The Madonna of Sasau(サーザヴァの聖母)
テレサDLC「A Woman's Lot」の一部。ヨハンカを中心にしたクエスト群。
含まれるクエスト
- 「Infernal Dream」
- 「Casting Lots」
- 「Go, and Sin No More」
- 「Bonum Commune」
- 「The Wicket Gate」
- 「The Madonna of Sasau」
開始方法
- メインクエスト中、「炎の洗礼」でラントを倒した後、またサイドクエストの「疫病」「神の手の中で」を終了(失敗も可)後、サーザヴァ修道院のヨハンカに話しかけることで「The Madonna of Sasau」開始。
- 複数の過程で時間制限が存在するのでそれぞれのイベント発生のタイミングには注意。
- 実績解除を目指す場合、クエストの開始前から注意しておかなければならないことが多い。
- 「You had one job!」飲酒レベルが高すぎると解除不可。実績を狙うなら飲酒レベル上げは控えよう。
- 「Full House Sinner」「奥様のお望み」の最後でステファニー夫人と関係を持つ必要がある。
- 「Cleric' s Pet」複数のクエストを成功終了させる必要がある。
「The Madonna of Sasau(サーザヴァの聖母)」
- 大枠クエスト。このクエスト及び派生するクエストの内容は密接に結びついており、クエストのエンディング分岐条件にも関わってくる。
- 全てのクエストは、各段階でヨハンカに話しかけることによって次のステップへと進む。
- 時間制限のある工程も多い。イベント開始前に邪魔が入らないよう準備しておくこと。
- 最後のイベントは非常に会話が長く、途中でメニューを開いてセーブすることが出来ない。プレイ時間には余裕を持って取り掛かろう。
- 地味に不便なポイントとして、このクエストの途中でサーザヴァの仕立て屋で服の修繕をして貰えなくなる。鍛冶屋は腐るほどあるが、一番破損しやすい布装備の修理にレデチコやラッテイまで行かなければならなくなるので注意。
- ver.1.9.6現在、当該クエストの数日後に仕立て屋アンブローズはササウに帰ってきて問題なく衣服の修復もしてくれるようになる
「Infernal Dream(地獄の夢)」
- ヨハンカ編の始まり。ファンタジー要素が存在しないと豪語するKCDの中で、ここだけは言い訳できない超自然要素をぶっこんできたオカルトクエ。
- サーザヴァで一通り「神の手の中で」の患者の手当てを終えたヨハンカは、「疫病」で修道院に運ばれてきたマティアスの治療をしている。
- ところが、ヨハンカは連日悪夢に悩まされて眠れないと言う。
- 悪夢の内容は、
- スカーリッツの城の下から、鉱石の洗い場で働く叔父さんへ弁当を届けに行く。
- 聖母マリアに導かれ、岩肌の小川に沿って丘を登る。
- 大きな洞窟の中へ入ると、その先に悪魔がいて、焼き殺されてしまう。
- 延々とこの内容の夢ばかりを繰り返すために、その場所になにかあるのではないかとヨハンカは考えている。
- しかし、ヨハンカは診療所の仕事があって離れられないので、ヘンリーに様子を見に行くように依頼する。
夢に出てきた洞窟を探す。
- それぞれのチェックポイントでいつものようにヘンリーが独り言をいう。コンパスをよく見て追いかけよう。
- 出発点はスカーリッツの城の麓にある橋。西側である。(狼の遠吠えでビアンカとテレサが待ち合わせた北寄りの橋とは別。)
- 丘を登り、鉱山の水道施設へ向かう。
- 到着したら更に上方にある溜池へ向かう。
- 溜池につながる岩肌の小川を探し、たどる。
- 登った道の先に坑道の入口がある。
- 坑道前でスカーリッツの兵士が死んでいる。
坑道の中を探索する。
- 奥へ進むと、突然大量の死体を発見する。
- 死体を何度か調べると、それぞれの死体にはあまり関連性がないこと、どうやら天井の縦穴から投げ落とされたらしいことがわかる。
- 一旦、坑道の外に出て地表側から様子を確認することになる。
- 坑道の中で、地図にチェックポイントのマーカーをつけておくとわかりやすい。
丘の上の小屋を調べる。
- 地表の縦穴には、大量の血痕が付着している。
- 血の跡をたどると、丘の上の小屋に続いている。元は鉱夫の住んでいた場所だが、スカーリッツ襲撃後は使われていないはずだ。
- キャンプにスカーリッツの兵士がいる。
スカーリッツの兵士に話を聞く。
- スカーリッツの衛兵の軍服を着た男に話しかけると、盗賊扱いされる。
- 詳しく話を聞いていくと、やがて男が格好を真似ただけの偽物であることが分かる。
- また、男の口ぶりや、小屋に残された遺品などから、男が通りがかった人々を皆殺しにして、坑道の中へ死体を落としていたことがわかる。
殺人犯を始末する。
- 殺人犯と戦闘になる。
- 「マーシフル」の人はそもそもこんなサブクエで道草を食っている場合ではないが、勝てないときや何らかの理由で殺したくないときは、ラジック卿に泣きついて解決してもらおう。
- 男の持っている盾「悪魔の形相」は、このDLCで追加されたオリジナルアイテム。性能は普通だが、禍々しい。
- 殺人犯の死体を、他の被害者と同じように、坑道の縦穴へ投げ落とすと、実績「Infernal Justice(地獄の裁き)」が解除される。勢い余って自分が穴に滑り落ちないように注意。
- 夜間に現場に訪れるなり暗殺や射殺した場合でも、現場近くの小屋にあるチェストを調べればここにいた男が殺人犯であることは判明し、問題なくクエストは進む。
ヨハンカへ報告する。
- (ヨハンカへ報告した時点で次のイベントトリガーが発生し、翌日には仕立て屋アンブローズに修理をしてもらえなくなる)
- 夢の洞窟の中では、殺人犯が大量の死体隠蔽をしていたことをヨハンカに報告する。
- ヨハンカの悪夢はすでに止まったそうだが、その代わりに別の夢を見るようになったと彼女は言う。
- それは同じように聖母マリアが現れる夢で、ヨハンカはそれが、彼女に対する聖母のお告げだと信じるようになる。
- ヨハンカは街の広場へ行って、夢のお告げを皆に伝えることを決心する。
- 一人では不安なので、彼女はヘンリーの同行を希望する。
- ヘンリーは翌日診療所で待ち合わせをするか、そのままスキップして修道院に泊まるかを選択することになる。
街の広場で説教をする。
- 翌朝、ヨハンカと一緒に街の広場まで歩いていく。エンディング前と後では道中の話の内容が少し違う。
- 荷馬車亭の前で、仕立て屋夫婦が話をしている。最初は「(出張)気をつけてね」と平穏な見送りだが、ずっと見ていると喧嘩を始める。
- 広場に到着したら緊張したヨハンカが助けを求めてくるので励まそう。
- ムービー開始。要点をかいつまむと、「人は誰でも自分の罪を悔い改めて行いを正さなければならない」という話。
- 町の人々が一気に会話をはじめて画面が真っ白に。
ヨハンカに話しかける。
- 話を終えたヨハンカに仕立て屋の妻が駆け寄り、頼み事をする。
