2014年4月20日日曜日
ノーゲーム・ノーライフ 1話
局:BS11
放送日:2014/04/11
制作:マッドハウス
評価:HV1280
MXで見た比較的鮮明なフレームと同じ場所。
大差ない分布でもフレーム毎比較すると絵で比較すると特徴に差がある。ただ全体に共通した傾向ではなく、比較するフレーム次第でまったく逆の特徴になってしまうくらい、運で劣化具合が決まってしまっているような状態に見える。
優劣を付けづらい特徴だけど、大半はカットは大差なく、特に酷いところはMXの方が確実に悪いのでBS11が上と考えてよさそうだ。
そんな特徴になってしまう程度には劣化しやすい映像と言えるものの、動画で見て気になるほど荒れたシーンは稀で、マッドハウスにしてはまとな放送画質になっている作品。
神々の悪戯 1話
局:BSアニマックス
放送日:2014/04/11
制作:ブレインズ・ベース
評価:HV1280
MX1話と同じフレーム。
似たような大きさでもMXよりノイズが多く周囲が明るくなっている。元映像のノイズ効果の粒が潰れずに残っているような特徴だけど、逆に残ってしまったことで線が少し荒れているところが多くなり、BSアニマックスらしい少しざらついた感じの絵になってしまったようにも見える。
シーンチェンジなどではBSアニマックスもしっかり崩れているフレームもあり、MXより悪いところも容易に見つかる程度の差になっているけれど、動きの大きな部分ではMXの方が酷いフレームが目立つので、点数を付ければBSアニマックスの方が少し上になる人が多いだろう。
局:BS11
放送日:2014/04/11
評価:HV1280
このフレームはBS11も他局と大差ない分布になるけれど、少し小さい分布になるところが多かった。
動きの少ないところでもブロックノイズが多く、背景の細かい描写がMX以上に潰れてしまっているカットも目立つ。一方シーンチェンジ近辺などではMXの方が荒れているところが多く、MXの方が上と言えるほど良いわけでもない。
それでもBS11の中では比較的劣化が多い映像なので相性の悪いアニメの一つとは言えそうだ。
遊☆戯☆王ARC-V 1話
局:BS JAPAN
放送日:2014/04/11
制作:ぎゃろっぷ
評価:HV1280+/810
テレ東と同じところ。
似たような分布でもBSの方がノイズが多く周囲が少し明るくなっている。
線の輪郭もソフトなので、映像では判別できないくらい似た画質に見えるけれど、BSの方が僅かに圧縮劣化の乱れがあり、特に細かい描写はBSの方が潰れ気味。
簡素な背景が多いこともあって、特に情報量の多い絵に見えるわけでもなく、テレ東の方が良く見える環境が多いかも。
テレ東とBSJAPANで絵の横位置がずれているアニメがいくつかあったけれど、この作品では有意な差はなかった。
彼女がフラグをおられたら 1話
局:BS11
放送日:2014/04/09
制作:フッズエンタテインメント
評価:HV1280
MX1話と同じところ。
BS11の方がわずかにノイズが多いけれど、MXと良く似た分布で、安定したフレームでは判別できないくらい良く似た特徴になっている。
拡大してい見ると、BS11の方が線の乱れも少なく、特にシーンチェンジ近辺の劣化も軽微で、BS11らしくないと思ってしまうくらい全体に安定度が高い映像になっている。
ノイズ効果の弱さが影響しているように見えるけれど、BS11と非常に相性の良いアニメの一つと言えそうだ。
2014年4月19日土曜日
魔法少女大戦 1話
局:BS11
放送日:2014/04/10
制作:GAINAX
評価:HV1280+/806
MX1話と同じフレーム。
MXより少しノイズが多い分布だけど、横の伸びはBS11の方がよい。
1話は派手に動くカットが多く、MXではボロボロのフレームだらけの酷い劣化映像だったので、BS11は非常に安定した画質に見える。もちろん動きの激しいところではBS11でも相応に荒れた絵になっているけれど、全体に線の乱れも少なく、BS11と相性の良い特徴のアニメの一つかも。
MXの1話では正確な数字を確認できなかったけれど、比較的安定したフレームが多かったMXの2話で見ると縦810から少しずれていて806と中途半端な数字になっていた。改めてBS11の1話で確認してみても806で間違いなさそうだ。最初から縦806で作っているとは思えないし、1440x810で作ったものの拡大時に少し絵が欠けてしまったパターンだろう。
出戻りも多いのでGAINAXの標準が1440x810に移行するかはわからないけれど、短編とはいえ久しぶりに1280x720超制作に挑んだ制作の登場は、深夜アニメのHV1280+作品が激減した春の中では明るい兆し。
ヒーローバンク 1話
局:BSJAPAN
