2012年4月29日日曜日
つり球 1話
局:BSフジ
放送日:2012/04/28
評価:HV1280
フジ1話と同じところ。
これも全体にフジより少し大きな分布になるけれど、場所によっては少しノイズが多く、周囲が少し明るい分布になるところがあった。
カットによってはほとんど差のない絵に見えるところも多いけれど、BSの方がボケが少なく線も引き締まってメリハリのある画質で、背景の描写も潰れず情報量の多い映像になっているので、意識して見なくてもBSの方が高画質と感じられる環境も多いだろう。
これも横1440経由の映像。
坂道のアポロン 1話
局:BSフジ
放送日:2012/04/28
評価:HV1280
フジ1話と同じところ。
極端な差ではないけれど、どこを見てもBSの方が横の伸びが少し良い。地上波同様小ぢんまりした分布だけど、線も細く引き締まっていて、分布の割りには十分鮮明に見えるところが多い。
グレイン風ノイズの影響で、BSでも圧縮劣化大目の映像で、地上波より線の崩れが大きいところも見つかるけれど、地上波では劣化で潰れたしまった描写も全体に良く残っていて緻密な絵になっている。
容易に判別できるほど明確な差ではないけれど、いつも通りBSの方が高画質と感じる環境の方が圧倒的に多いだろう。
これも横1440経由の映像。
2012年4月28日土曜日
氷菓 1話
局:BS11
放送日:2012/04/27
評価:HV1280+
tvk, MXと同じところ。
MXと大差ない巨大分布でもBS11の方が横の伸びが僅かに良く、絵で見てもMXより線も細く引き締まって少し鮮明な絵になっているところが多い。高精細でもグレイン風ノイズ効果のないすっきり映像なので、圧縮劣化が目立つところもほとんどなく安定感も十分。
BS11の方が良く見える環境も多くなりそうだけど、細かく比較するとBSの方が圧縮劣化が多くMXの方が潰れの少ないところはいくらでも見つかるし、BSが圧倒的に上質というわけではないのでロゴを隠して判別するのは難しいだろう。
評価:HVFULL
OPも同じところ。
上の本編のフレームでも縦長の楕円になっているけれど、元はフルHDのOPでも横がばっさり切れた分布で、これも横1440経由の映像。
MXとの差は僅かだけど、ここもBSの方が横の伸びが良い。
2012年4月26日木曜日
氷菓 1話
局:TOKYO MX
放送日:2012/04/25
評価:HV1280+
tvk1話と同じところ。
tvkでも巨大分布だったけれどMXはさらに大きな分布というのはいつも通りの差。
tvkではこのフレームよりかなり小さい分布になるカットも多かったけれど、MXでは差はあってもそれなりに大きな分布を維持して鮮明な映像になっているところがほとんどだった。tvkでボケていたのはtvkボケが主因で、元映像は全体に十分鮮明だったようだ。ただ演出としてのぼかし効果は当然MXでもそのままで、線もそれほど黒いわけでもないのでくっきり感に強い映像でもない。
情報量の多い背景に対し人物は線が少なく、十分な精度でジャギを数えられるところは限定的だったけれど、線の崩れも少なくtvkよりは細かい特徴も良く残っていて、調べたところはどこも縦955.5と中途半端な数字で日常OPと一致する特徴だった。放送自体1440で横方向のリサイズも繰り返されているので僅かに誤差はあるかもしれないけれど1699辺り。どういう作り方をするとこんな中途半端な数字になるのか謎。
評価:HVFULL
OPもtvkと同じフレームの分布。tvkでも縦は枠を超えているくらいでかかったので違いもわかりにくいけれど横はMXの方が伸びがよい。
繰り返しになるけれど、OPは非常に綺麗に縦1080のジャギが残っていて、元絵の解像度も十分の文句なしのフルHD映像。日常のOPクオリティが本編に移行して、今回OPはさらに上だったということは1, 2年のうちに本編もフルHDになるのかも?