- ヨハンカに話しかけると演説の感想を聞かれる。
- そして、ヨハンカの代わりに仕立て屋夫婦の問題を解決するように頼まれる。
「Casting Lots(ギャンブル狂)」
- ヨハンカの演説を聞いた仕立て屋の妻、グータが、夫の罪・ギャンブルを止めさせる手段はないかとヨハンカに相談に来る。
- ヨハンカにはどうすればいいのか見当もつかないので、代打にヘンリーを送る。
仕立て屋の妻と相談する。
- グータは夫にギャンブルを止めてもらいたいが、何度言っても言うことを聞かない。
- ヘンリーは、仕立て屋アンブローズにギャンブルの恐ろしさを教えるために、有り金を全て巻き上げる作戦を提案する。
- グータは、賭けで勝ち取った金を後で返してもらえるのでない限り、そんな話は飲めないと主張する。
- 夫のアンブローズは、クッテンベルクへの出張の準備のために荷馬車亭の宿にいる。
- 日数制限があり、あまり時間が経つと、アンブローズは出発して街を離れてしまう。
- グータからは、夫は酒に酔うと、見境なく賭けに手を出すと助言が貰える。
宿にいるアンブローズと酒を飲む。
- アンブローズは布の買い付けのために600グロッシェン所有している。
- 賭けを始める前にそれを上回る金額1300を所持していなければ先へ進めない。
- アンブローズは妻から強く注意されているので、素面の間は賭けに応じようとしない。
賭けを開始する前に、一緒に酒を飲んである程度酔わせる必要がある。 - または、相手を完全に酔い潰すことで、記憶のない間に金をスリとり、翌日賭けで負けたと騙すことも出来る。
- 表示される会話の中の選択肢に、ジョッキマークがついている。1~3まで段階があり、当然3の方が飲む量が多くなる。
- 飲酒レベルが足りない場合、相手を酔わせる前に自分が酔いつぶれてしまうことがある。
その場合は翌日、逆にアンブローズから前日の醜態を指摘されることになり、相手を説得することも出来ない。
そのかわりに、実績「You had one job!(仕事しろよ!)」が解除される。- 逆に飲酒レベルが高すぎると、最大限飲む選択肢を選び続けてもアンブローズが先に酔い潰れてしまい、実績を解除できない。
- イベントを始める前の泥酔度はイベントの判定とは関係しないため、あらかじめ酒を飲んで酔っておくのは無駄。むしろ飲酒レベルが上がってより失敗しにくくなるだけなのでやめよう。
- 飲酒レベル5だと先に酔いつぶれてしまう。レベル8で全ての選択肢をビール2杯マークだと双方ともに泥酔したままダイスゲームに入る。
- 迎え酒と胃腸薬ポーション、密造酒などですぐにレベリング可能。ビール愛好家のスキルPerkは効果がない。
- 適切に相手を酔わせてからダイスゲームに誘うと、相手は了承する。酔う前にしつこく誘うと怒られてクエスト失敗になる。
- また、相手を完全に酔い潰すと、時間が深夜に移り、アンブローズはテーブルに突っ伏して眠っている。所持金を奪って、翌朝、店の外にいる二日酔いのアンブローズに話しかけるといい。
アンブローズとダイスゲームをする。
- 試合は三回。いきなり全財産を搾り取ることは出来ないので、最初は何度か低めの金額でアンブローズに勝たせなければならない。
全部のターンでパスをすれば負けること自体は簡単である。 - だからといって、途中でギブアップをしてはならない。決着がつくまでプレイしなければ、やる気が無いのかと怒られてクエスト失敗になる。
- 間違って勝ってしまうと、降りそうになっている彼に「毎回運があるわけじゃない」と説得する必要が出てくる。
- 二敗したあとで、全財産を賭けることを持ちかけると、調子に乗ったアンブローズは乗ってくる。
- ここの勝負で負ければ当然クエストは失敗である。イカサマサイの持ち込みをオススメします。
アンブローズを説得する。
- ダイスゲームで全財産を巻き上げることに成功するか、酔い潰して眠っている間に金を奪うと、ようやく教育的指導の段階に入る。
- ギャンブルは身の破滅を招くことを諭し、アンブローズが自ら自分のダイスを手放すようにさせよう。
ちなみに勝ち取った金を相手に返すかどうかのオプションが出るが、ここで返さないと後々になって大変なことになる。自己責任で! - 「アンブローズのダイス」が手に入り、それを井戸に捨てる目的が発生する。
ただし、この目的自体は無視してもそれほど問題はない。ユニークアイテムなのでコレクター気質の人は所持したままクエストを終わらせても良い。
ヨハンカに報告する。
- 先に仕立て屋の妻へ報告しに行ってもいいが、(かなりあとでまた話すことになるが、その時に報告イベントが発生すると会話の時系列がおかしくなる)
クエスト自体はヨハンカへ話しかけることでさっさと次の段階へ進む。
- ヨハンカの演説は有名になり、ヨハンカの元を尋ねる人々が増えている。
- 中でも、サーザヴァの浴場で働くバスメイドの一人が、売春で金を稼ぐのを止めて、もっとまともな仕事につくことを決心したらしく、ヨハンカは喜んでいる。
- そこで、ヨハンカはヘンリーに他にも同じように風俗から足を洗いたがっている売春婦を探して、更生させるように頼む。
- クエストを先へ進める会話の他に、
- マティアスの容態について。
- 修道院でのヨハンカの待遇について。
- 町の人々からのヨハンカの評判について。
などの情報をヨハンカから聞くことが出来る。
- ヨハンカの抱える罪の意識、そして頑なに聖母のお告げを信じる理由、また何故その「お告げ」の内容がそうなってしまったのか、その原因が直接にではないが暗示される。
- また、ヨハンカの部屋の前に祭壇のようなものが造られている。これを調べてからヨハンカに話すと、街の人から「祝福が欲しい」と言われて困ったという話を聞くことが出来る。後々重要になってくるので、確認しておくとよい。
「Go, and Sin No More(行きなさい、そしてもう罪を犯さないように)」
- イエス・キリストは、姦淫の罪を犯した女を裁くように言われた時、「汝らの中で何一つ罪を犯したことのない者が、まず石を投げよ」と告げた。
集まっていた群衆は、一人ずつ去っていき、最後には誰も残らなかった。そこでキリストが女にかけた言葉が、タイトルのフレーズである。
- ヨハンカは診療所の助手として、バスメイドを一人雇おうとしている。
- メインクエスト「匂いを追え」で、リーキーの馴染みの風俗嬢として登場したアデラに関わるクエストである。
ただし、当該のクエストでアデラと面識のないまま終わらせた場合、ヨハンカが街の噂でちょうどいい相手がレデチコにいるらしいと情報をくれる。 - リーキーが生存していたかどうかで、アデラの説得のしやすさが変わる。
レデチコの浴場へ行く。
- 浴場内の人物に聞いて、アデラを探すことになる。
- アデラは奥の建物内で既に客を取っている。中から聞こえる叫び声に耳を傾けると、アデラが乱暴な客に殴られていることが分かる。
- カポン君のDLCで亡霊(ゾンビ)騒動を起こしていると、水が血に染まったから営業停止してますと言及される。犯人が目の前にいますよ!
