アマゾンの読み放題サービス「Kindle Unlimited」が始まってから1年と3カ月経ちました。ラインアップはどうなったでしょうか? いつもと同じようにジャンル別・出版社別の調査と、10月5日に始まった「Prime Reading」とも比較してみました。
11月7日8時20分時点での読み放題対応点数は17万7289点と、10月2日時点の17万2684点に対し4605点の増加でした。最近は安定して増加傾向です。2016年8月3日のオープン時からは、3万7146点増加しています。下記グラフは、前月との差の推移です。減ったのは最初だけで、あとは一貫して伸び続けていることがわかります。
※スマートフォンの方は、画面を横にしてください
なお、同時点でのプライム会員向け読み放題サービス「Prime Reading」対応点数は889点です。「Kindle Unlimited」の点数とは比較にならないほど少なく、代替できるようなサービスではないことがわかります。こちらは、プライム会員向けの特典が少し増えたと捉えるのがいいのではないかと思われます。実際、Kindleコンテンツ事業本部長 友田雄介氏によると、利用の中心は「いままでKindleを全く、あるいはほとんど使っていなかった人」とのことです。
ではジャンル別や出版社別ではどうでしょうか?
ジャンル別
さて、ジャンル別の数字を調べよう……と思ったら、なんと左カラムに表示されていたジャンル別の点数が消えているではありませんか! ここに表示されていた数字をコピペして Excel の関数で加工してテキストと数字を抽出していたのですが、できなくなっちゃいました。
調査対象は主要28ジャンルなので、28回クリックすれば調べられますが、手入力でミスが発生する可能性が飛躍的に高くなるし、なにより面倒です。とりあえず今回までは調べますが、次回以降はやめるかも。
傾向としては、全ジャンル増えている中、「絵本・児童書」と「楽譜・スコア・音楽書」は10ポイント以上の増加率であることが特筆事項でしょうか。
出版社別
Kindle・Prime・Unlimitedの比較
「Prime Reading」が始まったので、「Kindle Unlimited」と「Kindleストア」全体の出版社別配信点数を調べてみました。「Kindle Unlimited」に配信されていない出版社は、「Prime Reading」も同様、未配信となっています。「Prime Reading」の配信数は少ないのに、出版社別に見てもわりと分散されていて、なるべく多くの出版社に試してもらおうという意思が感じられます。
時系列比較
こちらのソースはいつもと同じように「Kindleストア:Kindle本:読み放題対象タイトル:出版社」の一覧です。出版社なのに出版社一覧には載っていないケースがあるので、この集計対象にも入っていません(ゴマブックスなど)。あらかじめご了承ください。
大幅増は、モバイルメディアリサーチ(+73点111.9%)、大洋図書(+255点511.3%)、リットーミュージック(61点127.0%)など。大幅減は、双葉社(-60点93.7%)、マガジンハウス(-35点88.4%)、すばる舎(-61点69.0%)、芳文社(-124点27.1%)など。ジャイブとガイドワークスが今回で全滅しました。
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継続するか解約するかは、自分の読みたい本や雑誌があるか次第。自分の目で判断することをオススメします。