り口で爆発し、続いて「爆発物を積んだミニバス」が近くの交差点で爆発したと語った。目撃者によると複数の爆発音に続きナサ・ハブロド・ホテル2(Nasa Hablod Hotel 2)で銃声が聞こえたという。

 治安当局者によると、ホテルの中に少なくとも2人の銃を持ったアルシャバーブの戦闘員がいるとみられ、散発的に銃声が上がっている。死者は主に市民だが、警察幹部1人と元議員1人も含まれていた。

 アルシャバーブはラジオ局「アンダルス(Andalus)」を通じて犯行声明を出し、同組織の戦闘員がホテル内に侵入したと述べた。

 モガディシオでは今月14日にもトラック爆弾によって建物約20棟が破壊され、少なくとも358人が死亡する同国史上最悪の攻撃が起きたばかり。(c)AFP