アデラを助ける。
- 助けようと思う場合はまず中に入る必要がある。建物の入口には鍵がかかっており、隣で浴場の女将が見張っているのでこっそり忍び込むのは難しい。
- 女将を説得することで、建物の鍵を渡され、中に入ることを許可される。
- 中にいるヘンスリンを説得することで追い払うことが出来るが、アデラからはヘンスリンの更なる報復を恐れて評判が下がる。
- しかし彼を殺すとアデラと会話できなくなる・・・どうしろと
- この時、ヘンスリンに気づかれずに、後ろからスリで「ユニコーンの角の粉末」を盗み取れば実績「Voyeur(のぞき魔)」が解除される。
ちなみに、このアイテムはお馴染みのペテン師が販売している胡散臭い商品の一つだ。効果は自分で確かめてみるといい。
- アデラを助けない場合、助けようにも能力が足りない場合は、大人しく一日待つ必要がある。
アデラを説得する。
- アデラをサーザヴァの診療所に勧誘する。
- かなり多彩で複雑な会話ルートが組まれているが、主な説得軸は2つ。
- 「ヨハンカの素晴らしさを前面に押す」「アデラの今の仕事の不安定さを指摘する」。
- 選択肢の中には、どう言い繕ってもアデラの機嫌を損ねるしかないものもあるので、単純に総当たりしたのでは説得できない。
- 最終的にアデラからの評判が一定値以上に上がれば、無事に勧誘に成功する。
- 事前にレデチコの評判が底辺に落ちていたり、リーキーがメインクエで死んでいたりすると、説得がかなり困難になる。
アデラをサーザヴァまで連れて行く。
- ヘンスリンを追い払わずに一晩待った場合は何も起こらない。
- しかし、アデラを助けていた場合は、サーザヴァへ向かう途中で、取り巻きを連れて襲撃を受ける。
重装備の3人掛かりなので鍛えていないと厳しい。ちなみに死体から剥ぎ取ろうとすると盗品扱いされる盗賊じゃないから人権があるようだ。
戦闘中にアデラから遠く離れてしまうと、道に迷って逸れてしまうことがある。特にハードコアではマーカーもないので失敗にならないように注意。
- サーザヴァへ到着後、アデラからのヘンリーの評判、つまり信頼度によって、アデラの対応が変わる。
- アデラが本当にヘンリーに感謝している場合、アデラはヘンリーにお礼として「最後の一回」のサービスを申し出る。
この時、アデラと関係を持つか持たないかも、後の展開に影響してくるので、自己責任で! - もちろん持たないほうがいいが、自分のヘンリー君次第で
ヨハンカに報告する。
- 再度ヨハンカに任務の終了を報告する。
- ヨハンカの部屋の前に作られていた祭壇がひっくり返されている。
- アデラの件に関しては感謝されるが、続けて別の問題が発生していることへの助けを求められる。
- ヨハンカの演説について、あまり良く思っていない人物が、ヨハンカに嫌がらせをしているらしい。
- 直接的な暴力をふるっては来ないが、外へ出た時に口汚く罵ったり、物を壊したりするので、一般の人も避けるようになっているとか。
チンピラを追い払う。
- 方法の一つは、修道院の治安維持を管轄する管理官、セバスチャン・フォン・ベルク男爵に報告することだ。
彼は素早く問題を解決してくれるが、そのかわり、ヨハンカには非常に嫌がられる。 - 管理官に下手に接触すると、「神の手の中で」でもあったように、ヘンリーはヨハンカに対して下心を持つ管理官との間で対立を引き起こすことがある。
- 管理官の手を借りない場合、普通にヘンリー自身の手でチンピラを追い払うことになる。
- チンピラは昼の時間帯、修道院の門の前(ファストトラベルポイント)でヨハンカの中傷をしている。
- 説得によって、「誰かに依頼されて送り込まれた」という情報を聞き出すことが出来る。買収+説得で戦闘せずに追い払うことができる。
- 戦う場合相手は三人、素手での格闘戦だが、ここで武器を使用して怪我をさせたり、殺したりしてしまうと、後で面倒なことになる。自己責任で!
- それほど強い相手ではないので、無難に追い返そう。
ヨハンカに報告する。
- 再度ヨハンカに任務の終了を報告する。
- 話すタイミングによってマティアスの病状が少しずつ変化している。定期的に様子を尋ねておくと、評判が上がる。まあ、よほどのことがない限りヨハンカの好感度は既にカンストしているはずだが。
- チンピラ問題が解決しても、まだ一人での外出は不安なので、酒場への同行を頼まれる。
- ヨハンカと会いたいという人物が酒場で待っているらしい。
「Bonum Commune(公共の利益)」
- タイトルはラテン語。公共の利益になることを目的とした慈善・寄付を指す。
- 酒場でヨハンカを待っていたのはコリン(地名)のパヴェルという商人。なにやら怪我をしている。
- 彼はヨハンカの演説を聞いて、自分の罪を償うことにしたらしい。
- かなり昔のこと、彼はイカサマ商売で金を儲け、同僚に罠にはめられて殺されそうになった。しかし、それを予測していたために、相手を返り討ちにして金の一部を何かの備えとしてその場へ隠し、この土地を去った。その後、彼は残りの資金を元にまっとうな商売を始め、今ではかなりの資産家となったのだが、ヨハンカの話を聞いて、まだ過去の罪を精算できていないことに気づいたのだと言う。
- パヴェルは、当時隠した金を、サーザヴァの公共の利益になるように寄付して、罪の償いとしようと考えた。しかし、若い頃と違って体力に無理があり、険しい山を登っている最中に足を滑らせ、川を転がり落ちて、自力で回収することを諦めたのだった。
- パヴェルの依頼は、まず昔隠した金を回収すること、そして、それを適切な相手に寄付することである。
パヴェルの隠した金を探す。
- パヴェルから隠した金の在り処はざっくりと説明を受ける。
- まずは街の南にある採石場側へ行って、サーザヴァ川の本流に流れ込む小さな支流を見つける。
- 続いて、小川に沿ってひたすら山を登っていくこと。
- 小川と、森の抜け道が交差する地点(ここでパヴェルは滑り落ちた)で水から上がり、道に沿って森の奥へ入っていく。
- そのまま道に沿って歩くと、古びた廃屋が並んでおり、そのうちのどれかに金を隠してある。
- 説明どおりに移動していくと、要所要所で「スイカ」「コリンのパヴェルのシャペロン(帽子)」などが、目印として置かれている。
- 森の奥にいる謎の男ドゥベクから森の中にいる謎の生き物「クーモ」に関する話を聞くことが出来る。
- 話の内容を杓子定規に受け止めすぎると訳がわからない。
- 彼の前の倒木の根本に、捨てられた回復薬類が落ちている。拾っておくと役に立つかもしれない。
- ある程度山奥まで入ると、突然不穏なBGMが流れて複数の死体が道に沿って転がっているところに遭遇する。
- 大きな岩の上に乗せられている死体から、手紙を入手することが出来る。内容を読むと、クマン人対策として森の巡回のために管理官に雇われた傭兵隊であることが分かる。
宝を回収する。
- パヴェルの説明した廃墟は、クマン人がキャンプとして利用している。つまりこれがドゥベクの話していた「クーモ」だ。トト○のような萌え妖精を期待していた皆さん残念でした。
- 敵は三人なので、直接乗り込んで全滅させたほうが楽だが、気付かれないようにステルスでまわりこんで目的の宝を回収できると、実績「Like a Ghost(亡霊のように)」が解除される。解除のタイミングは回収した宝を持ち帰って寄付し、パヴェルに話しかけてクエスト完了した時点であることに注意。帰り道にもクマン人たちに見つかってはいけない。ドゥベクはノーカンなので安心して良い。
- 目的のお宝は、入ってきた道から見て、一番奥の建物の中にある。ピザ焼窯のような石積みの暖炉跡があり、その奥に隠されている。
- クマン人三人はバラバラに行動している上に、建物の配置のせいで視界が悪く、こんな山奥で誰を見張っているのか、と言いたくなるほど真面目に見張りをしているので、発見されずに拠点を抜けるのはかなり難しい。
- 森の外側から山の斜面を迂回して、反対側まで回り込むほうが楽である。
寄付の相手を決める。
- 回収してきた宝のうち、あまり価値のない錆びたダガーは、思い出の品としてパヴェルに返すことになる。
- 現金1800グロッシェンが寄付の対象だ。
- パヴェルが提案する相手は、
- サーザヴァの市庁舎にいる執行官ハシェク。(役所の町長)
- サーザヴァの聖マーティン教会にいる神父ファビアン。(修道院とは管轄が別の教区教会)
のどちらかである。
- このとき、ヨハンカの働く診療所に寄付をするようパヴェルに提案することも出来るが、説得力が低いと許可をもらえない。
パヴェルは修道院の監督係を信用しておらず、財政や予算編成に関して以前より非難を行っている。修道院への寄付は公共の利益にならないというのがパヴェルの持論である。
- 街の執行官や、ファビアン神父に寄付の話をすると、もしその金を受け取った場合に、どんなことに使うかの説明をしてくれる。
それぞれ3つほど候補を上げて、どんな内容に寄付するのがふさわしいかを選ばせてくれる。特にこだわりがないなら相手に任せても良い。
- 執行官の場合、
- 街の橋を木製から石製に。
- 火事で焼け落ちた武器庫の中身の補填。
- 川岸の洪水対策。
- 神父の場合、
- 教会の改装・補修。
- 葬儀のミサの追加予算。
- 貧困者の救済に使う資金。
- このとき、ヘンリーが所持している予算の中から、
全額を寄付するか、半額だけにして残りを自分のものにするか。
ハヴェルの名前で寄付をするか、ヘンリーの名前で行うか。
などのオプションが表示されるが、後で面倒なことになるのでよく考えて選択を。自己責任で! - 初見の時に、半分ずつ分けて両方に寄付できるのかなどと思って試したが、全くそんなことはなく着服しただけになった。
- 説得に成功してパヴェルから許可を得ていれば、修道院の監督係にも寄付することが出来るが、前者の二人と比べてかなり対応が横柄である。
ヨハンカの診療所に金が届くように注文をつけると、それを決めるのは我々だと返される。
- 個人的な感想では、三人の中で一番対応の好感度が高かったのは、意外にも執行官のハシェク。
様々なクエストで街の人から不満を言われているが、決して悪代官ではないことがわかる。
ファビアン神父も…悪い人ではないが、後の展開が展開なので…
- 実は診療所に寄付をしなかった場合は、後でニコデモス修道士に話しかけた時に
「なぜ我々のことを思い出してくれなかったのか…」と言われて評判が少し下がってしまう。
ブラックな職場に泊まり込みで休日なく働き続けるER医師の、くたびれた声には罪悪感を覚えるが、
悪いのはあなたの上司なのでこちらを責めないでいただきたい。
- ニコデモス修道士には全てのアイテムを売りつけることが出来るので、盗賊狩りの戦利品をガンガン渡せばすぐに評判は回復する。
俺のポケットマネーだ、受け取りな!