放送日:2014/04/09
制作:トムス・エンタテインメント
評価:HV1280
テレ東1話と同じところ。
ノイズが多い分布になっているけれど、中央の明るい部分の伸びはBSの方が良い。
圧縮劣化の影響もあるけれど、どちらかというとノイズ効果が潰れず良く残っている映像で、僅かな差だけど線の輪郭が鋭利でBSの方が鮮明に見えるところが多い。ただ、情報量の多さに負けてシーンチェンジなどではテレ東よりブロックノイズが出やすく、安定感では地上波の方が上。
背景も細かい描写が多いわけでもないので特にBSの方が緻密な絵に見えるわけでもなく、判別できないくらい似た画質に見える環境が大半だろう。
ラブライブ! 2期 1話
局:BS11
放送日:2014/04/08
制作:サンライズ
評価:HV1280+/810
MX1話と同じフレーム。
MXと大差ない分布になるけれど、これもBS11は少しノイズが多く、明るい部分の伸びも微妙に悪い。絵で見ても動きの少ないカットではBS11の方が線が乱れ気味で、MXの方が安定してみるところがほとんど。
一方、OP映像のような動きの激しいシーンは、BS11でも圧縮劣化は少なくないけれど、MXでボロボロになっていたところも気にならない程度には安定している。BS11も特に崩れたフレームを選んで見ればむしろ悪い画質というべきくらい荒れているけれど、MXが放送事故レベルの酷さなので、比較にならないくらいまともな放送画質に見えてしまう。
フレーム毎に比較すればMXの方が状態のよいところが多いものの、見るに耐えない破綻したフレームがあまりにも多いので、同時放送であればMXでは絶対見たくないくらい相性の悪いアニメかも。
極黒のブリュンヒルデ 1話
局:BS11
放送日:2014/04/07
制作:アームス
評価:HV1280
MX1話と同じところ。
似たような分付でもBS11の方が少しノイズが多く、明るい部分の伸びもわずかに悪くなっている。
絵で較べてもBS11の方がモスキートノイズが目立ち、その影響で線の乱れもMXより多い。フレーム毎比較するとBS11の方が良いところも見つかるし、特に派手に動くところではMXの酷さが目立つところもあるけれど、大半のカットはBS11の方が背景の潰れも多く、MXの方が情報量の多い絵になっている。
軽微な劣化より破綻フレームの方が見ていて気になるので、そこを重視すればBS11の方が高画質になるけれど、大半のカットはMXの方が良く見えるので点数をつけるとすればMXの方が上になりそうだ。
selector infected WIXOSS 1話
局:BS11
放送日:2014/04/06
制作:J.C.STAFF
評価:HV1280+/900
放送から時間が経ち過ぎてしまったけれど、後回しにしたBSも少しずつ消化しておこう。
MX1話と同じところ。
似たような分布でも、高解像度の鮮明映像なのでBS11の方が横の伸びが良い。といっても言うまでもなく横1440経由。
番宣よりはまだマシだったので、MXで見た時はそこまで酷いとは思わなかったけれど、BS11と比較するとMXはかなり悪い画質になっていた。線の乱れは酷いというほどではなかったけれど、全体に情報量の多い背景が多く、BS11の方が圧倒的に緻密な絵になっている。シーンチェンジや動きの大きなシーンでのブロックノイズも少なくBS11の圧勝。
ただBS11でも情報量の多さやノイズ効果の影響で、動きのほとんどないカットでもブロックノイズが出るくらい圧縮劣化の多い映像になっているので、BS11が良いというよりMXが悪いと言った方がいいかも。
名探偵コナン 絶海の探偵
局:日本テレビ
放送日:2014/04/18
制作:TMS/V1 Studio
評価:HV1280+/864
縦の伸びが非常に良い巨大分布になる高精細HV。軽微なノイズ効果はあるけれど、ノイズの粒はほとんど潰れてすっきりした絵になっていてわずかにモスキートノイズが見えるところがあるくらいで、全体に圧縮劣化も少ない。
リサイズでの乱れもほとんどなく、縦864のジャギが綺麗に残っていて、これも元は1536x864のHV1280+。劇場版コナンも1536x864でここ数年変わっていない。
デジタル移行初期の劇場版コナンの中に1280x720で作られたものがあったのは間違いないのだけど、どの作品からデジタル化1536x864化されたかは未確認。ここで見た中では2008年公開の戦慄の楽譜で1536x864と評価しているけれど、正確な数字まで確認していなかった2007年の紺碧の棺も調べ直してみると既に1536x864になっていたので少なくとも2007年以降このサイズを維持している。
映画 クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!
