【6月19日 AFP】コロンビア当局は18日、コパ・アメリカ(2015 Copa America)の試合で同国代表が優勝候補のブラジル代表に勝利したあと、チームの勝利に湧く市街で2人が流れ弾に当たる被害に遭ったと発表した。

 報道によると、被害者は9歳と15歳の少女で、首都ボゴタ(Bogota)にある自宅のバルコニーからサッカーファンが歓喜する様子を見守っていたところ、何者かが発砲した弾に当たり、1人は背中、もう1人は腹部を負傷したという。

 ボゴタ警察は地元のラジオ局に対し、「幸い、被害者は生命の危機を脱しました」と語った一方で、試合当日の夜には900件に上る乱闘事件が起きたと明かした。

 当局はまた、試合中に第2の都市メデジン(Medellin)で12歳の少年が銃殺された事件についても捜査している。

 コロンビアが1-0でブラジルを撃破した試合では、ブラジルのネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が、コロンビアのジェイソン・ムリージョ(Jeison Murillo)に頭突きを見舞おうとしてレッドカードを提示されるなど、大騒ぎに発展した。

 一連の騒動では、ネイマールを突き飛ばしたコロンビアのカルロス・バッカ(Carlos Bacca)にもレッドカードが提示されている。(c)AFP