パヴェルに報告する。
- 寄付が終わったら、パヴェルにお金をどうしたかを報告する。
執行官か教会なら喜んで、修道院ならしぶしぶ礼を言ってくれる。
もちろん、許可なく修道院に渡した場合は怒られる。
- また、森のクマン人を始末していた場合、管理官のセバスチャンに、山で傭兵の死体から入手した手紙を見せると、報酬をくれる。
ヨハンカに報告する。
- 再度ヨハンカに任務の終了を報告する。
- ヨハンカはヘンリーに「第二のお告げ」を受けたこと、それをまた町の人々に伝えなければならないことを主張する。
- しかし、ヨハンカの演説をよく思わない人々もいるので、今度は広場ではなく、街の外の丘に聞きたい人を集めて話すことになる。
- 前回と同じく、朝になって迎えに来るか、そのまま修道院に泊まるかを選択する。
丘の草原で説教をする。
- 時間通りに修道院で待ち合わせると、そのまま移動してムービーが開始される。
- ヨハンカ第二の演説。要点をかいつまむと、「貴族は弱者を守るばかりではない。言いなりになっていてはいけない」という話。
- 話の途中で、チンピラの集団が襲いかかってくる。
- ヘンリーは演説を聞きに来ていた他の男たちと一緒に、応戦することになる。
- ヨハンカから戦闘前に、「流血沙汰にしてはいけない」と注意を受ける。
- 武器を抜いたり、勢い余って殺してしまうと面倒なことになるのは前回のチンピラと同じ。自己責任で!
ヨハンカと話す。
- チンピラを撃退した後、逃げた町の人々と一緒に戻っていたヨハンカに話すと、第二の演説の感想を求められる。
- ヨハンカはその後、救いを求める罪人がもう一人いるので助けてあげてほしいと頼まれる。
- それはヘンリー自身のこと。
- ヨハンカはヘンリー自身がこれまで犯した罪を並べて、ヘンリー自身もまた、己の罪に向き合って懺悔をしなければならないと告げる。
- 逆ギレすることもできるが当然評判は下がる。チッ、うっせーな反省してまーす
- この時、規定の条件をすべてクリアしていると、実績「Full House Sinner(役満の罪人)」が解除される。
- 規定の条件とは以下の通り。順不同で列挙される。
- ラント以外のNPCに対して殺人を行ったことがある。
- 実績には関係ないが、ラントを殺した事自体も罪に挙げられる。ストーリー上、この時点のヘンリーには逃れられない罪だ。
- 他人の妻と関係を持った。(「奥様のお望み」の最後で、ステファニー夫人と関係を持った)
- 盗みを行ったことがある。
- 牢獄に収監されたことがある。
- 「神の手の中で」中のイベントで投獄されただけの経験でも満たす。そしてヨハンカは目くじらを立てる。お前を助けようとして捕まったんだが?
- 女を買ったことがある。(浴場の2人分のサービスを何回か利用した)
- 入浴や洗濯だけではダメ。(Virginと両立できない)
- 1、2回だけでもダメの模様。ヨハンカが反応しなかったら数回利用してさらに時間を置くこと。
- 話術パーク「吟遊詩人」を所持していたら、達成してないことになる模様。ポーション忘却の水を飲んで、パークを振り直そう。
- ラント以外のNPCに対して殺人を行ったことがある。
- 以上の条件を満たしていると、ヨハンカがヘンリーの罪を話し始める前に実績が解除される。
- 「奥様のお望み」はメインクエスト「賽は投げられた」でヴラニック要塞に潜入する前の段階でしか達成することが出来ない。該当クエストクリアの前に既にそのポイントを過ぎているデータではこの実績は解除不可。
「The Wicket Gate(天に至る門)」
- The Wicket Gate=城や街などの大門に作られた小さな勝手口のこと。
- マタイ福音書「破滅に至る門は大きく通る人も多いが、天国に至る門は小さく通る人も少ない」の一節をもとに、ジョン・バニヤンが「天路歴程」The Pilgrim's Progress(巡礼の道のり)という著書の中でこの2つの門をなぞらえてThe Wicket Gateと表現した。
- ヘンリーが罪を償うには、改悛の巡礼の旅に出なければならないとヨハンカは言う。
巡礼の旅に出る。
- 目的地はウズヒッツにある聖マリア教会。
- プリビスラヴィッツの教会を再建しているとそちらでいいか提案できるが、後述の理由で断られる。
- 馬を使って移動することは禁止される。が馬を利用しても特に問題はない。
- 渡されるローブ一枚に裸足でいく様に言われるが、これも着替える必要はない。あくまでロールプレイ用の小道具。
- 巡礼ルートの途中の森にはランダムイベント発生地点が複数ある。徒歩の巡礼にこだわるなら鎧なしで盗賊と戦う覚悟をしよう。
- 追加の目的としてサーザヴァ~ウズヒッツ間に点在する各地の聖堂・十字架で、一つずつ犯した罪への懺悔を行い、祈りを捧げるように指示される。
- この目的に挙げられる聖堂の数は、ヨハンカに懺悔した罪の数によって7~9ほどに変わる。
ウズヒッツの教会で祈る。
- ゲーム中に登場する教会はどれも、それぞれ祀られている聖人がちがうわけだが、ウズヒッツの教会は聖マリアン、つまり聖母マリアに捧げられた教会である。(ロヴナは聖ジェームズ、ラッテイは聖マシューと聖ニコラス、サーザヴァは聖マーティン、プリビスラヴィッツは不明)
- ヨハンカは聖母マリアからお告げを受けているので、巡礼先はウズヒッツの教会でなければならない。
- ウズヒッツに到着したら教会の中に描かれた聖母マリアの壁画に向かって祈りを捧げる。
- 真面目に巡礼して全ての罪を懺悔すると、「救済」のパークを獲得する。
- 4時間以上眠ると全経験値が5%早く上昇するようになる。
- 祈り終わったらゴドウィン神父に話しかけて教会への寄付を行う。
- ここで必要な金額は、やはりヨハンカに懺悔した罪の数によって変動する。
- 実績達成している場合は1200グロッシェン。
- ゴドウィン神父は、「有り難いが、一体何があった」と驚いて話を聞いてくる。
- この時、ヨハンカについて詳細に説明し、なおかつ巡礼中に全ての聖堂で祈りを捧げてきていた場合、ゴドウィン神父はヘンリーに、「そういった事例に関する文献を読んだことがある」といって、ヘンリーに「ヤノフのマシューの写本」を貸してくれる。
- 場合に寄っては神父が写本をどこにしまったかわからなくなっていることがある。見つけるまで少し時間がかかる。
- これで懺悔も完了し、今後殺人や盗みなどをやらないと誓うヘンリー君であった。まあ無理だろうが。
サーザヴァへ戻る。
- サーザヴァへ戻ると、ヨハンカがいなくなっている。
- 近くの人間にヨハンカについて尋ねると、サーザヴァの牢屋に投獄されていることが判明する。
- 詳しくは薬屋のような匂いがする修道士に聞け、と言われてニコデモスの元へ。
- ニコデモスと話すと、ヨハンカは異端審問官である司教ヤロスラフの直接の命令に反して聖母マリアのお告げを広めようとしたため、異端の容疑を受けて逮捕されたのだと言う。
- このままでは死刑もありうるそうだが、ニコデモスでは司教と立場が違いすぎて、話もできないらしい。
- ヘンリーはラジック卿に仕える従者として、司教に面会を求める。
司教と話す。
- 司教は監督係のオフィスがある西側の建物の二階の部屋にいる。
- 話しかける前にセーブをしておくことが望ましい。
- ヘンリーが話しかけると、初対面なのにヘンリーの素性が相手に知れ渡っている。
- 審問官である司教から得られる情報は多いが、不用意な選択肢を選んではならない。
