2012年11月16日金曜日
機動戦士ガンダムSEED 1話
局:BSアニマックス
放送日:2012/11/08
制作:サンライズ
評価:LB-p?, HV1280
BS11, MXと同じところ。
アプコンっぽい分布になるところは、BS11, MXとほとんど変わらない大きさで見た目の印象差もほとんどない。見てわかる違いではないけれど、ノイズはやはりBSアニマックスが最も多く、他局より少し周囲が明るくなっている。
映像のソフト加減に助けられているだけかもしれないけれど、アニマックスでも荒さを感じるようなところはほとんどなく、
微妙画質のところは省略して、HDのアイキャッチの同じフレームの分布。
鮮明なHDのカットになると、BSアニマックスの不安定さがはっきりわかるくらい圧縮劣化が出ているところも増え、それほど動きのないところでも少しノイズの多い絵になってしまっている。
2012年8月18日土曜日
時と永遠 CM
局:BS11
放送日:2012/08/17
評価:LB-p/360
他でも流れていたしゲーム関連の映像はほとんどスルーしているけれど、HDアニメーションRPGという謳い文句に釣られてチェックしてみよう。
上は、普通のアニメ映像っぽいところの分布。
大きな円分布で見た目にもかなり鮮明に見えるけれど、ジャギ感の強い線になっていて元は640x360しかない映像を拡大した状態。この映像がPS3のアプコン機能を利用しているかどうかはわからないけれど、工夫されたアプコン処理を使っていて単純なリサイズでは実現できない良く出来た映像になっている。縦横3.0倍という整数倍の拡大で絵がゆがむような劣化もなく、レタボズーム以下の解像度の映像とは思えない映像になっているし、この部分もHD制作のアニメ映像と思ってしまう人も出てきそう。
プレイ画面ではないにしてもHDアニメRPGというのは相応しくない映像だけど、HD画質のアニメ映像にしてしまうとデータサイズも大きくなるだろうし、これはこれでありかも?
レタボ状態があったわけでえもないのでレタボズームではないけれどLB-p相当の映像なのでその分類。
評価:HV1280
プレイ画面部分の分布。
この部分は粗いジャギもなく、確かにアニメっぽい質感の線になっている。ゲームにしては線がガタガタに見えるようなジャギ感もないけれど、縦横とも1280x720の特徴がはっきり残っているHV1280相当の映像。
上のアニメ映像は縦横半分のサイズしかないけれど、高コントラストで線も黒に近いこともあって、ゲーム画面より鮮明に見える。
2012年4月7日土曜日
ワンピース スペシャルエディション
局:フジテレビ
放送日:2012/04/07
評価:LB-HV1280+-i
上下に影が見えるアプコンっぽい分布。線が非常に太いので縞状の劣化にはなっていないけれど、原因はやっぱりフィールド毎の拡大。
16:9映像での放送。クロスカラーも出ていてコンポジSDソース由来の映像だけど、一旦HD解像度で加工された上でさらに1080iに拡大されている。
拡大前は縦812という意味不明な数字で、1280x720からの拡大ではない。1440x810からフィールドで拡大した例はポケモンにあるけれど、812という中途半端な数字はさすがに前例はない。4:3のまま処理した後、上下を切って16:9の範囲を拡大した結果その数字になったのだろう。
上下を切っているので残っている縦情報はLB相当になっている。
元サイズがここまで大きくなると、縞解消効果も副作用の方が強くあまりいい絵にならないけれど、
Destripe(406, 8, 5, 4)
辺りで補正すると、フィールド毎のリサイズでよれよれ感のある線が少しすっきりする。
16:9になっているので、レタボズーム相当の状態だと思うけれど、縦の伸びも平均的なレタボズームよりかなりよい。線の輪郭が変化するような強い鮮明化処理を使ったな特徴になっているので、鮮明化アプコン同様フィルタ処理で強引に鮮明にした結果だろう。その手の処理では(というか描き直さない限り)潰れた部分は回復しないので、縦方向の細かい描写はことごとく潰れたままになっている。
2012年1月4日水曜日
機動戦士ガンダムSEED 1話
局:TOKYO MX
放送日:2011/01/03
評価:LB-p?, HV1280
BS11で見た状態の異なる3箇所それぞれ同じ場所で比較。
上は無難なHV化と言えそうなカットの分布。BS11との差は周囲のノイズの違い程度で元々状態の良いアプコン程度の精細感の弱い絵なので、見た目の印象差は皆無に近い。新作映像以外全体がこの状態であれば、無難な作りというくらいの感想で済んだのだけど。
線が異様に太く細かい描写が潰れまくりの問題カットの分布。ここもBS11との差は僅かでロゴを隠すと判別できないくらい似たような画質。
精細感も残しつつ自然に鮮明に見えるアプコン処理もたくさんありそうなのに、どんな環境で見るとこの映像でやろうと判断できるのか逆に興味深い。HV環境では辛いけど640x360くらいに縮小すると意外とまともな絵に見えるような?
