顧客生涯価値 とは 意味/解説/説明 (こきゃくしょうがいかち) 【Customer Lifetime Value】
企業と顧客が継続的に取引をすることによって、顧客が企業にもたらす価値(利益)を指す。Lifetime Value(ライフタイムバリュー、LTV)やCustomer Lifetime Value(カスタマーライフタイムバリュー、CLV)とも呼ばれる。
簡単な形で示すと、あるサービスが
- 年間のサービス利用料から直接原価をひいた粗利が1顧客あたり平均年間100万円
- 契約更新率から算出した平均の利用年数が5.5年
だとすると、このサービスにおける顧客生涯価値は550万円となる(実際にはリテンションや初期獲得のためのコストを計算したり、サービス内容によってより多くの要素を考慮に入れたりする)。ECなどでも、1回の売買取引だけでの採算ではなく、継続した「お客さま」となることで得られる価値を想定できる。
こうして求めた顧客生涯価値をベースに、事業計画をたてたり、初期獲得費用を決めたりできる。