局:テレビ朝日
放送日:2014/04/12
制作:シンエイ動画
評価:HV1280+/864
十分大きな分布だけど、巨大というほどでもなく、普通のくっきり鮮明HV画質に見える。
基本ベタ塗りっぽい簡素な絵でも、比較的強いノイズ効果の影響で圧縮劣化も多く、少し荒れた絵になっている。テレビシリーズも似た特徴なのでわざとやっているのだろうけど、撮影までのリサイズ処理の影響で線も少し崩れていて、すっきり画質になり過ぎないような作りになっている。
フルHDへの拡大処理では特に乱れもなく、縦864の特徴もはっきり残っていて、元は1536x864のHV1280+。ここ数年シンエイ動画の映画は1536x864で安定。シンエイ動画のテレビアニメは線の輪郭がはっきりせず、撮影解像度の特徴がほとんど残っていない作品ばかりだけど、映画は解像度だけでなく、ぼかし処理の使い方も異なっていてジャギもわかりやすい。
2014年4月18日金曜日
僕らはみんな河合荘 1話
局:BS-TBS
放送日:2014/04/12
制作:ブレインズ・ベース
評価:HV1280+/864
TBS1話と同じところ。
他局より横伸びが良く一番大きな分布になるBS-TBSだけど、いつも通り横1440経由の映像。
安定さではTBSに負けるけれど、背景の微妙な描写も潰れず良く残っていて、他局より情報量の多い緻密な映像に見える。
拡大して比較すると圧縮劣化での線の乱れも見えてくるけれど、動画として見て気になるような粗さもなく、BS-TBSが一番良い絵に見える環境が多くなりそう。
局:キッズステーションHD@旧e2
放送日:2014/04/17
評価:HV1280+/864
キッズでは珍しいTBS木曜アニメの同クール放送。
TBSと同じ1440x1080放送でもキッズの方が横の伸びが少し良くなっている。
線もしっかり暗い高コントラスト映像なので、どの局も鮮明さはほとんど変わらないし、キッズも線の乱れは抑えられているのでNRの性能次第でTBSと大差ない画質に見える環境も多そう。
ただ、全体にモスキートノイズが多く、他局より少し汚い絵に見えるので、画質を意識して見比べるとキッズの悪さが気になってしまうかも。
棺姫のチャイカ 1話
局:tvk
放送日:2014/04/11
制作:ボンズ
評価:HV1280
MX1話と同じフレーム。
元が鮮明さを欲張ったような作りの映像なので、tvkでもここまで大きな分布になる。線もしっかり暗いくっきり画質なので、鮮明さも遜色ない。むしろ元が鮮明過ぎて粗さが残るような画質なので、少しボケたtvkの方が落ち着いた絵に見えるかも。
好みも影響しそうだけど、シーンチェンジの劣化も他局より目立たず、MX, BS11より欠点が少ない映像に映る環境も多いだろう。
局:BS11
放送日:2014/04/11
評価:HV1280
このフレームはMXより劣化が少なく、MX以上に大きな分布になっている。
ただ、比較する場所次第で優劣も変わり、MXの方が大きな分布になるところも少なくない。それでも見た範囲ではBS11の方が良く見えるフレームが多かった。
気になるほどではないけれど、全体に軽微な圧縮劣化が多く、背景も少し潰れ気味でシーンチェンジでの劣化も相応に出ている。
少しボケていてもtvkはブロックノイズは他局より少なく、フレーム毎比較してもtvkが一番良く見えるところが非常に多い珍しいアニメと言えそうだ。
魔法科高校の劣等生 1話
局:tvk
放送日:2014/04/06制作:マッドハウス
評価:HV1280
MXと同じところ。
他局と比較しなければ横の伸びは悪い感じはしないけれど、ボケの影響で一回り小さな分布になる。
ボケの影響で黒浮き気味の線がが多いけれど、比較的暗い線で描かれているのでtvkでも十分鮮明な絵に見える。
ただ圧縮劣化も顕著に多く、ほとんど動きのないカットでもブロックノイズになりかかった8ピクセル周期の線の崩れが出ている。
局:BS11
放送日:2014/04/12
評価:HV1280
MXと大差ない分布でも明るい部分の伸びが微妙に悪く見えるところが多かった。
絵で比較するとtvkほど酷くはないもののMXより線が少し崩れたところが多く、背景の描写の潰れも目立つ。
MXで崩れたフレームで比較すればBS11の方が劣化は少ないけれど、ビットレート不足にならない部分ではMXとの相性が良い映像なので、全体で点数をつけるとすれば、MXの方が上になりそうだ。
メカクシティアクターズ 1話
局:TOKYO MX
放送日:2014/04/12
制作:シャフト
評価:HV1280
番宣は変な画質だったけれど、比較的大きな分布の鮮明HVに変わった。それでもシャフトにしては伸びが悪く、少し角ばった感じの分布になるカットが多い。
適度なぼかしで滑らかに見えるけれど、ジャギ感の強い線が多い。シャフトは人物が小さく描かれるカットでは通常より絵を縮小して使うことが多く、そういったカットでは線がガタガタに見えることも良くあるけれど、この作品はアップのカットでも線が細く、解像度限界で線がガタガタになってしまっている。
普段以上のCG依存映像が影響だけかもしれないけれど、元絵の解像度が高い時に出やすい特徴なのでシャフト脱HV1280の予兆かも?線も十分暗くコントラストも高い絵なのに、シャフトらしいメリハリのあるくっきり画質に見えないのは、その辺りの特徴も強く影響しているようだ。