最近は1280x720を限界まで使い切ったような優秀なHV1280も多く、フルHD化したら良い絵になるというわけでもないけど、1280x720にするにはもったいない作画になっている作品も増えてきたので、視聴者側が望まなくてもフルHDを目指す流れは続きそうな予感。
2012年4月25日水曜日
ギャラクシーエンジェル ア・ラ・カルト 2期1話
★4:3アニメです
局:TOKYO MX
放送日:2012/04/23
評価:4:3-ip/486(A)
2期回はフィルム経由ではなく、フレーム毎の位置ずれもない安定したアプコン4:3画質で、1期回と似たような分布でも角が取れた感じの分布になる。ジャギの特徴を見ると4:3の範囲で横720になっていた。
2002年制作当時の特徴そのままなのかわからないけれど、高コントラストのすっきり画質で線は若干太めでもしっかり黒く鮮明さは十分。しっかり補間されたリサイズで元絵の特徴も良く残っているし、4:3SD映像としては高画質と言って良さそうな映像に見える。
Fate/Zero 2ndシーズン 1話
局:キッズステーションHD@e2
放送日:2012/04/23
評価:HV1280+
MX, tvk, BS11と同じところ。
MX, BS11より若干伸びが悪く見え、周囲のノイズも多い分布になるところが多い。暗いシーンが多いので動画では劣化もそれほど気にならないし、比較しなければそれほど悪い画質という感じはしないものの、絵で見ても線も崩れが多く、MXと比較するとはっきり見劣りする絵になっている感じ。
すべての要素で優れているというわけではないけれど、MX>BS11>>キッズと不等号で表現してもいいくらい、MXは欠点の目立たないバランスの良い映像に見える。
いつも通りこれも横1440経由の映像。
エウレカセブンAO 1話
局:BS-TBS
放送日:2012/04/21
評価:HV1280
TBSと同じところ。
似たような分布でもTBSより僅かに横の伸びが良く、線も少し引き締まって鮮明な絵になっているところが多い。シーンチェンジ近辺で豪快に破綻しているところもわずかにあり、色の滲み地上波より目立つものの、BS-TBSにしては劣化の目立たない映像で健闘している方だろう。
ノイズ効果がつぶれてすっきりした絵になっていて、地上波よりノイズも少なくなっているところが多いけれど、背景の細かい描写は地上波の方が良く残っていて、全体としてはTBSの方がバランスが良い映像になっている。それでも好みによってはBSの方が良く見えることもありそう?
これも横1440経由の映像。
イナズマイレブンGO クロノ・ストーン 1話
局:BSJAPAN
放送日:2012/04/21
評価:HV1280+
テレ東1話と同じところ。
BSでは横の伸びがさらに良くなり鮮明になっている。といってもテレ東でも巨大分布の鮮明映像だったので、見た目の印象差はほとんどなく判別も難しいくらい同じような画質になっている。横の伸びが良いといっても横が切れた感じは変わらず、これも横1440経由の映像。
BSの方が僅かにノイズは多いものの、その分背景の細かい描写もつぶれずよく残っていて、地上波より緻密な絵になっている。優劣をつければBSの方が上に見えるけれど、すべての要素で優れているわけでも、動画で見比べてはっきりわかる差があるわけでもないので、ほぼ同じ画質と言ってしまってもいいかも?
2012年4月24日火曜日
氷菓 1話
局:tvk
放送日:2012/04/23
評価:HV1280+
このフレームは巨大な分布になっているけれど、遠近表現のぼかしを使っているところも多く、大半はもっと小さい分布になる。ぼかしに加え軽微なグレイン風ノイズもあり鮮明さは控えめだけど、ボケていないところは線も細く描写も非常に精細で、見た目にも高解像度らしい映像にはなっている感じ。ただ、カットによっては背景と人物が分離した感じに見えるところもあるなど、手間のかかる作業をやっている割にはどこか雑な感じもあったり、ちょっと効果過剰な感じがしないでもない。
tvkでは線が荒れ気味で細かい特徴はMXなど他局で調べた方がよさそうだけど、比較的状態のよいフレームを見ると、番宣同様縦1080っぽい特徴もあるもののやはり絵を拡大した特長も残っていた。フルHD撮影でも元絵の解像度不足で拡大したのか、別のサイズで撮影したものを拡大したのかはわからないけれど、文句なしのフルHDアニメとは言いにくい映像。時間がとれないので1箇所しか見ていない上に誤差の大きな数字だけど縦は950程度と日常やけいおん!!のOPに近い特徴のようだ。正確な数字や全体が同じ特徴なのかどうかなどMXで再確認の予定。
OPの分布。
OPは線の特徴もしっかり縦1080になっていて、元絵の解像度も十分な文句なしのフルHD相当の映像。
