米黒人教会乱射、州上院議員や牧師らが犠牲に
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【6月19日 AFP】米南東部サウスカロライナ(South Carolina)州チャールストン(Charleston)にある黒人教会で17日に起きた、聖書の勉強会中に白人の男が銃を乱射した事件では牧師や司書、87歳女性ら9人が死亡した。
警察は18日、隣接するノースカロライナ(North Carolina)州で白人のディラン・ルーフ(Dylann Roof)容疑者(21)を逮捕した。動機は人種差別に基づくヘイトクライム(憎悪犯罪)とみられる。被害者など事件の詳細が明らかになるにつれ、地元のみならず全米に衝撃が走っている。
検視局の発表から、犠牲者のなかに牧師で州上院議員のクレメンタ・ピンクニー(Clementa Pinckney)氏(41)が含まれていたことがわかった。ピンクニー氏は13歳で牧師となることを決意。18歳で初めて牧師となり、事件があったエマニュエル・アフリカン・メソジスト・エピスコパル教会(Emanuel African Methodist Episcopal Church)の主任牧師を務めていた。
バラク・オバマ(Barack Obama)大統領も事件への言及のなかでピンクニー氏を知っていると述べた。(c)AFP