基本的に、予想よりも穏やかな人物ではあるが、地雷を踏みぬくと即死ゲームオーバーも有り得る。
そこまでいかずとも、やはり機嫌を損ねると評判が低下し、それがエンディングの分岐に直結する。
- この先ではヘンリーの今までの行い、評判によって先の展開が大きく変わっていく。
あまりにも評判が酷いと先の展開へ進むために高額の寄付を要求されたりする。細かな分岐の条件が多すぎるので、人によって攻略内容が違うものになることも考えられる。注意。
- 審問官との会話で得られる情報の大きな軸は、やはりヨハンカがなぜ逮捕されたのかと、彼女の容疑を晴らすために何が必要になるか、である。
- 彼女の容疑は関係者の証言を裁判で聞いて決定するため、必要になるのはヨハンカの弁護士と、彼女に対して有利な発言を行う証人たちである。
- ヘンリーはヨハンカの弁護士として名乗りを上げ、法廷で証言する証人を集める許可を貰う。
- 審問官がヘンリーに与えた時間は三日間。ヘンリーはそれまでに司教のもとへ戻ってこなければいけない。
- 多少の遅刻なら、まだ赦してもらえるが、やはり心象は下がる。
- 遅れすぎると、ヘンリー抜きで裁判が行われ、バッドエンドルートへ一直線となる。
証人を集める。
- ニコデモス修道士の元へ戻ると、先の計画について有力な助言を貰える。
- また、彼自身が弁護側の証人を快く引き受けてくれる。「彼女は私の助けを受けて当然です」
- 証人は出来る限り多く集めたほうが良いという助言に従い、これまでサーザヴァでヨハンカと関わってきた人々に助けを求めて回ることになる。
- 証人候補は
- ニコデモス修道士。
- 仕立て屋の妻グータ。
- 元バスメイドのアデラ。
- コリンのパヴェル。
- 執行官ハシェク。
- 教区司祭ファビアン神父。
- 管理官セバスチャン卿。
- 声を掛けるだけならば、スカーリッツの幼馴染組、マシュー&フリッツ&テレサにも話はできるが、彼らは今回の騒動に関して殆ど何も知らないため、またマシ&フリのコンビがまだサーザヴァにいたとしても、改まった場所で問題をややこしくせずにいる自信がないため、証人にはなってくれない。
- またニコデモス修道士からは裁判でヨハンカ自身が一体何を言い出すかが非常に心配だと相談される。
もしヨハンカが法廷で教会を批判するような発言をした場合、死刑まっしぐらである。この点についてのニコデモスの不安は当たっており、ここでヨハンカ本人を説得できるかどうかが、裁判の中で最も重要な分岐点となる。
仕立て屋の妻グータ。
- 夫のギャンブル癖に悩まされていた仕立て屋のグータに証言を頼みに行く。
- 夫のアンブローズは既にクッテンベルクへ出発しているのでもう街にいないが、店はグータが商品の売買を行っている。(修理はできない)
- 以前ちゃんと問題を解決できていた場合は、グータは緊張しながらも弁護を引き受けてくれる。「誰かが彼女のために良いことを言ってあげるべきだと思うわ」
- しかし、ここで依頼を完遂できていなかったり、賭けで奪った金を返していなかったりすると話がこじれる。
元バスメイドのアデラ。
- ヨハンカの助手として診療所で一緒に働くようになっていたアデラは、ヨハンカの部屋や診療所近辺にいる。
- 彼女は審問官のことを恐れて怯えているが、それでもヘンリーが頼むと証言をしてくれる。「彼女には今まで助けてもらったから、今度は私が助ける番よね」
- 彼女の説得に失敗していた場合は、そもそも彼女はレデチコにいるまま、サーザヴァのヨハンカとは面識すらないので助けてもらえない。
コリンのパヴェル。
- パヴェルはまだいくつか仕事が残っていたので荷馬車亭の宿に滞在していたが、そろそろ自分の町へ戻る予定らしい。
- 上手く彼の依頼を完了していた場合、何を求められているかを理解した後は堂々と引き受けてくれる。「では彼女のためにもうしばらくここで待つとしよう」
- しかし、依頼を完遂できなかった時には、もう帰らなければならないから、と断られてしまう。
- もっと話がややこしくなるのは、寄付の額を誤魔化していた時や、名義を替えてしまっていた時。よほど上手く言いくるめなければ、彼は怒って協力してくれない。
執行官ハシェク。
- 「公共事業」で執行官に寄付をしたかどうかは、直接分岐には関係ない。(評判には影響するが)
- 市庁舎(兼書記官の店)にいるハシェクに話を聞くと、ヘンリーが頼む前から、司教に出廷を要請されていると答えられる。
- 何を話すことになっているのか本人もあまり良くわかっていないが、ヨハンカについてのことは個人的な繋がりはないのでほとんど知らないと言う。「彼女は特に問題を起こしたこともなかった…最近まではな」
- ヨハンカに有利な発言をしてもらうよう賄賂を渡す選択肢もあるが、それを選ぶと逆に印象を悪くしてしまい、弁明に苦労する。
町の人々からは何かと文句を言われているが、非常にしっかりとした執行官である。(実際、裁判の発言においても彼の証言は非常に客観的で中立である)
- また、彼からは司教が刀鍛冶の妻カトラの家へ晩餐に招待されて、何かの話をしていたという情報を得られる。
教区司祭ファビアン。
- 「公共事業」で教会に寄付をしたかどうかは、直接分岐には関係ない。(評判には影響するが)
- 聖マーティン教会にいるファビアン神父に話を聞くと、なんと、そもそも審問官を呼んでヨハンカを訴えたのがファビアン神父であることがわかる。
- 当然ながら、原告側証人として彼も裁判で証言をする予定になっている。「お好きになさい。しかし、彼女の言葉に惑わされぬように」
- 彼には彼の信念があってヨハンカと対立しているようなので、ここで何を話しても平行線である。
管理官セバスチャン・フォン・ベルク卿。
- 管理官の屋敷は修道院敷地内の北の端にあり、セバスチャン卿の執務室は二階にある。
- 管理官は修道院内部の人間ではないが、窓口として物資のやり取りを行ったり、武力を使って治安維持を担当する貴族側の代理人。教会が建前上持てない世俗の財産や軍隊組織などを聖職者の代わりに管理して運営する役目を担う。ちなみに既婚者。
- 彼はヨハンカに懸想しているので、基本的にはヨハンカの味方をするつもりでいる。ヘンリーに言われるまでもなく、彼は既に司教から裁判での証言を要請されている。「我々は愛し合っているのだ…お互いにな」
- しかし、ヨハンカの立場がマズいことは理解しているので、セバスチャンはヘンリーに、ヨハンカを脱獄させて遠くへ逃げることを提案する。自分の領地に潜伏先を用意しても構わないと言う。
- ところが、ヨハンカへの面会は司教によって厳しく制限されている。近づくには審問官の助手が持っているような身分証明書が必要となる。
刀鍛冶の妻カトラ。
- サーザヴァの刀鍛冶フィンクが、プリ村DLCでプリビスラヴィッツへ向かっても、彼女は変わらず刀鍛冶の妻として別の鍛冶屋とずっとサーザヴァにいるので、フィンクとの関係についてはやや疑問が残る。
- 執行官ハシェクから彼女の情報を聞いていると、昼の間に話を聞くことができる。
- 少し話せばわかるが、彼女はヨハンカに敵対的な原告側証人である。「私はサーザヴァの皆を毒の舌から守ろうとしただけよ!」
- 彼女を仲間に引き入れることは出来ないが、しっかりと情報を聞き出すと、ヨハンカに対してチンピラを雇ってけしかけたのが彼女であることがわかる。
牢の中のヨハンカに会いに行く。
- 審問官にヨハンカとの面会の許可を貰おうとしても、厳格に禁止される。
- 牢の前にいる門番もヨハンカに近づくことを許さない。賄賂を渡したり、暗殺したりする方法もあるが…自己責任で!
