米同時多発テロから14年、ホワイトハウスでも追悼式典開催
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【9月12日 AFP】米ホワイトハウス(White House)で11日、2001年9月11日に発生した同時多発テロから14年の追悼記念式典が行われ、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領夫妻らが出席した。
ホワイトハウス南庭では、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)がニューヨーク(New York)の世界貿易センター(World Trade Center)ビルの北棟(North Tower)に旅客機を激突させた瞬間の、現地時間午前8時46分(日本時間同日午後9時46分)に鐘が3度鳴らされた。オバマ大統領夫妻は、半旗に掲げられた米国旗の下で、厳粛な面持ちで頭を垂れ、黙とうをささげた。
米同時多発テロでは世界貿易センターや米国防総省、ハイジャックされペンシルベニア(Pennsylvania)州に墜落した旅客機などで、合わせて3000人近くが死亡した。オバマ大統領は後にソーシャルメディアに、「犠牲者を追悼し、私たちの安全を守ってくれる全ての人々に敬意を表して、私たちは今まで以上に断固とした態度を取る」と投稿した。
またニューヨークでは、警察と遺族らが世界貿易センターで死亡した犠牲者の名前を読み上げた。同センター跡地には現在、国立9・11記念碑と博物館がある。
国防総省では、アシュトン・カーター(Ashton Carter)国防長官が白い花輪をささげて、「(テロリストは)米国を象徴するものを、私たちから奪うことはできなかったし、これからも奪うことはできない」と述べた。(c)AFP/Andrew Beatty, with Mariano Andrade in New York