WordPress の管理画面を日本語から英語に変更する方法をご紹介します。
WordPressサイトを海外で公開したり、外国人と共同で管理する場合は、サイトの言語や管理画面(Admin Page)を日本語以外の言語に変更する必要があります。
以前はwp-config.php 内のWPLANGを修正する必要がありましたが、WordPressバージョン4.0からマルチランゲージに対応して、サイトの言語切り替えがとても簡単になりました。
また、ユーザーごとに管理画面の言語を切り替えることができるので、日本人以外の管理者を複数登録してサイト運営する場合に便利です。
管理画面で利用できる言語は、フランス語やスペイン語、アラビア語、中国語、韓国語など、英語以外の主要言語や地域ごとの方言にも対応しています。
wordpress サイトの言語切り替え
では、管理画面を日本語から英語に変更してみましょう。まずはダッシュボードの「設定」に進み、「サイトの言語」を英語に変更してください。
同じ英語でも地域ごとの言語がありますが、(United States)を選んでおけばよいでしょう。
「変更を保存」すると、管理画面の言語が英語になります。サイトの言語は設定から言語を選択するだけなので、とても簡単に変更できますよ。
日本語に戻す時も余分な設定は不要で、単に言語を切り替えるだけでOKです。英語が難しくてもすぐ元に戻せるので安心です。
サイト言語と管理画面を違う言語にする
海外向けのサイトを作成して、サイト管理を複数人で行う場合は、サイト言語は英語のままにして、管理画面を英語と日本語などの複数言語で運用できると便利ですよね。
その場合は追加したユーザーのプロフィールから言語を変更すると、ユーザーごとに管理画面の言語を変更することができます。
まずは言語を変更したいユーザーを選び、「あなたのプロフィール」から使用する言語を選べばOKです。言語は先ほどの設定からインストールしておいてください。最後に「保存」をお忘れなく。
これで同じサイトにログインしても、言語が「英語」のユーザーには英語の管理画面が表示され、「日本語」のユーザーは日本語の管理画面が表示されます。
もちろん、ユーザーの言語もサイトと同じく、複数の主要言語に対応しています。
WordPressで利用できる言語
WordPressは世界中の主要言語をはじめ、様々な言語や方言に対応しています。選択できる言語を数えてみたら、118言語(2019年9月)もありました。
各言語ごとの方言ですが、英語は6地域、スペイン語は9地域、中国語は3地域に対応しています。
この辺は読めないので何語なのかよくわかりませんが、とにかく対応言語は多いです。
これは反転画像ではありません。WordPressのサイト言語をアラビア語にすると、右書き表記に合わせてダッシュボードが右側に移動します。今まで知らんかった・・・
PHPファイルで言語切り替え
WordPressがマルチランゲージに対応する前の方法ですが、PHPファイルを修正して言語を切り替えることもできます。ただし、WPLANGはWordPress4.0から非推奨となっています。
※ wp-config.php を修正する前に、必ずバックアップを取りましょう。
まず、FFFTPなどのFTPクライアントなどを使って、公開フォルダ内の wp-config.php をダウンロードします。サーバーによって公開フォルダは違いますが、エックスサーバーの場合は public_html になります。
続いて、wp-config.php 内の WPLANG の内容を修正します。
ここの ‘ja’ を
define('WPLANG', 'ja');
‘en’ に変更します。
define('WPLANG', 'en');
修正した wp_config.php を再度同じフォルダにアップロードすれば終了です。これで、無事に管理画面が英語化されました。
今はPHPファイルを修正しなくても、設定から言語の切り替えができるので便利になりました。
海外向けの英語サイトを制作する時は、サイトの言語や管理画面を英語に変更する必要があります。言語の切り替えはとても簡単なので、ぜひ一度試してみてください。