見てすぐわかるくらい本編よりずっと鮮明な映像になっているけれど、解像度差よりもぼかし効果が少ないなど別の要因が強く影響している感じ。
本編がOPと同じ状態でなかったのは残念だけど、今期のアニメでは最も高精細な映像で、夜アニメだけでHV1280+も4本目。
2012年4月21日土曜日
未来日記 26話
局:BS11
放送日:2012/04/20
評価:HV1280
中途半端な放送だけど最終話でMXと比較しておこう。上がBS11, 下がMX。
似たような大きな円に近い分布の鮮明HVだけど、BS11の方が僅かに横の伸びが良く見える。
拡大して細部を比較してみると、MXの方が潰れが目立たずディテールも良く残っているところが多く、BSの方が鮮明なところもほとんどない。これも横1440経由の映像だけど、横方向のリサイズが1往復少ない分ノイズもリサイズの副作用ノイズは少なくなっているし、特に鮮明なところでは目で見てわからない僅かな差でもBSの方が線の崩れは少ないところもあるのだろう。圧縮劣化のノイズはMXより多いので、全体としてはMXの方が低ノイズの映像になっている。
元からノイズ効果のないすっきりくっきり画質でどちらの局も十分安定しているし、見比べても判別不可能なくらいなので同等の画質と言っても問題ないかも。
局:TOKYO MX
放送日:2012/04/18
評価:HV1280
場所のよって少し傾向は変わるけれど、特に鮮明なところは1話から特に変わった感じもなく似たような大きな分布になる。
色の境界や暗いシーンでは線も少し崩れ気味になっているなど、すべての点で勝っているわけでもないけれど、線の乱れや細部の潰れは少なく、BS11より僅かに緻密な絵になっているところが多い。
アクセル・ワールド 1話
局:キッズステーションHD@e2
放送日:2012/04/20
評価:HV1280
MX, tvk, BS11と同じところ。
BS11に近い分布で、MXより少し大きく見えるところが多いけれど、ノイズが多く周囲が明るくなっている。
分布で見るとそれほど差はないけれど、動きの少ないところでも圧縮劣化が多く、普通に見ていてもブロックノイズが気になるところがある。MX, BS11でもどちらかというと圧縮劣化の多い映像だったけれど、キッズでは破綻気味のフレームも多く、さらに不安定な映像になっている。見るに耐えない画質というほどの酷さでもないけれど、キッズと相性はかなり悪いアニメのようだ。
これも横1440経由のソース。
2012年4月20日金曜日
図書館戦争 革命のつばさ CM
局:TOKYO MX
放送日:2012/04/18
評価:HV1280+
誤認含め評価も迷走状態だったけれどテレビシリーズはHV1280で、最近の鮮明HVと比較するとかなり小さな分布のソフトな画質だった。
そのテレビシリーズとは比較にならない巨大分布の精細HV画質。極端に線も黒くなく若干コントラスト抑え目の映像なのでくっきり画質という感じでもないけれど、HV1280クラスにはない精細感のある映像になっている。ノイズ効果もほとんどなく、CM映像としては劣化も目立たない。
映画でも黒帯なしの16:9。劣化は少ないといっても動きのあるカットが多く、多少誤差がある可能性は否定できないものの、縦864の特徴が多く残っていて、これも元は1536x864のようだ。
縦横とも16の倍数になる1536x864はこのクラスの主流になるのでは?と勝手に思っていた割りに長く希少種のだったけれど、ここにきて復活傾向。戦国BASARA1期ももう3年前になってしまったけれど、I.GのHV1280+は当面このサイズになるのかな?
イナズマイレブンGO クロノ・ストーン 1話
局:テレビ東京
放送日:2012/04/18
評価:HV1280+
前シリーズ同様かなり大きな分布の鮮明HV。線もしっかり黒い見本のようなすっきりくっきり画質も相変わらずで、縦810の特徴も綺麗に残ってる1440x810のHV1280+も変わらないけれど、リサイズでの乱れが軽減してGOより線の粗が目立たなくなったように見える。
継続的に見ていなかったのでGOでも似たような画質の回もあったかもしれないけれど、過去回の映像も使っていて場所によって少し特徴が異なっていた先週のGO最終話でもクロノストーン1話と同じ状態っぽいカットは見当たらなかったので、今シリーズから少し処理が変わったのかもしれない。劇的な変化でもなく気付く人もほとんどいないだろうけど、少しでも良い絵にしようとする姿勢は評価したいところ。
2012年4月17日火曜日
2012年4月16日月曜日
デュエル・マスターズ ビクトリーV 1話
局:BSJAPAN
放送日:2012/04/15
評価:HV1280-iぼかし?