B開始のアイキャッチの分布。圧縮劣化の出ている場所は違うけれど、ここもBS11とほぼ同等。
2012年1月1日日曜日
機動戦士ガンダムSEED 1話
局:BS11
放送日:2011/01/01
評価:LB-p?, HV1280
番宣の画質を見た時点で期待してなかったけれど、こんな画質になるとは微塵も予想していなかっただけに動揺を隠せない。画質以前に無理やりな16:9の狭苦しさも気になるけれど、どうしてこうなったと言わずにいられない混沌映像。
いくつか異なるの映像が混ざった状態だけど、全体の特徴を細かく調べる時間もないので代表的な特徴を見てみよう。
上は、Aパート冒頭数分程度の少し甘いアプコンっぽく見えるところの分布。小さな分布の精細感のない絵でも十分暗い太い線になっているので鮮明さはそれなりに感じられる。少し明るく補正すると粗いジャギっぽい特徴が見えてくるところは多いけれど、リサイズとぼかしを組み合わせてなのか線の乱れを上手く隠しているので、アプコンと考えれば見た目の印象も悪くない。
フィルタで強引に鮮明さを出そうとしてみたものの、ディテールがつぶれて単純なアプコンより酷い絵になっているカットの分布。全体に線がど太く細かい描写はほとんどつぶれていて、その太い線の輪郭の一部だけが少し鋭利になっているのか、2重の分布になっている。その処理の副作用で線の周囲が明るく輪郭強調気味になっているところも多く、静止画では見るに耐えない画質になっているところも少なくない。ここまでフィルタの特徴が強く出てしまっては解像度視点どころか絵としても評価する意味もなさそう。
上のようなところは1280x720っぽい特徴も僅かにあり、絵の解像度が極端に足りなくてもHV撮影したといわれればそう見える特徴があるけれど、この分布になるカットには横720に近い周期のジャギが残っているところが多く、アプコン+強引なフィルタ処理にしか見えない。デジタルアニメでの撮影の定義自体曖昧なので、なんでもありといえばそうなのかもしれないけれど、ここの評価としてはレタボズームの方が相応しいだろう。ただ、ここも線の輪郭には縦720に近い特徴が出ているので、1280x720サイズのレタボズーム状態でフィルタ処理した後、フルHDに拡大した可能性が高そう。
この状態のカットは再撮影に使えるデータが失われていて、アプコン相当の映像を使うしかなかったとか?アプコンに正解は存在しないし、これでいいと判断して放送している以上、個人的感想でしかないけれどこれでHVと言われたらとても困る。
本編中にもHV解像度のところがあったけれど、わかりやすいところでアイキャッチの分布。十分大きな円分布で、精細感も十分のHV画質。細めの線が多く少し黒浮き気味になっているところもあるけれど、縦720のジャギも綺麗に残っていてわかりやすいHV1280映像。
追記
2話では真ん中の変な画質カットは激減していて、大半は上のような自然な絵になっていた。今後も状態の異なるカットが混ざった状態になるのかもしれないけれど、古いアニメだけにすべてが理想というのも難しいだろうし、たまに変なところが入るくらいなら画質を気にしながら見たとしても許容範囲かな?
