【6月6日 AFP】米芸能情報サイト「TMZ」によると、故マイケル・ジャクソン(Michael Jackson)さんの長女パリス(Paris Jackson)さん(15)が5日早朝、米カリフォルニア(California)州の病院に搬送された。自殺を図った可能性があるという。

 保安官事務所報道官はAFPの取材に対し、ジャクソンさん一家が住む米ロサンゼルス近郊カラバサス(Calabasas)の自宅で起きた「医療関係の事態」をめぐり、現場に当局者が急行したと語ったが、病院に搬送された人物の身元を明かすことは拒否した。

 3人きょうだいの真ん中に当たるパリスさんは4日夜、マイクロブログのツイッター(Twitter)に数回にわたり投稿していた。中には「昨日は、悩み事が全部遠くにいってしまったように思えたけど、今は、ずっとここに居座っているみたい」や「なんで涙はしょっぱいのかしら」といった内容の投稿もあった。

 TMZはある情報筋の話として、これが自殺未遂事件だったと伝えている。パリスさんの自宅から薬物の過剰摂取とみられる事件の通報があった後、パリスさんが担架に乗せられて運び出されたという。

 緊急対応当局とつながりのある情報筋はTMZに対し、パリスさんの手首には複数の切り傷があったと語った。TMZによると、パリスさんは5日現在、搬送先の病院で大きな問題もなく過ごしているという。(c)AFP