- 牢番に通してもらうには、審問官の助手が持っている身分証明書が必要となる。カリスマを使って司教の使いだと言っても証明書が必要と言われる。
- 助手は司教と同じ部屋で資料の作成をしたりしている。忙しい司教に変わって、世界観設定というか、時代背景的な雑談話をしてくれる。
- 二人共忙しく、特定の方向を向いて書類を見ていることが多いので、スリで証明書を盗むと良い。
- 牢番に証明書を見せると、ヨハンカとの面会が許可される。
ヨハンカを説得する。
- 牢の中のヨハンカは落ち着いている。
- 巡礼の旅に行ってきたことなどを伝えると、彼女は喜ぶ。
- 彼女は自分の運命を受け入れている。聖母のお告げに従う決心を固めており、司教であれヘンリーであれ、それを止めることは出来ないと言う。
- セバスチャンに提案された通りに逃げようとすると、彼女は聖母に与えられた試練から逃げる訳にはいかない、と拒否する。
再度ニコデモス修道士に相談する。
- ヨハンカの言葉をニコデモスに伝えると、「悪い予感しかしない」と頭を抱える。
- 誰か「ヨハンカが言うことを素直に聞くような家族はいないのか?」とニコデモスは聞くが、ヨハンカの親族は全員スカーリッツの襲撃で亡くなっている。
- ここで、クエストのマーカーが途切れてしまう。
- しかし、諦めずにヨハンカを説得できる相手を探さなければならない。
- マシューとフリッツは、元々ヨハンカからよく思われていない。二人に聞いてもヨハンカに口で勝てると思えないと返される。
- ラッテイのテレサはかなり遠いが、相談すると「そんなのマティアスしか思い浮かばない」と答える。
- しかし、マティアスは意識不明の重体で、だからこそヨハンカは彼を救うために聖母のお告げに従っているのである。
- そのマティアスは診療所の一番奥のベッドに寝かされている。
- ところが、一度ヨハンカと話した状態でマティアスに話しかけると、彼は意識を回復して話ができるようになる。
- マティアスはヨハンカが投獄されている話を聞いてビックリするが、昏睡から覚めたばかりの彼は体が弱っていて立ち上がることも出来ない。
- そこでヘンリーに、「マティアスのラッキーダイス」を渡して、これをヨハンカに見せるように伝える。「きっと俺が一緒についていくのと同じ効果がある」
- このサイコロは「仲人」で、ヨハンカがテレサに盗み出すように頼んだもの。二人を結びつけた思い出の品である。
再度ヨハンカを説得する。
- ヨハンカに会いに行ってマティアスが意識を取り戻したことを告げ、サイコロを渡す。
- 彼女は喜び、聖母が願いを叶えてくれたのだから、今度はこちらが与えられた務めを果たさなければならないと、まだ言っている。
- しかし、マティアスが回復したということは、ヨハンカに与えられた勤めはもう終わったということではないのかと言うと、初めて彼女は迷いを見せる。
- 彼女は考えるからもう休みたいと言って、会話を終える。
司教に密告する。
- 司教とはいろいろな内容の話ができるが、その中に、「この地方で起こっている様々な問題を報告する」というものがある。
- もしヘンリーが情報提供者として、教会の忠実な下僕であることを示せば、それは弁護人の評価として加点してもらえる、という事だ。
- これには、今までこなしてきたサブクエストや、メインクエスト中の必須でないイベントなどによって話せる内容が変わってくる。
- 関係するクエスト・イベントは以下の通り。
- 報告できるすべての内容について司教に報告した場合、実績「Cleric's Pet(聖職者の手下)」が解除される。
- 基本的に報告する度に評判が上がるのでヨハンカの裁判に関しては有利になるが、中には司教に話されると甚大な被害を被るであろう人物も数名いる。(ゴドウィンとか)
また、「干し草の中の針」で、グレゴールとして潜伏していたことが副院長にバレていた場合、下2つの修練士クエの話題を出すと、勘のいい司教にはそれがヘンリーだったことがバレるため、逆に評判が下がってしまう。 - どの話を告げてどの話を伏せるかはヘンリー次第だが、可能であれば「異端狩り」のワルドー派の話だけはできれば話しておきたい。
裁判を始める。
- まず注意しておくべきなのが、裁判シーンが非常に長いこと。審議中はすべてムービーではない会話が連続するため、決着がつくまでスキップもメニューを開いてセーブすることも出来ない。
ボイスをスキップしない場合40分弱ほどと見たほうがいい。しっかりと時間を確保して挑むように。
- 裁判には主に3つのエンディングルートがあり、一番大きな分岐は、「マティアスのダイスをヨハンカに渡すことが出来たか」である。
- 渡せていなかった場合は「死刑」ルート一直線。渡せていた場合、あとはヘンリー君の弁護次第である。
- 裁判開始前に積み上げてきたヘンリーの評判と、集めた証人による証言などによって、審問官への心象が加点減点されていき、総合点で一定量以上の評価を得ることができていれば、見事「釈放」。そうでなければ「追放」ルートとなる。
- 裁判中、ヘンリーは特定の服に着替えることを命じられる。幸いカリスマ選択肢は無い。
- 要所要所で「異議あり!」というべきポイントは選択肢として表示されるが、時間制限もある。証人を呼べる場面で呼ばなかったりすると、二度と発言の機会は回ってこないので、注意。
ファビアン神父の証言。
- まずは原告の証言。「なぜヨハンカが訴えられているのか」の説明から入る。
- ざっくりまとめると、「素人が聖母のお告げなど、明らかにデタラメだ。やめろと行ってもやめないし、事前の相談もなかった。教会に対する冒涜だ。悪魔のお告げではないのか」
- まずはヘンリーの説得力が関連する反論。「ヨハンカのお告げは悪魔からのものではない」しかし、Speechを鍛えていない人はスルーしたほうがマシ。
- 次に「ヨハンカのお告げはデタラメでもない」ことを証明するためにコリンのパヴェルを召喚。
- (以降も原告側としてファビアン神父はしばらく法廷に残る)
コリンのパヴェルの証言。
- 司教がパヴェルのことを前から知っていたことがわかる。
- ざっくりまとめると、「ヨハンカの言葉によって、私は自らの行いを改め、物事はうまくいった。私は聖なる導きだと考えている。そして私自身も聖母の夢を見た。彼女一人の作り事ではない」
- ただの金持ちの商人かと思っていると、議員先生である。修道院とは政治的に対立しているそうだが、発言力はなかなか大きいようだ。小娘の戯言、と片づけることが出来なくなるだけの影響は持っているらしい。
ゴドウィン神父の蔵書。
- ファビアン神父から疑問が提示される。「なぜヨハンカのようなただの村娘がそんな重大な役目を負うのか」
- ヘンリーが「天に至る道」でズルをせずに巡礼をこなし、ゴドウィン神父から本を借りていた場合、ヘンリーはその本を引用して反論することが出来る。
- 「『神は時に傲慢に陥りがちな男を戒めるために、女に彼らを正すための加護を与えることがある』と偉い学者も言っている」
ニコデモス修道士の証言。
- そして、ヨハンカの最大の味方であるニコデモス修道士の証言。
