Google日本語入力の辞書をインポート、またはエクスポートする方法をご紹介します。
新しいPCを購入したり、複数のPCで同じ日本語入力の環境を作る場合は、IMEの辞書データを移行する必要があります。
Google日本語入力では、辞書ツールからデータをエクスポートして、移行先のPCにGoogle日本語入力をインストールしてから辞書をインポートすればOKです。
この記事ではWindows版のGoogle日本語入力を使っていますが、Mac版でもやり方は同じで、Macの辞書ツールから辞書をインポート・エクスポートします。
辞書をエクスポート
まずはGoogle日本語入力の辞書をエクスポートしましょう。
タスクバー右下にあるIMEのアイコンを右クリックして「辞書ツール」を開きます。
メニューから「管理」を開きます。
辞書をインポート・エクスポートするときは、以下の3つから選択します。
- 新規辞書にインポート
- 選択した辞書にインポート
- 選択した辞書をエクスポート
ここでは「選択した辞書をエクスポート」を選択します。辞書が複数あるときは、事前にエクスポート対象の辞書を選択しておきましょう。
辞書データのエクスポート先を指定して、ファイル名を入力して「保存」します。
これで辞書のエクスポートは完了です。辞書データは.txtで出力されます。
辞書をインポート
続いて辞書をインポートします。事前にGoogle日本語入力をインストールしておきましょう。
手順はエクスポートの時と同じです。タスクバー右下にあるIMEのアイコンを右クリックして「辞書ツール」を開きます。
メニューから「管理」を開きます。
辞書が作成されていないので「新規辞書にインポート」を選択します。既存の辞書に追加するときは「選択した辞書にインポート」を選んでください。
まずはインポートする辞書を選択します。辞書はあらかじめインポート先のPCに移しておきましょう。「ファイルを選択」をクリックしてください。
先ほどエクスポートした.txtの辞書データを選んで「開く」をクリックします。
あとは辞書名を入力して「インポート」してください。フォーマットとエンコードは自動判定のままでOKです。
「3エントリーを新しい辞書にインポートしました。」というメッセージが表示されました。これで辞書のインポートは完了です。
これで以前と同じ日本語入力環境のまま、PCが使えるようになりました。
他のIMEから辞書をインポート
Google日本語入力の辞書ツールには、他のIMEから辞書をインポートする機能があります。
インポートする辞書のフォーマットとエンコードを選択できるので、Windows・Macといった機種やIMEの種類を問わず、大抵のPC間で辞書のインポート・エクスポートができます。
IMEのフォーマットは以下の5種から選択できます。
- 自動判定
- Microsoft IME
- ATOK
- ことえり
エンコードは以下の4種です。
- 自動判定
- Unicode
- Shift JIS
- UTF-8
MacからWindowsに移行した辞書が文字化けしたり、顔文字がうまく表示されないときは、辞書のフォーマット、もしくはエンコードを変更してみてください。
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