全仏決勝で9年ぶりのセレーナ撃破に挑むシャラポワ
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【6月8日 AFP】8日に行われる全仏オープン(French Open)女子シングルス決勝で、2連覇を目指す大会第2シードのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)は、第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)が対戦する。
18年ぶりに上位2シードの対決となるこの決勝で、シャラポワは2004年以来初めてセレーナに勝利することを目論んでいる。
シャラポワは、自身が飛躍を見せた9年前のウィンブルドン(The Championships Wimbledon)とWTAツアー選手権(WTA Tour Championships)でセレーナを下して以降、一度もセレーナに勝利していない。
その一方で、セレーナは通算16度目の四大大会(グランドスラム)制覇を目指すとともに、2002年大会の初優勝以来、一度も手にしていない全仏オープンのトロフィーを獲得しようとしている。
シャラポワは今大会で決勝まで勝ち進み、全仏オープンでの連勝記録を12試合に伸ばしたが、対する世界ランク1位のセレーナは、準決勝での白星で自己最多の連勝記録を30に更新している。
■セレーナに2度しか勝利していないシャラポワ
2004年の白星以降、シャラポワはわずか3セットしかセレーナから奪っていない。
3月に両選手が対戦したソニー・エリクソン・オープン2013(Sony Ericsson Open 2013)決勝でシャラポワは6-4、3-6、0-6で敗れている。
また、最後に2人が顔を合わせた先月のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2013)決勝でも6-1、6-4でセレーナの方に軍配が上がっている。
「対戦成績では私の方が劣っているけど、セレーナと戦うチャンスをまた作ることができてとても嬉しい。セレーナはここ1年くらいテニス界を支配している。彼女の近年の成功は本当に素晴らしいわ」とシャラポワは語る。
「でも全仏オープンの決勝で対決するにあたっては、そんなことはどうでもいいこと。試合はゼロから始まるわ。自分を信じて、最後のポイントまでプレーしきらなければいけない」
■全仏オープンと相性が悪いセレーナ
一方、サラ・エラーニ(Sara Errani、イタリア)との準決勝で驚異的なプレーを見せ、6-0、6-1でのストレート勝利を46分で収めたセレーナは、全仏における不毛の11年間に終止符を打つため決勝に臨む。
セレーナは2002年大会の決勝で姉のヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams)を下して初優勝を飾ったが、この時のことは記憶に残っていないと言う。
これまでテニス史に残る活躍を見せてきたセレーナは、クリス・エバート(Chris Evert)氏とマルチナ・ナブラチロワ(Martina Navratilova)氏の記録にあと3勝と迫る、通算15のグランドスラムタイトルを獲得してきた。
全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament )で5度、ウィンブルドンでも5度、全米オープン(The US Open Tennis Championships)では4度優勝しているにもかかわらず、全仏はまだ1度しか制覇していない。
また、セレーナはローラン・ギャロス(Stade Roland Garros)のクレーコートや、地元サポーターとの相性が悪い。華麗なシャラポワや、チャーミングな魅力を持つキム・クライシュテルス(Kim Clijsters、ベルギー)らを好むフランス人に、セレーナの一見強気とも取れるキャラクターや、プレースタイルは受け入れられなかった。
しかし今大会ではそれも変わりつつある。セレーナは試合後のインタビューにフランス語で応えたり、欧州の中でも特にフランスが好きだと強調したりしており、フランス人からも温かい拍手を送られるようになってきた。
(c)AFP
18年ぶりに上位2シードの対決となるこの決勝で、シャラポワは2004年以来初めてセレーナに勝利することを目論んでいる。
シャラポワは、自身が飛躍を見せた9年前のウィンブルドン(The Championships Wimbledon)とWTAツアー選手権(WTA Tour Championships)でセレーナを下して以降、一度もセレーナに勝利していない。
その一方で、セレーナは通算16度目の四大大会(グランドスラム)制覇を目指すとともに、2002年大会の初優勝以来、一度も手にしていない全仏オープンのトロフィーを獲得しようとしている。
シャラポワは今大会で決勝まで勝ち進み、全仏オープンでの連勝記録を12試合に伸ばしたが、対する世界ランク1位のセレーナは、準決勝での白星で自己最多の連勝記録を30に更新している。
■セレーナに2度しか勝利していないシャラポワ
2004年の白星以降、シャラポワはわずか3セットしかセレーナから奪っていない。
3月に両選手が対戦したソニー・エリクソン・オープン2013(Sony Ericsson Open 2013)決勝でシャラポワは6-4、3-6、0-6で敗れている。
また、最後に2人が顔を合わせた先月のマドリード・オープン(Mutua Madrid Open 2013)決勝でも6-1、6-4でセレーナの方に軍配が上がっている。
「対戦成績では私の方が劣っているけど、セレーナと戦うチャンスをまた作ることができてとても嬉しい。セレーナはここ1年くらいテニス界を支配している。彼女の近年の成功は本当に素晴らしいわ」とシャラポワは語る。
「でも全仏オープンの決勝で対決するにあたっては、そんなことはどうでもいいこと。試合はゼロから始まるわ。自分を信じて、最後のポイントまでプレーしきらなければいけない」
■全仏オープンと相性が悪いセレーナ
一方、サラ・エラーニ(Sara Errani、イタリア)との準決勝で驚異的なプレーを見せ、6-0、6-1でのストレート勝利を46分で収めたセレーナは、全仏における不毛の11年間に終止符を打つため決勝に臨む。
セレーナは2002年大会の決勝で姉のヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams)を下して初優勝を飾ったが、この時のことは記憶に残っていないと言う。
これまでテニス史に残る活躍を見せてきたセレーナは、クリス・エバート(Chris Evert)氏とマルチナ・ナブラチロワ(Martina Navratilova)氏の記録にあと3勝と迫る、通算15のグランドスラムタイトルを獲得してきた。
全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament )で5度、ウィンブルドンでも5度、全米オープン(The US Open Tennis Championships)では4度優勝しているにもかかわらず、全仏はまだ1度しか制覇していない。
また、セレーナはローラン・ギャロス(Stade Roland Garros)のクレーコートや、地元サポーターとの相性が悪い。華麗なシャラポワや、チャーミングな魅力を持つキム・クライシュテルス(Kim Clijsters、ベルギー)らを好むフランス人に、セレーナの一見強気とも取れるキャラクターや、プレースタイルは受け入れられなかった。
しかし今大会ではそれも変わりつつある。セレーナは試合後のインタビューにフランス語で応えたり、欧州の中でも特にフランスが好きだと強調したりしており、フランス人からも温かい拍手を送られるようになってきた。
(c)AFP