2009年4月5日日曜日
ドラゴンボール改 1話
局:フジテレビ
放送日:2009/04/05
評価:HV1280+(OP), LB-p(本編)
上はOP。巨大分布でもないけれどまずまずの大きさ。動きの激しいところは破綻がひどく、ブロックノイズも多いけれど、縦810に十分近いジャギが見えているので、おそらく1440x810のHV1280+。
本編は少し横に長い小さめの楕円分布。
グレインがはっきり見えるところも多いけれど、ハイビジョンで直接テレシネすれば円に近くなると思われるので、普通にSDからのレタボズーム状態の可能性が高そう。
予告では周期的に変化するクロスカラーっぽい部分があったので、コンポジの可能性もあるかもとは思ったものの、コンポネでの放送もやっているし、十分安定した映像なので普通にコンポネSDマスターの少し丁寧なアプコンという感じかな。
2009年3月1日日曜日
ドラゴンボール改 番宣
局:フジテレビ
放送日:2009/03/01
評価:LB-p?
何故16:9?「フルハイビジョン対応放送」とか意味不明な宣伝文句はこの業界の伝統かな。
4:3の状態を想定しても、フィルムから直接HV解像度でリマスタしたような特徴は見当たらない。ジャギっぽい粒状感のある絵で、分布もレタボズームに近く、フィルムでは発生しない縦方向のボケもある。
横720に近いジャギに見えるところがあるとか、彩度を上げるとクロスカラーの名残のようなものもあるようにも見えるので、コンポジ4:3のSD映像の上下を切って汚さが目立たないようにアプコンしただけかな?
それなりに頑張っている感じもしないわけではないけれど4:3でいいのに、と思う。
テロップ類は全部消した状態でチェックしています。
2009年1月20日火曜日
宇宙をかける少女 3話
局:テレビ東京
放送日:2009/01/19
評価:LB-p
1話より少しだけ伸びが悪いけれど絵の差かな。同じような四角分布で、リンギングの激しい映像。リンギングはリサイズを繰り返した影響と思えるけれど、はっきりと確認できるジャギは縦420を少し超えるくらいのものしか今のところ発見できず。
縦420程度のジャギは、リサイズで崩れているために正確な数字を見出せていないけれど420と仮定して、放送までの低画質化処理を推測してみる。
予告HVから絵の部分が720x420という変わった比率の上下30程度の黒帯がついたレタボ的なSD映像を作成。それを通常のスクイーズ→レタボ変換すると、通常のレタボより上下の黒帯が広くなって絵の部分が720x320程度の映像になる。その絵の部分のみを1080i化した状態の分布が下。リサイズアルゴリズムの違いから周辺に影は出ているものの、明るい部分の分布は放送に近似しているように見える。
あくまで同程度のボケを再現できたというだけで実際の処理もこの加工を行なったと言えるわけではないけれど、ジャギの特徴も含めてそれほど的外れでもないかも。
この通りだとすると、最小のサイズでは縦320程度と通常のLB(360程度)より小さなサイズになっていたことになるけれど、HALF-SDの240と比べると十分に大きいのでレタボズームと考えてしまおう、ということで少し例外的な扱いではあるけれど初めてのLB-p分類アニメ。
2009年1月6日火曜日
宇宙をかける少女 1話
局:テレビ東京
放送日:2009/01/05
評価:LB-p?
予告と比べるまでもなく衝撃的な画質。
アプコンとしても縦の伸びが悪くレタボズームの分布で動く場所でも縞がないLB-pというのは過去に例がない。とっても四角な分布通りリンギングも強く汚い感じではあるけれど、それなりに離れてみればアプコンに起因する縞はないので比較的優秀なレタボズームではある。
HVでCMを流しつづけた上で、この画質にできる神経の図太さは賞賛してあげた方がいいのかな・・・
あまりよい実験ではないけれど、予告の見たフレームをSDレタボサイズに近い720x360に縮小して、再度1920x1080に拡大した時の分布を見てみると、横方向は大差ないけれど、縦は放送ほど悪くならない。
不思議なことに実際の放送で縦方向のジャギを見ると420程度というよくわからない数字の特徴が残っていたりするので、放送された画質になるまでの過程は結構複雑なんだろう。
そんな特徴含めて、このアニメの場合、他のアニメの分布と比較した場合、縦の伸びからLB-pと考えるのが妥当?という程度で、SDでのレタボサイズにされた過程があったといえる特徴は発見できなかったため?をつけておきます。
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