米通信大手のT-モバイルは10月21日、米フロリダ州ジャクソンビルのウォーターフロント地区において、自動運転車両へのローカル5Gの活用で現地のMiller Electric Companyと提携することを発表した。

このプロジェクトは、自動運転車によるジャクソンビルの活性化を目指す「Ultimate Urban Ciculator」プログラムの一環。T-モバイルのAdvanced Network Solutions（ANS）のローカル5G網を利用し、ジャクソンビルのエバーバンク・スタジアムからウォーターフロント地区の新たな拠点までの5km弱の区間でバス型の自動運転車両を運用する。このローカル5G網は、リアルタイムのビデオ監視や乗客／従業員間の双方向の音声／映像通信などに活用され、乗客の安全な移動を支援する。

T-モバイル・ビジネス・グループのソリューション・エンジニアリング担当SVPを務めるMishka Dehghan氏は「5Gは、サイエンス・フィクションが長年予言してきた自動運転車の未来を解き放つ鍵になる」とし、「当社のソリューションが繁栄する都市回廊をどのようにサポートし、訪れる人々に便利で未来的な交通手段を提供できるのか、今から楽しみだ」とコメントしている。

資料

• • Miller Electric Drives Autonomous Vehicle Operations with T‑Mobile 5G Private Network
  • T-Mobile, Miller Electric Connect AVs in Jacksonville via Private 5G
  • T-Mobile’s self-driving car partnership gives a glimpse of a future with private 5G networks