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Brian Raftery

2019年のアカデミー賞、ついにNetflix、Amazon、Huluすべてが受賞候補に?

Netflix、アマゾン、Huluの3大映像配信サーヴィスすべての作品が、2019年のアカデミー賞にノミネートされる可能性が出てきた。Netflixやアマゾンに加えて、ノミネート候補に初めてHuluの2作品が入ったからだ。正式なノミネート作品は1月中に発表されるが、実現すれば大手映画会社との距離が名実ともにますます縮まることになりそうだ。

2018年は、映画が「等身大のテクノロジー」を描き始めた年だった

2018年もさまざまな映画が公開されたが、特筆すべきはわたしたちの身近にあるテクノロジーが「等身大」で描かれたことだった。『エイス・グレード』から『search/サーチ』、『インクレディブル・ファミリー』まで、これらの映画が描いたテクノロジーと、そこから見えてきたことを振り返る。

「マニアック」は、悪い意味でNetflixらしさに溢れた作品だ:ドラマレヴュー

NetflixオリジナルのSFドラマ「マニアック」は、同社が「あらゆる予定をキャンセルしてでも観るべきドラマ」であると喧伝された。しかし『WIRED』US版の記者は、この作品を「カメラのレンズの向こうに、あらゆるキューブリック作品をにこりともせずに何度も繰り返し観てきた人間の存在を感じさせる」のだと評価する。際だった存在で確かに優れてはいる、しかし……。そんな複雑な感情に満ちたドラマレヴュー。

映画『Search/サーチ』は、奇抜な“インターネット映画”では終わっていない:『WIRED』US版レヴュー

映画『Search/サーチ』が日本公開された。行方不明になったティーンエイジャーの娘を探す父親を描いたミステリー作品だが、出だしはPCの画面だけで展開し、主人公はFacebookやFaceTimeなどを駆使するという異色の作品である。だが、そうした演出は単に奇抜なだけでは終わっていない。『WIRED』US版によるレヴュー。

コミコンを動揺させたジェームズ・ガン監督の解任と、ディズニーの事情

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』とその続編を監督したジェームズ・ガンが、過去の不適切なツイートを理由にディズニーから解雇された。コミコンでは名物司会者が元ガールフレンドによる虐待行為の申し立てが原因で出演が取り消されるなど、多くのファンが熱狂する「夢の世界」に立て続けに現実的な問題が押し寄せている。

【ネタバレあり】『ハン・ソロ』はスター・ウォーズとしては異端だが、娯楽作品としては完璧だ:『WIRED』US版レヴュー

映画『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』が日本で公開された。ソロの知られざる過去が明かされる本作は、必ずしもシリーズ全体においては重要な存在とはいえないかもしれない。だが独立して1本の映画として見れば、派手なアクションや、ファンなら思わずニヤリとさせられるユーモアが満載の素晴らしい娯楽作品に仕上がっていた。『WIRED』US版による、ネタバレありのレヴュー。

アカデミー賞が「ジャンル映画」のパワーを認めた日──受賞作とロメロ作品との意外な共通項

第90回アカデミー賞の受賞者である2人には共通項がある。『ゲット・アウト』で脚本賞を受賞したジョーダン・ピールと、監督賞と作品賞を含む4冠に輝いた『シェイプ・オブ・ウォーター』のギレルモ・デル・トロは、いずれも「ジャンル映画」でオスカーを手にしたのだ。これまで受賞レースから縁遠かったジャンル映画の栄光は、映画業界にとって何を意味するのか。

映画『ジュラシック・ワールド』続編について、予告編から見えてきたこと

映画『ジュラシック・ワールド』の続編『ジュラシック・ワールド 炎の王国』の予告編が公開された。その内容から察するに、2018年7月に公開される新作は、いくつかの世界的大問題に正面から取り組む決意があるようだ。

【ネタバレあり】『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は、ファンをほぼ完璧に虜にする:『WIRED』US版レヴュー

