【3月28日 AFP】ベルギーの連邦検察は28日、先週末に行われた捜索で逮捕された容疑者3人を、テロリストグループの活動に関与した罪で起訴した。一方で同国の危機管理当局は同日、連続テロによる死者数が35人に増えたと発表した。

 連邦検察が出した声明によると、「容疑者3人はテロリストグループの活動に関与した罪で起訴された」としている。同時に、27日に身柄を拘束した4人目の人物については釈放したことも明らかにした。

 3人の身元はそれぞれヤシン・A(Yassine A)被告、モハメド・B(Mohamed B)被告、アブバカル・O(Aboubaker O)被告とのみ発表されており、「捜査の関係で」これ以上の詳細については公表を差し控えるとしている。

 ベルギー警察は27日、首都ブリュッセル(Brussels)、同市の北方約30キロに位置するメッヘレン(Mechelen)、同じく40キロ北方のデュフェル(Duffel)で一連の捜索を展開し、4人を拘束していた。

 その一方で当局は28日、ブリュッセルで22日に発生した連続テロについて、死者数が35人に増えたことを明らかにした。同国の危機管理センターの話では、攻撃の標的になった空港と地下鉄で31人が死亡、4人が搬送先の病院で死亡したという。これに加え、自爆犯3人の死亡も確認されている。(c)AFP