おかげで縦720の特徴も非常にわかりやすく残っていて、これもHV1280。
局:BS11
放送日:2014/04/12
評価:HV1280
MXとほとんど変わらない分布でもBS11の方がノイズが多いけれど、BSの方が細かい描写の潰れも少なく、僅差でも緻密な絵に見える。
BS11も苦手なシーンチェンジでもMXより安定して見えるし、比較するまでもないけれどMXでは大きく動くところは事故レベルの破綻フレームも結構出ている。このアニメではBS11の方が上と言っていいだろう。
2014年4月17日木曜日
シドニアの騎士 1話
局:TBS
放送日:2014/04/11
制作:ポリゴン・ピクチャアズ
評価:HV1280
もっと大きな分布になるカットもあるけれど、平均的な鮮明カットはこの程度の大きな分布になる。輪郭線のある3DCGでも、線は全体にあまり黒くなく、特に人物が小さいところでは線が黒浮きが酷く バランスの悪い絵に見えてしまうカットもちらほら。
ぼかしで滑らかに見える線も多いけれど、髪など線間隔が狭い描写にはガタガタのジャギがはっきり見えてしまう雑な作りのCGになっている。普通のアニメでは大半の視聴者がまったく気にしないようなところでも画質を良くするための努力を惜しまず、高解像度映2像にも積極的に挑戦するなど向上心の強さが映像から伝わってくるけれど、CG主体の作品は5年以上前の映像と較べても大差なかったり、逆の欠点が増えていたりするくらい地味な進歩しか見えてこない。CGでの表現は向上していると思うけれど、画質に関しては不思議なくらい無頓着なCG業界。
線もガタガタで縦720のジャギもつまらないくらいわかりやすく残っていて、これもHV1280。
局:BS-TBS
放送日:2014/04/12
評価:HV1280
TBSより横の伸びが良く、少し大きな分布になるBS-TBS。絵で見ても横方向に少し鮮明で、線の輪郭も鋭利になっている。
ただ、圧縮劣化はやはりBS-TBSの方が多く、緻密さも見る場所次第で変わるので、特にBSの方が上質の絵に見えるというほどの差はない。むしろ欠点のすくないTBSの方が良く見える環境が多いかも。
デート・ア・ライブⅡ 1話
局:TOKYO MX
放送日:2014/04/11
制作:プロダクションアイムズ
評価:HV1280
MX, tvk, BS11の同じフレームで比較。
鮮明なカットで見てもかなり小さい円分布になるボケHV。これでもぼかし効果の弱いフレームで、アプコンと大差ない小ささになるところも結構多い。
コントラストも抑えめで線もあまり黒くなく、ぼかしの副作用で線の黒浮きも酷いので、ピントの合っていないような映像に見えてしまう環境も多いかも。
ジャギ感の強い絵をぼかしたような絵なので、この分布でも縦720の特徴は綺麗に残っていて、これでもちゃんとHV1280。撮影までの処理でのりサイズ品質が若干悪いように見えるものの、ここまで強くぼかす必要があるほど荒れているわけでもなく、単純にこのボケ画質で作りたかったということなんだろう。
局:tvk
放送日:2014/04/13
評価:HV1280
元からボケた絵でもしっかりtvkボケの影響が出て、他局よりさらに小さい分布になる。
実際のSD制作映像と劇ボケHDはまったく特徴が異なり、HDらしい特徴も少しは残っているけれど、特にぼかし効果が強いカットは平均的なアプコン以下の極端なボケ画質になってしまっている。
局:BS11
放送日:2014/04/13
評価:HV1280
MXと大差ない分布でも、動きの少ない安定したフレームで比較するとBS11の方が圧縮劣化での線も乱れが多く細かい描写も潰れ気味になっている。動きが大きくなるとあっさり逆転するけれど、MXがビットレート不足にならない部分では少し悪い絵に見えるところがほとんど。
ボケが強い映像の割にはどの局でもそれなりに圧縮劣化が出ていて、特に安定感は高くない。それでもボケの影響で軽微なノイズは視認しずらいので、NRの性能次第で安定した映像に見えそうだ。
犬神さんと猫山さん 1話
局:tvk
放送日:2014/04/11
制作:セブン
評価:HV1280
tvkボケも影響しているだろうけど小さい円分布になるソフトHV。tvkで見ると特に細い線の黒浮きが気になるところもあるけれど、適度に暗い線になっているのでそれなりに鮮明な映像に見える。
劣化が少ないところで見ると縦720の特徴も残っているフレームもあるけれど、全体にブロックノイズになりかかったような8ピクセル周期の線の崩れが出ている微劣化画質になっている。
縦720→1080と拡大した映像では、計算上縦8ピクセルに元映像の5.3ピクセル分の情報が存在していることになるけれど、これが8ピクセル毎の崩れによってちょうど8/5倍に拡大したような崩れ方になり、元が1280x720でも縦675に見えるような映像になってしまう。BDで見ても確実に1200x675と断定できる作品もあるけれど、大半は放送劣化が原因の誤認だろう。
史上最強の弟子ケンイチ 闇の襲撃 1話
局:TOKYO MX
放送日:2014/04/08
制作:ブレインズ・ベース
評価:HV1280
睡眠時間も取れない忙しさで、思いっきり滞ってしまったけれど少しずつ消化していくとしよう。
