サイクロン上陸のフィジー、死者5人の情報も 被害の全容は不明
このニュースをシェア
【2月21日 AFP】太平洋の島国フィジーで21日、同国史上最も勢力が強いサイクロン「ウィンストン(Winston)」によって少なくとも1人が死亡したことが確認された。
国連人道問題調整事務所(OCHA)は、フィジーで初となるカテゴリー5のサイクロンの上陸で、コロ島(Koro Island)で飛んできた何かの破片に当たったとされる男性1人が死亡したことを確認した。
赤十字(Red Cross)はさらに3人が死亡したという未確認情報があるとしている。フィジー放送協会(Fiji Broadcasting Corporation)は、死者は5人と伝えている。
住民たちは、屋根が無くなった住宅や冠水した道路、猛烈な風で曲がった金属製の標識などの画像をソーシャルメディに投稿しているが、被害の全容はまだ明らかになっていない。未確認ながら数千件の住宅が損壊したという情報もある。
ニュージーランドは21日、被害状況の把握に協力するためP3オライオン(Orion)哨戒機を派遣した。(c)AFP/Joshua Kuku