テレ東と同じところ。
周囲のBSJAPANの局ロゴの斑点が見えるけれど、縦ボケの強い極端な横長分布でほとんど差はない。拡大して比較するとそれなりに差はあるけれど、フレーム次第で優劣も変わり、どちらもはっきり上といえるような違いもなさそう。時刻表示の有無というわかりやすい違いはあるけれど、元からボケが酷いので絵の要素だけで判別するのは不可能だろう。
これも横1440経由。
2012年4月15日日曜日
Fate/Zero 2ndシーズン 1話
局:BS11
放送日:2012/04/14
評価:HV1280+
MX, tvkと同じところ。
MXに近くても少し小さく見える分布になる。1期もMXより少し甘い絵にだったBS11。
探せばMXの方が劣化しているところもあるけれど、BS11の方が線の崩れが多く、MXの方が線が引き締まって僅かながら鮮明に見える。もちろんこのフレームに限った差ではなく比較したところはどこも似た傾向だった。
BSと地上波の比較では良くある傾向だけど、MXも文句なしに良いというわけでもなく、比較的鮮明な線はBSより輪郭もはっきりしているけれど、少しボケた線は逆にBSより甘くなっているところが多い。それでもBSでは分布に差が出るくらいの劣化出ているので、ディテールが少し失われているとしてもMXの方が良く見える環境が多いだろう。
これも横1440経由。
2012年4月14日土曜日
シャイニング・ハーツ ~幸せのパン~ 1話
局:TOKYO MX
放送日:2012/04/14
評価:HV1280+
縦の伸びが非常に良い巨大分布の精細HV。
I.GではBASARAで似たような巨大分布があったけれど、 今回も縦864のジャギが綺麗に残っていて元は1536x864で間違いなさそう。
ここまで高精細な映像でもジャギ感の強い線になっているところが多い。リサイズの質など別の理由でそう見えるだけかもしれないけれど、1536x864でもまったく足りないくらいの作画になっているようにも見える。
ノイズ効果もないので高精細映像でも圧縮劣化は少なく、十分安定した放送画質になっているようだ。
似たような巨大分布になるところが多く十分凄い映像だけど、細い線で描いているのでわずかなぼかしや効果の影響で黒浮き気味になっているところが目立つ。場所によって線の黒さが大きく異なり、演出的な理由とは無関係に見た目の鮮明さが異なる点でちょっとチグハグな映像になっているのがちもったいない。BASARA並みのくっきり画質も作品には合わないとは思うけれど、もう少し安定した鮮明さがあった方が見やすい映像になりそう。
これで今期は夜アニメのHV1280+も3つ目。ようやくHV1280横並び状態から上を目指す新しい時代に入った・・・のかな?
D.C.ⅡS.S.~ダ・カーポⅡセカンドシーズン~ 1話
局:TOKYO MX
放送日:2012/04/14
評価:SD-ip/486(A)
まだMXでも局ロゴもなかった4年前は、アプコン縞の有無も気にせず劣化したフレームを見ていたので、今の条件に合わせて同じカット内劣化のない別のフレームの分布でチェック。
当時もSD-ip/486(A)の標準アプコンだったけれど、絵の位置や縞の特徴が僅かに異なっているので、同一ソースではなく、アプコン処理もやり直しているようだ。
分布で比較すると横の伸びが少し良くなり、僅かな差だけど鮮明でノイズも少なく少し良くなっている感じはするけれど、低コントラスト気味で線の黒浮きも目立つボケ気味のアプコン画質は相変わらず見た目の印象差はほとんどない。
エウレカセブンAO 1話
局:TBS
放送日:2012/04/13
評価:HV1280
大きな分布でも少し角ばって六角形っぽ形になるところが多い。全体に共通の特徴なので、リサイズとか線の輪郭を整えるフィルタ処理の癖で線にユニークな特徴が出ているのだろう。何の作品か忘れたけれど過去にも似た分布があった。
bonesらしいしっかり黒い線で描かれたメリハリのあるくっきり画質でとても鮮明に見える。ノイズ効果のほとんどないすっきりした絵に見えるところが多いけれど、それほど大きく動かないところでも圧縮劣化が比較的多く見えるので、潰れているだけで軽微なノイズ効果はあったのかもしれない。
大半は適度な補間で線も滑らかに見えるけれど、細い線の描写ではジャギ感の強いところもあり、縦横とも1280x720のジャギの特徴がわかりやすく残っている。細かい描写か不自然につぶれることもなく今回は疑う必要ないHV1280映像。
ソードアート・オンライン 番宣
局:TOKYO MX
放送日:2012/04/13
評価:HV1280
動きのあるカットも多いので、一回り以上小さい分布になるところもあるけれど、動きの少ないところは伸びも悪くない円分布になる。線も細めで精細感もあり十分鮮明に見えるけれど、線はあまり黒くなくくっきり感は強くない。ただ特に効果もない普通の明るいシーンがないので番宣の印象とは異なる画質になる可能性もありそう?