四角感はあるけれどかなり大きな分布。太めでしっかり暗い線が基本のすっきりくっきり画質の鮮明画質になっている。
ただ、人物が小さく描かれるところでは通常より絵を縮小して使っていてために、線が細く黒浮きした上にガタガタになっているところが多く少し気になる。OVAなのに全体に作画も簡素で、予算のなさそうな安い作りの映像っぽい特徴が多いような・・・
すっきり画質でMXでも圧縮劣化はそれほど多くないけれど、特に圧縮劣化が少ないわけでもなくBS11と比較すると荒れたフレームが目立ち、やはり不安定。
鮮明さを優先したような絵なので縦ジャギの特徴もわかりやすく残っていて、これもHV1280。
局:BS11
放送日:2014/04/08
評価:HV1280
1280x720でもかなり鮮明な映像なので、BS11の方が横の伸びが少し良くなっている。ただ、絵で見比べるとほとんど差はなく、鮮明さは同レベルに見える環境がほとんどだろう。
フレーム毎に比較するとMXより荒れたところも見つかるけれど、動きが大きなところになるとBS11の方が格段に安定しているカットが多い。すっきり鮮明なので劣化が目につきやすいことともあり、BSの方が落ち着いた映像に見える。
2014年4月11日金曜日
風雲維新ダイ☆ショーグン 1話
局:TOKYO MX
放送日:2014/04/09
制作:J.C.STAFF, A・C・G・T
評価:HVFULL
ACGTとの共同制作ということでHV1280になりそう、と勝手に思っていたけれど、縦の伸びも非常に良い巨大分布になる高精細鮮明HV画質だった。
縦1080の特徴がはっきり残るフルHDっぽい映像に見えるけれど、線に注目すると縦1000以下に見えるところもあり、ウィッチクラフトワークスに近い作りに見える。それでもWCWよりは文句なしのフルHD制作と言える縦1080の特徴がはっきり残るカットが大量に見つかるのでHVFULL評価で問題ないだろう。
動画が極端に少ないわけではないけれど、動画を削ってカメラワークや1枚絵を移動させることで動きをつけたカットが異常に多く、画質より動く紙芝居レベルの陳腐さが気になってしまう。動画でなくても動きは動きなのでMXでは常に何らかの圧縮劣化が出ているような状態になっているけれど、比較的すっきりした絵なので酷く荒れたフレームは少なく、これでも安定している方。
局:BS11
放送日:2014/04/10
評価:HVFULL
MXより横の伸びは少し良いけれど、差は僅かでBS11もバッサリ切れた分布になっている。横方向のリサイズ跡もしっかり残っていて、いつも通り1440経由。
動きの少ないカットで比較するとMXの方が細部の潰れが少なく、僅差でもMXの方が緻密な絵になっているところが多い。ただ、容易に見分けられないくらいの差しかなく、BS11も潰れが目立つわけでもない。
全体の安定感はBS11の方が上で動きの少ないところでは線の乱れもほとんどなく、BS11の中でも安定感の高い映像。MXではブロックノイズだらけになっているところでも劣化は抑えられているところが多く、映像全体としてはBS11の圧勝と言っていいくらい欠点の少ない画質になっている。
龍ヶ嬢七々々の埋蔵金 1話
局:フジテレビ
放送日:2014/04/10
制作:A-1 Pictures
評価:HV1280
これも横が窮屈そうに伸びが悪いフジテレビらしい分布で、少し縦長の楕円分布になるところがほとんど。
全体に線が細い作画で、しっかり補間の効いたリサイズを使っていても解像度限界でガタガタのジャギが見えるところが結構多い。メリハリのあるコントラストの高い絵に見える程度には暗い線にはなっているけれど、線が細くなるにつれて黒浮きが目立ち、人物の描かれる大きさによって少し印象が違う絵に見えてしまう。
それでも精細感のある少し個性的な画質になっているし、バランスが崩れやすい難しい質感を丁寧な作りでうまく仕上げている印象。
比較的すっきりした絵なので適度にNRが効いていればそれほど気にならないけれど、フジテレビの劣化の影響が強く出ていて、動きの少ないところでもモスキートノイズが多く、シーンチェンジなどを中心にブロックノイズも多めの不安定画質。
ジャギ感の強い絵を少しぼかして整えたような特徴なので、縦720の特徴もつまらないくらいわかりやすく残っていてこれもHV1280。
ピンポン THE ANIMATION 1話
局:フジテレビ
放送日:2014/04/10
制作:タツノコプロ
評価:HV1280
全体に小さい円分布になるところが多いけれど、比較的鮮明なところはフジテレビボケの影響で横の伸びが悪く少し縦長になる。太くしっかり暗い線が基本なのでしっかり鮮明に見える。
初期の番宣では線がガタガタだったけれど、作画時の線の特徴を強く残した独特の質感でも、線の輪郭は滑らかに仕上げた画質に変わった。
フジとしては比較的線の荒れも少なく安定している方だけど、シーンチェンジ近辺ではブロックノイズだらけのフレームも多々ある劣化画質。それでもMXの酷い画質を大量に見た後だけに、この程度の劣化は気にならなくなってしまったかも?
リサイズでは特に乱れもなく、滑らかに見える線でも全体に縦720の特徴が綺麗に残っていて、これもHV1280。
ポレットのイス
サイト:youtube
配信日:2014/03/21?