彼を忘れずに呼ぶことができれば、ファビアン神父と真っ向から対立してヨハンカを擁護してくれる。 - 「彼女は宝だ。元々彼女は神学的な論争には興味を持たず、ひたすら善行を重ねてきた。彼女は字も読めないので、こんな主張をする知識も持っていなかった。私は彼女が聖母の言葉を授かったのだと信じる」
- 聖職者同士の対立が続くが、ニコデモス(修道士=ブラザー)とファビアン(神父=ファーザー)では、ニコデモスのほうが階級が低い。直接的な上下関係にはないが、正式な免許を持たない研修医と、既に自分の病院を構えているベテラン開業医くらいの立場の差がある。ちなみに司教は大学病院のお偉い教授クラス。
- ニコデモスが司教やファビアン神父の意志に歯向かうことが、この先どれだけ彼の立場を悪くするかを考えると、彼の発言は非常に勇気あるものだとわかる。
異端狩りについて。
- 司教がファビアン神父にこの地方で他に似たような異端問題はなかったのかと質問する。
- この時、ワルドー派の「異端狩り」クエストが終了していれば、ファビアン神父はそのことを司教に報告する。
そして、司教はヨハンカが彼らの影響を受けていることもあり得ると判断してしまう。
- ただし、ヘンリーが「異端狩り」の解決に協力したことを事前に司教へ報告していた場合、その問題は解決済みの案件として処理される。
- ここでファビアンとニコデモスの二人は退廷。
執行官ハシェクの証言。
- 司教に呼ばれた執行官は街の代表として、この町で起こった問題、及びヨハンカについて客観的な意見を求められる。
- 「彼女は基本的に善良な娘だ。今回の件以外で問題を起こしたことはない。町の人々は信じる者と信じない者に分かれているが、対立して喧嘩になったこともある。中には彼女を聖人のように崇めて祝福を授けてもらおうとする者もいた」
- ここで問題に上がるのは二点。喧嘩と祝福について。
- 喧嘩というのは、チンピラ相手の乱闘騒ぎのことである。この件についてヘンリーに弁明の機会はない。やったか、やらないか。
- 相手を怪我させずに終わらせていた場合、執行官自身が「その程度の騒ぎはいつでもあるので大した事ではない」と証言してくれるが、武器を抜いて斬りつけたり、相手を殺していた場合はそれが司教に報告され、「ヨハンカが原因で街に混乱を産み、被害が出た」と判定されてしまう。
ヨハンカの善行について。
- 祝福については、クエストの初期段階でヨハンカから話を聞いていれば、「私は司教じゃないからそんなことはしない」と言っていたことがわかる。
なので、それをそのまま伝えればいい。 - キリスト教徒以外にはわかりにくいかもしれないが、それは高位の聖職者のみが行う儀式で、資格を持たないものには許されない。
- そのかわり、彼女は町の人々のために様々な善行を積んでいたと証言できる。
- 証人として順不同で、グータとアデラを呼ぶことが出来る。順番はどちらからでも構わない。択一ではなく、両方に発言の機会はある。
仕立て屋の妻グータの証言。
- グータは簡潔に司教の質問に答えていく。なかなか教養の高い話しぶりである。
- 「彼女は道徳的な生き方についての話をしていた。私は夫の罪に長年悩まされていたが、彼女はそれを解決してくれた。他の街の人も多く助けていた。報酬を受け取っていたかは私にはわからないが、私は要求されたことはない。ただ後になってから彼女が他の人々を助けるのに必要な物資を渡して協力したことはある」
- 司教も彼女の証言にはケチをつける隙がないと感じたのか、サクサクと先へ進む。
元バスメイドのアデラの証言。
- アデラは法廷の場で、自分が元売春婦であったがヨハンカの助けを元に更生したことを証言する。
- 「私は売春婦だった。しかしヨハンカとヘンリーに助けられて今はまともに働いている。もう罪を犯す事はないと誓う。町の人々は彼女が聖人だと信じているので、祝福を求めたり捧げ物をしたりすることはある。ただ、彼女自身は聖人を装うことは絶対にないし、受け取ったものは全て他人を助けるために使っている」
- アデラは、多少たどたどしくも必要な証言をしてくれる。ただし、爆弾が一つ。
- ヘンリーが彼女をサーザヴァに連れてきた後、「最後の一回」のお礼を受けていると、司教からの「サーザヴァに来てから(姦淫の)罪を犯したことはないのか?」の問いに対して、ヘンリーと関係を持ったことを白状してしまう。
- この場合、売春婦の更生とは何だったのか?と、非常に心証が悪くなってしまう。注意。
刀鍛冶の妻カトラの証言。
- カトラは原告側の証人なので、確実にここで呼び出される。
- 彼女はグータやアデラとは逆に、ヨハンカがいかに町に混乱を与えたか、という主旨の発言を行う。
- 「彼女は普通に暮らしている私達を、まるで犯罪者のように呼び、扇動的な言葉で人々を混乱させた。そういう彼女自身が管理官と不倫をしている」
- ここで、前もってカトラから、チンピラを雇ったのが彼女自身であることを聞き出していると、騒動を引き起こしているのはむしろ彼女の方であり、個人的な悪感情で裏から他人を操作する人物であるから、法廷での証人には適さないと、彼女を排除できる。
(反論の選択肢で「彼女はすべてを語ってない」(日本語化MOD)がその暴露となる。「彼女」はヨハンカのことではなくカトラのこと。)
- ただし、司教側も、カトラに対してそれほど多くの情報を期待していたわけではなく、アッサリとそれを認める。
- カトラの役割はただ一点、「ヨハンカが管理官と不倫をしている」という発言を法廷で引き出すこと、だったので彼女の役目は済んでいるのである。
- 貴族であるフォン・ベルク男爵を法廷で追求するためには、町の噂話、といったレベルではなく、具体的な告発が必要である。司教はそれをカトラにやらせたのだ。
管理官セバスチャン卿の証言。
- セバスチャンは司教に対してヨハンカの容疑について語ろうとするが、司教が関心をもつのはそんなことではなかった。
- 不倫したのか、どうか。「…はい」
- そのため、ヨハンカは貴族の堕落に手を貸しながら、貴族への反乱を扇動する演説を行い、自ら騒動の元を作り上げていたと判定されてしまう。
- ここでヘンリーには3つの選択肢が与えられる。こんな長いイベントの終盤でそういうの勘弁して欲しい。
- 管理官が悪い。(管理官を切り捨てる。)
- ヨハンカに悪意はなかった。(管理官と共闘する。)
- 大した問題ではない。
- 三番目はアウトのダメ選択肢である。ヘンリー自身が、ものすごく司教からの評価が落ちる。
- セバスチャンに全ての罪を押し付けた場合、彼は激高して法廷から去ってしまう。ヨハンカの味方をするといいながら、問題だけ増やしていったこの野郎。しかし、ヨハンカへの被害を最小限に抑える策ではある。
- 二番目の選択肢では、ヘンリーとセバスチャンの二人がかりでなんとか司教をなだめる方向に向かう。
「彼女は異端者ではない。ただ無知で不運なだけの善良な娘だ。彼女には間違いを理解させる指導者をあてがえばそれでいい。極端な処罰は必要ない」
ヘンリーの弁論まとめ。
- これで用意された証人たちの証言は全て終了である。
- ヨハンカの牢の前で番兵に賄賂を渡したり、殺したりしていると、ここでザックリと評価が下がる。
