モルシ前大統領初公判、進行拒絶で閉廷 エジプト
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【11月4日 AFP】エジプトで4日、デモ参加者の殺害を扇動した罪に問われているムハンマド・モルシ(Mohamed Morsi)前大統領の初公判が開かれた。
怒りをあらわに法廷に姿を現したモルシ前大統領は「私はムハンバド・モルシ、共和国大統領だ。この法廷は違法だ」と述べ、審理の進行を拒絶した。また、7月に軍が同前大統領を解任して実権を握ったことについて「これは軍事クーデターだ。クーデターの指導者こそ裁判にかけるべきだ。クーデターは反逆であり犯罪だ」と主張するなど、法廷は混乱した。裁判所は来年1月8日に改めて公判を行うことを決定し、閉廷した。
モルシ前大統領ら15被告は、昨年12月にデモ参加者の殺害を扇動した罪に問われており、有罪となれば最高で死刑または終身刑が言い渡される可能性がある。(c)AFP