制作:studio Colorido
評価:HV1280
このフレームは小さくてもHDらしい分布になるけれど、極端にボケたカットも多くアプコン以下の小さい分布になるところも結構あった。線もあまり黒くなくなく、全体にソフトな絵に見えるシーンがほとんど。
ブロックノイズは見えなくてものっぺりしたキツイ圧縮のyoutubeらしい特徴の映像で特に上質でもなく線も少し荒れている。それでも縦720のジャギも比較的わかりやすく残っていてこれもHV1280。
yotubeでは1920x1080を維持したソースも良く見かけるけれど、これは文字なども全部1280x720で入っているので、1080pでも拡大しただけの映像のようだ。
ご注文はうさぎですか? 1話
局:TOKYO MX
放送日:2014/04/10
制作:WHITE FOX
評価:HV1280
少し小ぢんまりした感じに見える円分布になる、ソフトなHV画質。番宣やPVには劣化画質のカットが混ざっていたけれど、見た範囲ちゃんと修正されていた。撮影からやり直していて、比較したカットは番宣より本放送の方がぼかし効果の強いソフトな絵に変わっている。
奇妙な劣化はないものの、少し気になるのがカット感で線の黒さが大きく異なっている点。線の太さが違うとか、演出などの理由ではなく、撮影時の効果の使い方から違っているように見えるので、撮影が異なるカットが混ざった状態な上、それぞれの撮影で質感を統一できない状態なのかもしれない。珍しいことでもないけれど、大半のカットは滑らかな線になっているのに線がガタガタのカットも少し混ざっているなど、時間に余裕がなさそうな雑さな仕事が目立つ。
特に圧縮劣化が少ない映像ではないけれど、荒れたフレームは少なくMXの中ではマシな方。
カットによって特徴が異なっているけれど鮮明なカットでは縦720のジャギが綺麗に残っていて、とてもわかりやすいHV1280。
エスカ&ロジーのアトリエ ~黄昏の空の錬金術士~ 1話
局:TOKYO MX
放送日:2014/04/10
制作:Studio五組
評価:HV1280
全体に縦の伸びが悪く横長の楕円分布になる。初期の五組は横長傾向が強く、その後改善したように見えたけれど、最近でも時々縦ボケアニメを作っている。
比較的淡い絵で線もあまり暗くないのに、縦ボケに加え、人物が小さく描かれるカットを中心に通常より絵を小さく縮小して使ったことで線がさらに細く黒浮きしてメリハリのない絵に見えてしまうところも多い。演出的な理由もなくカットによって鮮明さが変わるのでちょっとチグハグな映像に見えてしまいそう。
圧縮に負担のかかるタイプのノイズ効果を使っているのか全体にブロックノイズも出やすく、シーンチェンジ近辺の劣化も目立つ不安定画質になっている。動きのほとんどないところでも線が少し崩れるくらいなので、MXとの相性悪い方だろう。
劣化はあってもリサイズでの乱れはほとんどなく縦720のジャギもわかりやすく残っていて、これもHV1280。
ソウルイーターノット! 1話
局:テレビ東京
放送日:2014/04/08
制作:ボンズ
評価:HV1280
無印は深夜枠再放送があったといっても夕アニメだったけれど、テレ東深夜枠では珍しいBSJAPANでの同クール放送。
十分大きな分布だけど、今期のボンズは鮮明さを欲張ったような巨大分布になるアニメが多いので、これでも小さい方。絵で見てもボンズにしては細い線であまり黒くもなく、ボンズに多いくっきり画質にはなっていない。
これも上下に×状の分布が出ていて、ボケにくいリサイズ処理は今期のボンズ4作品共通の特徴になっている。似たような処理でもこのアニメは線が細いことが影響してカットによっては線がガタガタに見えるくらいジャギ感の強い絵になっているところが多い。
下のBSの分布と比べると×状の分布がはっきりしないけれど、BSJAPANよりテレ東の方が顕著にノイズが多く、少し荒れた絵になっている影響。ノイズ効果の粒が潰れずに残っているとも言えるけれど、全体にざらついた絵に見える。ノイズ効果が潰れなかったことがそのまま圧縮への負担となった感じで、MXとは比較にならないものの全体にブロックノイズが出やすく、動きのほとんどないカットでも背景が潰れてしまっているところが多い。
線が細いことで、癖のあるリサイズの影響がそのまま出てしまい、縦720の特徴ははっきり見えないけれど、3/2倍に拡大した3ピクセル周期の揺らぎははっきり残っていて、これもHV1280。
局:BSJAPAN
放送日:2014/04/10
評価:HV1280
似たような大きさでもノイズが少なく、テレ東より周囲が暗い分布になるところが多い。
テレ東と異なり、ノイズ効果の粒はほとんど潰れてすっきりした絵になっていて、逆に背景の細かい模様などの描写はBSの方が圧倒的に緻密で情報量の多い映像を維持できている。シーンチェンジでの劣化もテレ東より少なく、ほぼすべての要素でBSの方が上質な印象。
地上波の方がこんな感じのすっきり画質になっていて、BSの方がノイズ効果も潰れずその分圧縮劣化が出やすいことが多いけれど、これは逆の傾向になっている。
