Googleマップから地図上の景色をリアルなパノラマ写真で見ることができる「Googleストリートビュー」の使い方をご紹介します。
GoogleストリートビューはGoogleマップの機能の一つで、地図上の景色や名所、過去のストリートビューを、リアルな360度パノラマ画像で見ることができる無料サービスです。
使い方は簡単で、Googleマップ上でストリートビューを見たい場所にペグマン(オレンジの人形)をドロップすると、その地点のストリートビューが表示されます。
また、過去のストリートビューを見ることができる「タイムマシン」機能を使うと、過去の景色や町並み、同じ場所の変化をさかのぼって確認できます。
Googleストリートビューはパソコンだけでなく、iPhoneやAndroidスマホ、タブレットでも使えます。使い方は以下の記事をご参照ください。
Googleマップからストリートビューを使う
では、さっそくGoogleストリートビューを使ってみましょう。ストリートビューを表示させるには、まずはGoogleマップを開きます。
地図サイト Googleマップ
続いて、Googleマップでストリートビューを見たい地点に移動してください。
Googleマップの検索窓から、地名や住所、店舗名で見たい場所を検索することもできます。
見たい場所が表示されたら、Googleマップ右下のオレンジ色の人形「ペグマン」を、マウス左クリックでつまんでください。
ペグマンをドラッグして、ストリートビューを表示させたい場所に移動させます。道の上の青いラインは、ストリートビュー表示が可能な場所です。
ペグマンをドロップすると、その地点のストリートビューが表示されます。
ストリートビューの回転とズーム
表示されたストリートビューは、上下左右360度回転させることができます。ビュー画像を見たい方向にドラッグするか、右下のコンパスマークをクリックすると90度回転します。
ストリートビューは360度回転できるので、上にドラッグすれば建物の上部や空を見ることができます。
ストリートビューをズームさせると、店名や表記も確認しやすくなります。マウスのホイール、または右下の「+ -」で画像が拡大縮小します。
ストリートビューを移動させる
ストリートビューは道に沿ってシームレスにつながっており、道路上に表示された矢印の方向に進んでいくと、ストリートビューの表示を移動させることができます。
交差点や別れ道ではドラッグで回転させるか、進みたい方向に矢印を向けてください。
左下のマップで移動したい地点をクリックすると、ストリートビューを一気に移動させることができます。
マップの拡大表示やズームを使うと、ストリートビューの検索や細かい移動が便利になります。
Googleマップに戻るときは、ストリートビューの「←」か「☓」をクリックします。
住所でストリートビューを検索
住所からストリートビューを検索することもできます。Googleマップの検索窓から住所を入力すると該当の地域が表示されるので、見たい場所にペグマンをドロップしてください。
住所の検索は、地名や町名だけの入力でもOKです。交差点や通りの名称で検索すると、その周辺にある店舗や施設が表示されるので、見たい場所のストリートビューを表示させてください。
郵便番号や電話番号でも検索可能です。Googleビジネスに登録されている店舗や施設であれば、その場所が表示されてピンが立ちます。
お店や施設のインドアビュー
ストリートビューは屋外だけでなく、屋内を見られるインドアビューがあるので、お店や建物、施設名でストリートビューを検索することができます。
行きたいお店や施設、観光地がある場合、事前に中の様子を調べることができるので便利です。
では、インドアビューで京都水族館の中を見てみましょう。まずはGoogleマップで「京都水族館」と検索してください。
左の情報を下にスクロールさせて「写真と動画」を右に進むと「ストリートビューと360°ビュー」があるのでクリックします。
京都水族館のストリートビューだけでなく、左側に内部のインドアビューが表示されています。
見たいところや好きな場所を選んで、インドアビューを表示させてください。
インドアビューでペンギン広場を表示させました。下のインドアビューはページに埋め込んであるので、実際に画像を360度動かすことができます。
インドアビューを使うと、お店や大規模な施設、建物、デパート、ホテル、駅、飛行場、観光地などのリアルな様子を知ることができます。
タイムマシンで過去のストリートビューを見る
Googleストリートビューには、時間をさかのぼって過去の景色や町並みを見ることができる「タイムマシン」機能があり、同じ場所の変化を見たいときに使うと便利です。
タイムマシンの使い方ですが、ストリートビューを表示させると左上に撮影日時が表示されるので「他の日付を見る」をタップします。
下に過去のストリートビュー画像が表示されるので、見たい年月の画像を選んでください。
一番古い2009年のストリートビューを表示させてみました。京都の梅小路京都西駅付近は、新駅や水族館ができて再開発が進み、中央市場や倉庫はホテルになりました。
場所によりますが、ストリートビュー画像は半年から1年に1回ほど更新されるようです。過去の画像を並べると、ホテルが建って街が変わっていく様子がよくわかりますね。
再開発や大きな建物ができて街の様子が大きく変わった場所でも、タイムマシンを使うと過去の画像をさかのぼって見ることができます。
過去のストリートビューはいつから?
ストリートビューは2007年から撮影が開始されたので、過去のストリートビューは2007年までさかのぼって見ることができます。
ただし、場所によって撮影日時や頻度が異なり、後から撮影対象になった地点もあるので、過去のストリートビューが見られない場合もあります。
観光や海外旅行にストリートビューを使う
ストリートビューは観光や海外旅行の下見に使うことができます。日本だけでなく世界中の観光地や名所にストリートビューがあるので、旅行気分で使うのも楽しいですよ。
ストリートビューを埋め込んであるので、実際に移動してみてください。
こちらは銀座の並木通りルイ・ヴィトン前です。他にも銀座三越やGINZA SIX、歌舞伎座、資生堂パーラーなど、ストリートビューで名所めぐりができます。
京都の観光名所といえば、金閣寺や清水寺、伏見稲荷などの神社仏閣ですね。最近は外国人観光客で混雑していますが、ストリートビューなら楽に移動できます。
ストリートビューは世界の観光地もあります。こちらは中国の「万里の長城」です。
他にもイタリアのローマやフィレンツェ、エジプトのピラミッド、アメリカのニューヨークなど、世界中の観光地や都市を見ることができますよ。
ただし、北朝鮮や中国、キューバ、アフリカやアラブ諸国、中央アジア諸国など、ストリートビューがなかったり、観光地のみ見られる国もあります。
ストリートビューはスマホでも使える
GoogleストリートビューはiPhoneやAndroidスマホ、タブレットでも使えます。
スマホでGoogleストリートビューを見る場合は、Googleマップで地図上の見たい場所を長押しするのが基本ですが、住所や建物、店舗、施設名から検索することもできます。
また、スマホにはストリートビュー専用のアプリがあるので、こちらを使うという手もあります。
同じ地点の過去のストリートビューを表示できる「タイムマシン」機能もスマホで使えるので、過去の景色や街並みの変化を見るのも楽しいです。
とりあえず気になる場所があれば、スマホでストリートビューを開いたり、タイムマシンで過去の画像をチェックすると、何か発見があるかもしれませんよ。
ストリートビューをスマホで使う方法は、以下の記事をご参照ください。