一部、線が細過ぎてジャギ感が出ているところもあるけれど、極端に鮮明な映像でもないので粗が見えることもなく、バランス志向の落ち着いた絵になっている。
その細い線には縦720の特徴もわかりやすく残っていて、これもHV1280。
アクセル・ワールド 1話
2012年4月13日金曜日
映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 黄金のスパイ大作戦
局:テレビ朝日
放送日:2012/04/13
評価:HV1280+
上下に奇妙な影が見えているけれど、全体に小ぢんまり分布になるところがほとんど。線は極端に細くなくしっかり黒いので十分鮮明に見えるし、精細な描写も意外と多いけれど、少しソフトなHV画質になっている。
映画でも黒帯なし。
しっかり補間の効いた線で元絵の特徴が強く出ているのか全体に共通する特徴がなかなか見つからない。線の特徴も複雑でシンエイ動画絡みの映像はお手上げになるものも多く、これも投げ出したくなるくらいわかりにくかったけれど、線間隔の狭い部分に出ているジャギには、もえたんBASARAの縦864に見える高精細な特徴が残っているところが多くあった。正確に864と断定できないもののそのクラスの高精細映像だろう。
ただ低解像度に見えるところも少なくなく、元絵の解像度が不測しているところがあったとか、処理の異なる映像の混合状態の可能性もありそう。
黒子のバスケ 1話
局:BS11
放送日:2012/04/13
評価:HV1280
MXと同じところ。
薄っすらと/状の模様が見えているけれど、体育館床の板目の描写が圧縮劣化でのブロックノイズによって周期的に線の境界が鋭利になった影響で。BS11もいつも通り横1440経由の映像。
BS11このフレーム同様ブロック化で線に周期的な圧縮劣化が出ているところが多い。BSの方がノイズ効果がつぶれずに残っている、という表現の方があっているかもしれないけれど、MXは少しすっきりした絵でも安定感のある映像になっている。
細部を比較すると異なる特長も見えてくるけれど、BSの方が線が引き締まって少し鮮明に見えるところもあるし、劣化も静止画で見ないとわからないくらい軽微なので、判別できないくらい同じような画質に見える環境がほとんどかも?
つり球 1話
局:フジテレビ
放送日:2012/04/12
評価:HV1280
これも大きいというほどではないけれど円に近い分布。左右が少し切れたように見えるところも多いけれど、BSではもう少し良い分布になるだろう。背景の方が高コントラストで、人物の線の方が黒浮き気味になっているところが多い。人物がアップのところは鮮明に見えるところも多く全体としては違和感を感じるほどではないけれど、特に人物が小さいところでは線が明るくはっきりしないのでバランスの悪い絵に見えるところもあった。
動き少ないところでも軽微な圧縮劣化が多いフジテレビらしいノイズの多い映像。これも軽微なグレイン風ノイズがあり、シーンチェンジなどでは破綻気味になっているところもところどころあり、不安定さが気になる。
背景は意図的にジャギ感の強い絵にした感じで普通に見ていてもわかるくらい線がガタガタになっているところも多いけれど、補間されてジャギ感の弱めの人物などの線にも縦720の特徴もしっかり残っていてこれもHV1280。
本編ではないけれどアポロン直後の出張コーナーの映像はHV1280-i(SPICE)の縞HVになっていた。
坂道のアポロン 1話
局:フジテレビ
放送日:2012/04/12
評価:HV1280
小さいというほどではないけれど、小ぢんまりした円分布になる少しソフトなHV。それでも少し暗部を沈めた感じの高コントラスト映像で、線も少し太めで極端に黒くなくてもしっかり暗いところが多く、見た目の鮮明さは十分。ぼかしで線も滑らかに見える。
グラデーション塗りの多用やフレームでも輝度に変化つけていて個性的な絵になっているけれど、極端な表現はなく効果も意図がわかりやすく使っているので見やすい絵になっている印象。