このアニメもテレ東とBSJAPANで横の位置が異なり、1920x1080で比較した時テレ東の方が右に2ピクセル程度ずれていた。BSJAPANは放送されているアニメに気づかずスルーしてしまっていることも多いくらい普段あまり注目していないので気づいてなかっただけで、頻繁にあることだったのかも?いくつか再確認してみたけれど、先週のソウルイーター1話や咲再放送はズレなく、古い作品だけど深夜アニメの遅れ再放送だったバカテスイカ娘ナイトレイドなども有意な差はなかった。最近の作品はまだ未チェックの新番もあるのでそこで確認。
2014年4月10日木曜日
棺姫のチャイカ 1話
局:TOKYO MX
放送日:2014/04/09
制作:ボンズ
評価:HV1280
四角感のあるけれど伸びは良い。ノイズの多い映像で境界がはっきりしないもやっとした分布になるところが多く、このフレームではわかりにくいけれど、上下に×状の分布も出ている。
線もしっかり黒い極端なくっきり画質だけど、作画的にもリサイズなどの処理でも徹底して鮮明さを優先したような作りに見える。欲張った影響で少しジャギ感が残り、特に細かい描写ではガタガタになっているところも多いけれど、そんな弊害も理解した上で欠点が目立たないように仕上げているように見えるし、作りも丁寧な印象。
現在のMXには負担が大きい映像で、動きのあるところで大量にブロックノイズが出ているだけでなく、ほとんど動きのないところでもブロックノイズになりかけた8ピクセル単位で崩れていたり、背景がブロック状に潰れているところが非常に多い。ノイズの粒は完全に潰れているけれどチラつきもはっきり残っているし、比較的強いグレイン風ノイズを使っているようだ。
劣化は多くても、リサイズ品質も高く乱れも少ないので、状態の良いフレームを選んで見れば縦720のジャギも綺麗に残っていて、これもHV1280。
ブレイクブレイド 1話
局:TOKYO MX
放送日:2014/04/06
制作:Production I,G, XEBEC
評価:HV1280
2010年に特番で放送された時にもMXとBS11で比較しているけれど、あらためて同じ場所で比較しなおし。MXはもちろん劣化前の画質だったけれど、2010年当時BS11はまだボケ局だった。
MXで2010年の放送と比べると少し伸びが良く、わずかに鮮明になっている。ただ、2010年の時は常時タイトル表示付きの加工映像だったので、その編集で少し劣化したソースを使っていただけかもしれない。
言うまでもなく、安定感は比較にならないレベルで低下して、地味な動きでもブロックノイズが出やすく酷く荒れてしまっている。
局:BS11
放送日:2014/04/08
評価:HV1280
逆に2010年の貧相な分布から巨大分布になったBS11。MX以上に横の伸びも良く、僅かな差でもMXより線が細く引き締まって見えるところも多い。
特別安定しているわけではないけれど、圧縮劣化もしっかり抑えられていて、動画で見ていて気になるような劣化は少ない。背景の細かい描写もMXよりしっかり残っているし、このアニメではBS11の圧勝と言ってよさそうだ。
ノーゲーム・ノーライフ 1話
局:TOKYO MX
放送日:2014/04/09
制作:マッドハウス
評価:HV1280
下程度のアプコンと大差ない小さい分布になるカットもかなり多いけれど、比較的鮮明なところでもこの程度の円分布になるソフトなHV画質。
極端な色彩表現で線も赤みを強く帯びているけれど、適度なコントラストでこの分布でもそれなりに鮮明に見えるカットが多い。
安定しているというほどではないけれど、動きの少ないカットではそれほど圧縮劣化もなく、現在のMXでは中の上くらい。
MXの劣化を免れたカットのフレームで見ると、ボケ画質でもリサイズ時の乱れはほとんどなく、むしろ細かい描写はガタガタに見えるところがもあるくらいジャギ感の残る絵になっている。すべてではないけれど、強いノイズ効果やリサイズ時の乱れのあるアニメが多いマッドハウスnには珍しい特徴かも。
おかげで縦720のジャギもわかりやすく綺麗に残っていて、これもHV1280。
はいたい七葉 1話
局:TOKYO MX
放送日:2014/04/09
制作:パッショーネ
評価:HV1280
MXはアニメTV内の箱番枠での放送。
tvkと同じところだけど、いつもどおりtvkの方が小さい分布になっている。tvkだけで見ると十分鮮明に見えたけれど、MXと比較するとむしろtvkボケの影響が強く出ていて、線も黒浮きが目立つ映像だった。
tvkではほとんど潰れていた背景の描写もしっかり残っているし、MXの方が緻密な絵になっているところがほとんど。縞なし24fps映像ということもあってシーンチェンジでの劣化も比較的抑えられている。
全体に点数をつければMXの方が上という人が多いだろうけど、今のMXの動き耐性の低さは事故レベルなので、激しく動くカットではtvkの方が安定したフレームも大量に見つかるようになったし、環境や好みによってはtvkの方が良く見えるかも?