- ヘンリーがなぜヨハンカを弁護しようと思ったのかを司教に聞かれる。
特別にどれを選んだからと言って大きな変化はない。ただ、それがヘンリーらしいと思えるものを選べばいい。
- 最後にもう一度ヘンリーの説得力判定。Speechに自信があるならダメ押しをしておくといい。
自信がないなら、余計なことを言ってはいけない。
ヨハンカの証言。
- ヘンリーに出来ることはもうない。後は、条件に従って分岐するのみである。
- マティアスからダイスを受け取ってヨハンカに渡しているかどうか。
- 司教からのヘンリーの今までの評価ポイントが一定値を超えているかどうか。
- この2つの判定で、3つのルートに分岐する。その結果によってヨハンカの運命も全く異なるものとなる。
「聖母様が私にお望みになったことを、私は拒むことが出来ません。」
- そして、司教からヨハンカへの判決が言い渡される。
ヨハンカの処刑。
- マティアスと話せず、ヨハンカの説得に失敗した場合、彼女はヘルマンに処刑されてしまう。
鞭打ちからのナイフによる処刑である。ちなみに処刑といえば思い浮かべがちなエクセキューショナーズソードによる斬首は、高貴な身分の者への処刑である。
突如現れて汚れ役を颯爽と拾っていくヘルマンに、彼の友だちが少ないのも納得である。
- また、マティアスも後を追うように回復せずに亡くなったことが伝えられる。
- 異端の罪で処刑されたヨハンカがまともな埋葬をしてもらえるはずがないのだが、ニコデモス修道士が他の人々の目を盗んで、ヨハンカとマティアスの墓をロヴナの教会の墓地に並べて作っている。他人に知れると彼自身が破門か処刑されかねないので、この件を誰にも教えてはならないと念押しされる。
- セバスチャンは、ヨハンカの死をひたすら嘆いている。八つ当たりも激しく、我儘なお貴族様だが、ヨハンカが好きだった事自体は確かなようだ。
- ロヴナの墓へ行って二人に別れを告げよう。彼らの魂に平穏が訪れますように。アーメン。
ヨハンカの追放。
- マティアスのサイコロをヨハンカに渡せた場合、ヨハンカは態度を軟化させ、司教の与える罰を受け入れると告げる。
- そして、ヨハンカは悪魔にそそのかされて道を誤ったとして、鞭打ちの刑となり、司教に連れられてこの地を去り、修道院に入ることとなる。
(サーザヴァの修道院は男子修道院なので不可)
- ニコデモスはヨハンカが死刑にならなくて済んだことをとにかく喜んでいる。ヨハンカが修道院に入ることになった結末も、元々修道士である彼にとっては、寂しくはあるがそれほど悪くない生活である。看護士として彼の助手をしていたヨハンカの経験はどこへいっても重宝されるはずであり、飢えて困る心配もないと、彼は思っている。
- セバスチャンは、ヨハンカがいなくなってしまったことに放心状態である。しかし、彼女の命が助かったことで、彼は突然きれいなジャイ○ン化して、今までのヘンリーとの衝突について謝罪をしてくる。これは、法廷での証言で彼と敵対したかどうかには関係ない。ヨハンカが生存しているかどうかがトリガーである。
そして、ヘンリーに「フォン・ベルクの剣」をくれる。特別強いというわけでもなく、鎧に変形したりもしないが、すこぶる高価でカリスマ値も高い。
- 心境複雑なのがマティアス。彼は回復して歩けるようになっているものの、ヨハンカとは二度と会える見込みもない今、サーザヴァに留まる理由もなく、先の展望もない。ニコデモスが彼とアデラの滞在のために口利きをしてくれているが、冬にはどこか遠くへ行ってしまおうかと考えている。
- ヘンリーはラジック卿の従者としてラッテイに呼ぶことを提案できるが、そのためにはラジック卿を説得しなければならない。
- DLCでプリビスラヴィッツを復興させていた場合、マティアスを村へ呼ぶことが出来る。
ヨハンカの解放。
- そして、ヨハンカを説得しつつ、しっかりとヘンリーがヨハンカの弁護をできていた場合、ヨハンカは見事解放され、マティアスの胸に飛び込むことが許される。
このパターンでもヘルマンが処刑剣を台に立て掛けてふんぞり返っているので初見はヒヤヒヤするだろう。お前何しに来た - ヨハンカの弁護に成功すると、実績「Angel of Mercy(慈悲の天使)」が達成となる。開発元が名称をテレサ編の実績と取り違えた疑惑があるが、些細な問題だ。
- ヨハンカは毎日聖マーティンの教会へ通ってファビアン神父の指導を受けなければならないという条件はつくが、ほぼ、無罪放免である。ヨハンカ自身に聞くと、司教にも聖母マリアのお告げを信じてもらえたのだろうと漏らす。
- ニコデモス修道士からは、手放しで称賛される。お互いに褒めあった後、修道院の図書室で見つけた秘密のレシピをこっそりと分けてもらえる。このレシピ「カモミールの煎じ薬」はDLCで追加された専用アイテムで、他のポーション類とは一線を画した「一時間」という長時間をかけてじわじわとHP回復を行う。「マリゴールドの煎じ薬」や「ラザロの蘇生薬」との効果の重ねがけも可能なので、旅の途中のちょっとした怪我の対策や、戦闘前にあらかじめ予防として飲んでおくのに向いている。
(v1.9.6カモミールの煎じ汁は現実時間で5時間という異常に長い時間効果があり、命の水のパークの効果によってアルコールの酩酊度が異常な数値になります。これが意図された物かバグかは分かりません。効果が無くなった後も酔った状態がバフで残り、カットシーンで酩酊状態になります。一時的な対処法としては、ロードする度にマリゴールドを飲む事でカットシーンは通常に戻ります。完全に酩酊が抜けるまでゲーム中で5日間刑務所に入ったという人も居れば10日以上投獄されても治らなかったという人もおり、迎え酒のポーションを飲みまくれば治ったという人もいて不明確です)
- セバスチャンはヨハンカがマティアスとくっついてしまったことに心境複雑なようだが、なんと二人の仲を認め、サーザヴァの管轄内にいる限りは、二人に庇護を与えるつもりだと言っている。(フリッツやマシューが、修道院の建築現場で仕事がないと追い払われたにも関わらず、マティアスが働けているのは、セバスチャンの権力によるものと思われる)
そして、追放エンドと同じく「フォン・ベルクの剣」をくれる。自分用に作らせていた豪華な剣だ。
- マティアスは修道院の南の畑で作業をしながら、冬を凌ぐ場所を探している。ヨハンカは放免されたが、修道院の院長はこの騒動を快く思っていないようで、いつかはヨハンカもろとも追い出されてしまうだろうと懸念している。ニコデモスが頑張って口利きしてくれているが、敷地内に部外者がいるのは院長の方針に合わないらしい。
- こちらもラジック卿を説得して場所を確保するか、DLCのプリビスラヴィッツへ二人まとめて移住するよう誘う事ができる。マティアスは喜んで収穫の時期が終わったら向かうと約束する。
- マシューとフリッツもプリ村に誘っていた場合、スカーリッツの悪ガキ集団がまた一箇所に揃うことになるということ。おそらくこれが一番のハッピーエンドと言えるだろう。ゲーム内の時間では秋が来ないままだが。
これで長かった一連のDLCクエスト「The Madonna of Sasau(サーザヴァの聖母)」は終了である。