スポーツイベントで起こった主な襲撃事件
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【4月17日 AFP】米マサチューセッツ(Massachusetts)州ボストン(Boston)で15日、ボストン・マラソン(Boston Marathon)の開催中にゴール付近で2度の爆発があり、少なくとも3人が死亡、100人以上が負傷する事件が起こった。スポーツイベントが標的となったのはこれが初めてではない。
■1972年、ミュンヘン五輪事件
9月5日未明、パレスチナの過激派組織「黒い九月(Black September)」の構成員からなる犯人グループが、ミュンヘン五輪のイスラエル選手団を人質に取り、収監されている230人以上のパレスチナ人受刑者の解放を要求した。
事件では、選手ら2人が犯人グループの侵入直後に殺害された。ドイツ警察による救出作戦が実行されたものの失敗に終わり、作戦中に残る人質9人全員が殺害され、さらに犯行グループ8人のうち5人と警察官1人が死亡した。
■1996年、アトランタ五輪公園爆破
7月27日夜半、音楽コンサートが行われていたアトランタの100周年オリンピック公園(Centennial Olympic Park)で、爆弾が爆発する事件が起きた。
事件では44歳のアリス・ホーソン(Alice Hawthorne)さんが、爆弾から飛び散ったくぎを頭に受けて死亡したほか、トルコ人のカメラマン1人が現場へと駆けつける最中に心臓発作を起こして死亡している。
事件を起こしたエリック・ロバート・ルドルフ(Eric Robert Rudolph)受刑者は、さらに爆発物を3度爆破させた後に拘束された。犯行の動機については中絶に抗議するためとしている。
■2006年、イラク人選手誘拐殺人
サダム・フセイン(Saddam Hussein)政権崩壊後のイラクはスポーツ選手にとって危険な場所となっており、多くの誘拐事件、さらには殺害事件が起きた。
2006年5月には、テコンドーのイラク代表選手団15人が誘拐され、全員が殺害される事件が起きた。
同月にはテニスのコーチと指導選手2人が射殺される事件も起こり、3年後には空手の代表コーチを務めるイザット・アブドラ(Izzat Abdullah)さんが同国北部の都市モスル(Mosul)で射殺された。
■2008年、スリランカマラソンでの自爆攻撃
4月9日、スリランカ・コロンボ(Colombo)で開催されたマラソン大会のスタート地点で、反政府勢力「タミル・イーラム解放のトラ(Tamil Tiger、LTTE)」の構成員によるものとみられる自爆攻撃が起こった。
スタート直前に発生したこの爆発で、スタートの合図を送ろうとしていたジェヤラージ・フェルナンドプレ(Jeyaraj Fernandopulle)高速道路・道路開発相の他、13人が命を落とし、100人以上が負傷した。
■2010年、サッカートーゴ代表襲撃
2010アフリカネイションズカップ(2010 The Africa Cup of Nations)出場のためアンゴラへ入ったトーゴ代表のバスが襲撃され、代表団の2人とアンゴラ人運転手が殺害された。
バスはアンゴラの飛び地領であるカビンダ(Cabinda)に入ったところで、同地の分離独立を目指す反政府組織の襲撃を受け、アシスタントコーチのアバロ・アメレテ(Abalo Amelete)さん、チーム関係者のスタニスラス・オコロ(Stanislas Ocloo)さんが殺害され、GKコジョビ・オビラレ(Kodjovi Obilale)を含めた9人が負傷した。(c)AFP/Barnaby CHESTERMAN
■1972年、ミュンヘン五輪事件
9月5日未明、パレスチナの過激派組織「黒い九月(Black September)」の構成員からなる犯人グループが、ミュンヘン五輪のイスラエル選手団を人質に取り、収監されている230人以上のパレスチナ人受刑者の解放を要求した。
事件では、選手ら2人が犯人グループの侵入直後に殺害された。ドイツ警察による救出作戦が実行されたものの失敗に終わり、作戦中に残る人質9人全員が殺害され、さらに犯行グループ8人のうち5人と警察官1人が死亡した。
■1996年、アトランタ五輪公園爆破
7月27日夜半、音楽コンサートが行われていたアトランタの100周年オリンピック公園(Centennial Olympic Park)で、爆弾が爆発する事件が起きた。
事件では44歳のアリス・ホーソン(Alice Hawthorne)さんが、爆弾から飛び散ったくぎを頭に受けて死亡したほか、トルコ人のカメラマン1人が現場へと駆けつける最中に心臓発作を起こして死亡している。
事件を起こしたエリック・ロバート・ルドルフ(Eric Robert Rudolph)受刑者は、さらに爆発物を3度爆破させた後に拘束された。犯行の動機については中絶に抗議するためとしている。
■2006年、イラク人選手誘拐殺人
サダム・フセイン(Saddam Hussein)政権崩壊後のイラクはスポーツ選手にとって危険な場所となっており、多くの誘拐事件、さらには殺害事件が起きた。
2006年5月には、テコンドーのイラク代表選手団15人が誘拐され、全員が殺害される事件が起きた。
同月にはテニスのコーチと指導選手2人が射殺される事件も起こり、3年後には空手の代表コーチを務めるイザット・アブドラ(Izzat Abdullah)さんが同国北部の都市モスル(Mosul)で射殺された。
■2008年、スリランカマラソンでの自爆攻撃
4月9日、スリランカ・コロンボ(Colombo)で開催されたマラソン大会のスタート地点で、反政府勢力「タミル・イーラム解放のトラ(Tamil Tiger、LTTE)」の構成員によるものとみられる自爆攻撃が起こった。
スタート直前に発生したこの爆発で、スタートの合図を送ろうとしていたジェヤラージ・フェルナンドプレ(Jeyaraj Fernandopulle)高速道路・道路開発相の他、13人が命を落とし、100人以上が負傷した。
■2010年、サッカートーゴ代表襲撃
2010アフリカネイションズカップ(2010 The Africa Cup of Nations)出場のためアンゴラへ入ったトーゴ代表のバスが襲撃され、代表団の2人とアンゴラ人運転手が殺害された。
バスはアンゴラの飛び地領であるカビンダ(Cabinda)に入ったところで、同地の分離独立を目指す反政府組織の襲撃を受け、アシスタントコーチのアバロ・アメレテ(Abalo Amelete)さん、チーム関係者のスタニスラス・オコロ(Stanislas Ocloo)さんが殺害され、GKコジョビ・オビラレ(Kodjovi Obilale)を含めた9人が負傷した。(c)AFP/Barnaby CHESTERMAN