1万個の風船でカブールの空をピンクに、アーティストが計画
このニュースをシェア
【2月23日 AFP】ひどい貧困と30年以上に及ぶ戦争に苦しめられるアフガニスタンの首都カブール(Kabul)でも、ピンク色をした1万個の風船は平和と幸福を呼び込む一助になる──米ニューヨーク(New York)を拠点に活動するアーティスト、ヤズマニー・アルボレダ(Yazmany Arboleda)氏は、そう考えている。
これまでにもインドや日本、ケニアで色とりどりの風船を飛ばすプロジェクトを行ってきたアルボレダ氏は、旧支配勢力タリバン(Taliban)の反乱が11年にわたり続くアフガニスタンで、人々にこの「シンプルな幸せ」を実感してもらいたいと願っている。
18日の記者会見で同氏は、「実施日はサプライズにする。朝、目が覚めたら『色彩の爆発』が目に飛び込んでくるようにしたい」と語った。約400万人の市民の大半が貧困と戦争に苦しめられているカブールでも、色風船がもたらす喜びはあるという。
「インドで風船を見た人たちは、それまで存在を知らなかった国の祭日だと勘違いした。日本では風船を売っていると思われ、ケニアでは就職フェアと間違われた。でも、風船を無料で配っていると知ると、みんなが笑顔になる。このプロジェクトの狙いは、シンプルな幸せを与えることだ」
1個当たり1ドル(約93円)する風船の購入費用は、ウェブサイト(www.webelieveinballoons.com)を通じて集まったおよそ1万人からの寄付でまかなった。これについて同氏は、「1万人が、戦争ではなく文化や芸術を信じているということだ」と述べた。(c)AFP
これまでにもインドや日本、ケニアで色とりどりの風船を飛ばすプロジェクトを行ってきたアルボレダ氏は、旧支配勢力タリバン(Taliban)の反乱が11年にわたり続くアフガニスタンで、人々にこの「シンプルな幸せ」を実感してもらいたいと願っている。
18日の記者会見で同氏は、「実施日はサプライズにする。朝、目が覚めたら『色彩の爆発』が目に飛び込んでくるようにしたい」と語った。約400万人の市民の大半が貧困と戦争に苦しめられているカブールでも、色風船がもたらす喜びはあるという。
「インドで風船を見た人たちは、それまで存在を知らなかった国の祭日だと勘違いした。日本では風船を売っていると思われ、ケニアでは就職フェアと間違われた。でも、風船を無料で配っていると知ると、みんなが笑顔になる。このプロジェクトの狙いは、シンプルな幸せを与えることだ」
1個当たり1ドル(約93円)する風船の購入費用は、ウェブサイト(www.webelieveinballoons.com)を通じて集まったおよそ1万人からの寄付でまかなった。これについて同氏は、「1万人が、戦争ではなく文化や芸術を信じているということだ」と述べた。(c)AFP