ブラック・ブレット 1話
局:TOKYO MX
放送日:2014/04/08
制作:キネマシトラス×オレンジ
評価:HV1280
MX, tvk, BS11で比較。
少しソフトな画質で、全体で見るとここより一回り小さい分布になるところがほとんどだけど、鮮明なところは6角形っぽい分布になる。線もあまり黒くなく、ぼかしの影響で黒浮きが少し気になるところもあるけれど、映像で見てボケ画質というほどでもなく、適度な精細感も鮮明さも感じられるカットが多い。
大きく動くところはボロボロになっているもの、地味な動きではそれほどブロックノイズは多くない。OPも映像の特徴の割にはまだマシな映像に見える。
十分滑らかな線に見えるけれど、リサイズでの乱れもなく縦720のジャギもはっきり残っていて、これもHV1280。
局:tvk
放送日:2014/04/08
評価:HV1280
一回りという表現では足りないくらい他局より小さい分布になる。全体にtvkボケの影響が強く、顕著に小さい分布になってしまっている。
元々あまり黒くない線がボケの影響でさらに黒浮きしてどこかはっきりしない絵に見えてしまうところも多い。背景の描写の潰れも目立ち、のっぺりした絵になっているなど、tvkとの相性はかなり悪いタイプの映像のようだ。
それでもMXで酷く荒れたフレームを選んで比較すればtvkの方が多く、安定感では上と言えなくもない。
局:BS11
放送日:2014/04/09
評価:HV1280
MXと大差ない分布だけど明るいところの伸びが微妙に悪く、周囲のノイズも多い。このフレームではMXの方が背景のアスファルトのざらつきなどの特徴が潰れず良く残っているなど、情報量の多い絵になっているし、線の崩れもMXの方が少ない。
動きの少ないカットでは全体にそんな傾向で、MXの方が良く見えるフレームが多かった。
ただ、シーンチェンジなどでの劣化はMXが若干目立ち、あるレベル以上動きが大きくなるとMXは酷い状況になってしまうので、全体ではBS11の方が粗が目立たず安定した画質に見える分、印象も良くなる環境が多いかも。
魔法少女大戦 1話
局:TOKYO MX
放送日:2014/04/08
制作:GAINAX
評価:
ほぼ常時宣伝表示付き短編。
派手に動くシーンが多いことも影響しているけれど、ブロックノイズだらけの破綻フレームの方が多いような映像で、ノイズを見てる気分になるくらい酷い有様。比較的動きの少ないところでも荒れ気味なので、圧縮に負担になるくらいのノイズ効果も使っているようだ。
それでもほとんど動きのないカットのフレームの中には比較的大きな円分布になるところもあった。色付きの線でも十分暗く、メリハリのあるくっきり画質になっている。
ジャギの特徴ははっきり残っている方だけど、安定しているフレームには縦810に近い特徴が散在している。圧縮劣化で1ピクセルの精度で判断できるところが見つからず、1話の映像では断定はできないけれど、1440x810かそれに近いサイズのHV1280+で間違いなさそう。2話以降動きの少ないカットの多い回もあるだろうし、正確な数字は保留。
動画なしでキャラ毎の絵を動かしているだけのOPは本編以上に凄まじい劣化画質だけれど、奇跡的に劣化を免れた僅かな線の輪郭を見る限りフルHDで作っているようだ。言うまでもなくこの手の映像ではフルHDの方が多いくらいで、動画皆無の手抜きOPという印象の方が強い。
DIABOLIK LOVERS 1話
局:TOKYO MX
放送日:2014/04/07
制作:ZEXCS
評価:HV1280+/848
AT-Xから半年遅れの地上波放送。
カットによる分布の差が大きいけれど、特に鮮明なところは巨大と言ってもいい暗い大きな分布になる。細くてもしっかり暗い線になっていて、高解像を活かした精細かつ鮮明な絵に仕上げている。
弱いグレインは使っているかもしれないけれど、ほとんどちらつきは見えず、派手な動くも少ないので圧縮劣化は少なめ。ただ、全体にモスキートノイズっぽいノイズが多く、すっきり画質というほどのベタ塗り画質にもなっていない。
リサイズの乱れもなく線が細いこともあって比較的ジャギの特徴もわかりやすく、縦は848の中途半端な数字。去年のZEXCSのキューティクル探偵因幡と同じ。中途半端なサイズのまとめに挙げたけれど、撮影時は1520x855で作っているのに絵が少し欠けて1509x848程度が残ったと推定。せっかく高解像度で作っているのに、ジャンル的にBlu-ray需要が小さいとはいえDVDしか出ていないのはもったいない。
2014年4月9日水曜日
マンガ家さんとアシスタントさんと 1話
局:TOKYO MX
放送日:2014/04/07
制作:ZEXCS
評価:HV1280
DIABOLIK LOVERSより数分短いけれど、15分枠くらいの短編。
横の伸びはかなり良いけれど、縦は切れたように伸びが悪く横長の分布になる。水平に近い線は少しボケているけれど、しっかり暗い線で描いているので極端な黒浮きもなく、動画では縦ボケに気づくのも難しいくらいの鮮明画質に見える。
シーンチェンジなどでは少し荒れたフレームもあるけれど、地味な動きのカットが多くノイズ効果もほとんどないか非常に弱いのでMXの中では圧縮劣化も少ない方。
線に注目するとわかりにくいところが多いけれど、リサイズの副作用出て線の輪郭に沿ったノイズには縦横とも1280x720のジャギが残っていて、これもHV1280。
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