映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が、2017年12月15日に公開された。ライアン・ジョンソン監督の手によって、シリーズはどのような境地に達したのか。『WIRED』US版によるレヴュー。

「未来の映画スター」はインスタで探す── iPhoneで映画を撮った監督の次なる秘策

全編をiPhoneで撮影したことで話題を集めた映画『タンジェリン』の監督が、新作『フロリダ・プロジェクト』でまたも斬新な制作方法を採用し、話題を集めている。主演女優をInstagramで探し、素人であるマリファナ愛好家の服飾デザイナーを起用したのだ。その演技と作品の仕上がりは各方面から絶賛されている。

【ネタバレあり】『ブレードランナー 2049』が、驚くほど寂しい全米デビューだった理由

『ブレードランナー2049』は鳴り物入りで10月初旬に全米公開されたが、その週末の全米興行収入は、予想に1,000万ドル以上も届かなかった。その“敗因”はいったい何だったのか──。映画に詳しい『WIRED』US版の記者2人が分析した。

【ネタバレ少々】『ブレードランナー 2049』は、観た者に共感と“変容”をもたらすだろう:『WIRED』US版レヴュー

これを観た後は、自分自身が少し変容したと感じるだろう。映画館の外で待っている現実世界が物足りないと感じられるかもしれない──。少々のネタバレを含む、『WIRED』US版による『ブレードランナー 2049』のレヴュー。

一挙公開! 旧作を「更新」した『#ブレードランナー2049』9つのガジェット

「空飛ぶクルマ」から「マニキュアに使う器具」まで。映画『ブレードランナー2049』において小道具を担当したダグ・ハーロッカーとプロダクションデザイナーのデニス・ガスナーに、作品に登場するガジェットについて訊いた。

ブレードランナー続編の舞台裏へ──30年後の「未来世界」は より暗く、より今に似ている

なぜ、いま、彼らは「ブレードランナー」を甦らせるのか? リドリー・スコットは35年前に公開された前作誕生の秘話を明かし、『ブレードランナー 2049』監督のドゥニ・ヴィルヌーヴが、ライアン・ゴズリングが、ハリソン・フォードが新作にかけた思いを語る。期待の新作の撮影現場への取材を、米国で唯一許された『WIRED』US版シニアライターが目撃した、「2019年」の30年後を舞台にした新・ブレードランナー。

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』に波乱の予感──新予告編に今後の「暗い」展開が見えた?

12月15日に公開される『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の最新予告編が登場した。しかし、2分間を超える動画は残忍で暗い映像ばかりで、スター・ウォーズの世界が大混乱に陥るのはほぼ確実のようだ。

追悼、トム・ペティ──薄笑いを浮かべたロックスターは、音楽ヴィデオのイノヴェイターだった

米人気ロックミュージシャンのトム・ペティが、2017年10月2日(米国時間)に66歳で亡くなった。革新的かつ奇妙なミュージックヴィデオで一世を風靡した彼の軌跡を、代表的なヴィデオ作品とともに振り返る。

ファン賛否。軌道修正を任されたJ.J.エイブラムスに「新しいスター・ウォーズ」はつくれるか

9月12日(現地時間)、J.J.エイブラムスが『スター・ウォーズ エピソード9』の共同脚本執筆と監督を務めることが発表された。降板したコリン・トレボロウに代わるエイブラムスの起用で、はたして“銀河系”に平和はもたらされるのだろうか。

テイラー・スウィフトなら、ネット界の「4つの難問」も解決できるかもしれない

米歌手のテイラー・スウィフトは、音楽的偉業はもちろんのこと、ネットでも絶大な影響力をもっている。そのパワーを使えば、ネットにまつわる問題のいくつかをきれいに解決できるかもしれない。

テイラー・スウィフトの新曲が、インターネット上で“不評”である理由

テイラー・スウィフトは、リスナーに自分の秘密を打ち明けて一緒に歌うことで、数多くのファンを魅了してきた。ところが彼女の新曲は、これまでのような「感情的な本音」を表したものでなく、寒々しいものになってしまっているようだ。