インド、ワクチン接種で子ども57人搬送 薬の取り違えで
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【9月17日 AFP】インド・西ベンガル(West Bengal)州の複数の診療所で15日、通常、注射で投与されるB型肝炎ワクチンを医療スタッフが生ポリオワクチンと勘違いし、経口投与された子ども57人が病院へ搬送される事故があった。当局者が16日明らかにした。
当局者によれば、B型肝炎ワクチンを経口投与された子どもたちは嘔吐(おうと)や発汗の症状が出たという。西ベンガル保健局の責任者によると、事故があったのはポリオ撲滅運動の一環でワクチン接種のため設置された診療所。医療スタッフが誤りに気付くまでの間、合計約120人の子どもがワクチンを飲まされたという。同責任者はAFPに「子ども57人がワクチンを飲んだ直後に吐き始めた」と述べ、子どもたちは地元の病院に運ばれ、今はもう退院したと話した。
地元メディアの報道によると、医者や医療関係者は、飲み込んだワクチンによる長期の悪影響はないとしているが、今回の事故で、親たちが今後、子どものワクチン接種を思いとどまる可能性がある。
西ベンガル保健局の同責任者は「医療関係者4人が停職処分となった。ワクチンの混同がなぜ起こったのか調査が行われている」と説明。「ポリオワクチンと記された容器にB型肝炎ワクチンの一部が混入してしまった」と述べた。さらに「ある看護師が地方自治体にワクチンを受け取りに行くことになっているのだが、彼女が代理で夫に受け取りに行かせた」と話した。(c)AFP
当局者によれば、B型肝炎ワクチンを経口投与された子どもたちは嘔吐(おうと)や発汗の症状が出たという。西ベンガル保健局の責任者によると、事故があったのはポリオ撲滅運動の一環でワクチン接種のため設置された診療所。医療スタッフが誤りに気付くまでの間、合計約120人の子どもがワクチンを飲まされたという。同責任者はAFPに「子ども57人がワクチンを飲んだ直後に吐き始めた」と述べ、子どもたちは地元の病院に運ばれ、今はもう退院したと話した。
地元メディアの報道によると、医者や医療関係者は、飲み込んだワクチンによる長期の悪影響はないとしているが、今回の事故で、親たちが今後、子どものワクチン接種を思いとどまる可能性がある。
西ベンガル保健局の同責任者は「医療関係者4人が停職処分となった。ワクチンの混同がなぜ起こったのか調査が行われている」と説明。「ポリオワクチンと記された容器にB型肝炎ワクチンの一部が混入してしまった」と述べた。さらに「ある看護師が地方自治体にワクチンを受け取りに行くことになっているのだが、彼女が代理で夫に受け取りに行かせた」と話した。(c)AFP