2013年10月3日木曜日
境界の彼方 1話
局:TOKYO MX
放送日:2013/10/02
制作:京都アニメーション
評価:HV1280+/955.5
いつも通りの巨大分布になる精細HV。黒というほど暗い線ではないので、くっきり画質というほどのメリハリはないけれど、適度に暗い線が大半で十分鮮明な緻密映像に見える。
エンコーダの変更で、安定したフレームは過去のMXでは見たことがない情報量の多い緻密な絵になっていて、背景の微妙なざらつきも潰れずに残っている。グレインのようなちらつくノイズがなく、遠近や動きの大きさを表現するためのぼかし効果も多用していることもあって、比較的大きく動くところも圧縮劣化が少ない。
全体では非常に高いレベルの放送画質になっているけれど、無理のしわ寄せでシーンチェンジなどでテレビのNRではごまかせないぼろぼろの破綻フレームが度々発生してしまっている。テレビによって圧縮劣化の見え方は違うので、今回のMXの変化もNRの性能次第で印象が変わるかも。
過去の京アニ作品より若干ジャギ感が軽減したような線になったのか、正確な数字を確認できるフレームがなかなか見つからなかったけれど、今回も縦955.5辺りの京アニ標準フォーマットのままで変化なし。
評価:HVFULL
いつも通りフルHD相当のOPの分布。
効果で少しソフトに仕上げているカットが大半なので、全体がこんな分布になるわけではないけれど、鮮明なカットは上下が枠を超えたようなフルHDらしい巨大分布になる。
細かい描写には縦1080のジャギもはっきり見えるわかりやすいフルHD映像。高解像度でも簡素な作画のアニメも少なくないし、高精細を活かした情報量の多い緻密な映像はやはり凄い。