2011年3月11日から7年が経過します。東日本大震災による津波が三陸地方を襲ったように、自然災害はしばしば同一地域で繰り返し発生してきました。災害が繰り返す地域では、定期的な復興が社会を持続させるプログラムとして存在し、単に社会を元の状態に戻すばかりでなく、新たな社会や文化を創造することにも寄与してきました。本特集では、復興からの創造の意義を、工学だけでなく、人文学の側面からも捉えるとともに、現代社会においてそれを生みだす条件について考えます。[編集協力=岡村健太郎、林憲吾]
復興からの創造はいかに可能か
鞍田崇(哲学、環境人文学)+福嶋亮大(文芸批評)+林憲吾(アジア近現代都市史)+岡村健太郎(建築史、都市史、災害史)
創造的復興のジャッジ
饗庭伸(都市計画、まちづくり)
復興を生かす力──
インドネシアの津波被災地に学ぶ
西芳実(インドネシア地域研究、災害対応)
岩手県上閉伊郡大槌町 2018/2011
淺川敏(写真家)
連載:学ぶこととつくること──八戸市新美術館から考える公共のあり方
第6回:MAT, Nagoyaに学ぶ
街とともに歩むアートの役割
吉田有里(アート・コーディネーター、港まちづくり協議会事務局員/MAT,Nagoyaプログラム・ディレクター)+古橋敬一(港まちづくり協議会事務局次長)+青田真也(アーティスト、MAT,Nagoyaプログラム・ディレクター)+野田智子(アートマネージャー、MAT,Nagoyaプログラム・ディレクター)+西澤徹夫(建築家、西澤徹夫建築事務所主宰)+浅子佳英(建築家、タカバンスタジオ主宰)+森純平(建築家、PARADISE AIRディレクター)
連載:学ぶこととつくること──八戸市新美術館から考える公共のあり方
第5回:YCAMの運営に学ぶ
地域とともにつくる文化施設の未来形
伊藤隆之(YCAM R&Dディレクター)+渡邉朋也(YCAMアーキビスト)+菅沼聖(YCAMエデュケーター)+西澤徹夫(建築家、西澤徹夫建築事務所主宰)+浅子佳英(建築家、タカバンスタジオ主宰)+森純平(建築家、PARADISE AIRディレクター)