普通に見ていてもちらつきが見えるくらい比較的強いノイズ効果もあるけれど、フジテレビの劣化がそのノイズに埋もれて見えなくなっている点で、フジテレビ向きの映像なのかも。
拡大して見るとノイズ効果と劣化で線も僅かに荒れているけれど大きく崩れるようなこともなく、リサイズによる乱れもほとんどないので、ほとんどのフレームで縦720のジャギもわかりやすく綺麗に残っていてこれもHV1280。
クイーンズブレイド リべリオン 1話
局:BS11
放送日:2012/04/12
評価:HV1280
かなり小さめの円分布のボケHV。アプコンと大差ない小さい分布でも、四角感はほとんどなく低解像度の特徴も見当たらない。文字も普通にHDで入っているしBDのCMも同等のボケ絵なので最初からボケの強い画質で作っていたのだろう。映像全体のコントラストは十分高いけれど副作用で線の黒浮きが目立つカットも多く、ソフトな質感にするにしても強すぎるぼかし効果でバランスの悪い映像になってしまった感じ。
ノイズ効果があったようなちらつきも見え、ボケた絵の割には圧縮劣化もそれなりに出ている。ただ最初からボケているので、多少崩れても見た目に影響することもなく、荒れた感じはほとんどないかも。
細かい描写も潰れ気味だけど断片的でも縦720に十分近い特徴も多く残っていて、これもHV1280。
局:TOKYO MX
放送日:2012/04/12
評価:HV1280
上のBS11と同じところ。
大差ない小さな円分布だけど、BSより周囲にノイズの分布が多く、僅かに伸びも悪い。絵で見ても線の崩れはややMXの方が多く、BS11の方が若干鮮明に見える。鮮明な線の特徴は良く残っていても、ボケた部分の情報が欠落しやすいMXには厳しいボケ画質で相性も悪かったようだ。
BS11の圧勝というほどでもなく、フレーム毎比較すればMXの方が良いところも容易に見つかるし、元からアプコン並みにボケているので普通に見比べて違いがわかる環境も多くないかもしれないけれど、BS11>MXと不等号で表現できるくらい劣化が目立つMX。
2012年4月12日木曜日
ヨルムンガンド 1話
局:BS11
放送日:2012/04/11
評価:HV1280
MX, tvkと同じところ。
MXに似た、もやっといた大きな分布。MX以上にグレイン風ノイズは潰れずによく残っていて、背景などの描写もBS11の方が潰れず緻密な絵になっているところも多い。逆に頑張ってノイズを残しすぎた分、線の荒れはMXより目立ち安定感ではMXの方が上に見える。
といってもほとんど見分けが付かない程度の劣化なので、情報量が多い絵に見える分、BSの方が良いと感じる人の方が多くなりそう。ただ、どちらかが圧倒的に良いというほどの差でもないし、どの要素に注目するかで評価も変わると言った方が無難かも。
横の伸びも良く見えるけれど、ノイズ効果が圧縮劣化のノイズの影響というだけでこれも横1440経由の映像だった。
2012年4月11日水曜日
ヨルムンガンド 1話
局:tvk
放送日:2012/04/10
評価:HV1280
MXと同じフレームだけど、tvkでは圧縮劣化でグレイン風ノイズが潰れて少しすっきりした絵になっていて、MXより輪郭のはっきりした分布になっている。それでもノイズを消したMXよりはやはり少し小さな分布になっているtvk。かなり強いノイズ効果なので、細かいノイズが潰れていてもちらつきははっきりすっきりした絵という表現は合わないかな?
かなり圧縮に厳しそうな映像の割には大きな分布になるくらいの鮮明さは維持していているので、tvkもそれなりに頑張ってる感じ。とは言っても細かい描写はMXの方が圧倒的に良く残っているし、見比べると少しのっぺりした感じがする環境も多いだろう。
ヨルムンガンド 1話
局:TOKYO MX
放送日:2012/04/10
評価:HV1280
大きな分布にも見えるけれど、強めのグレイン風ノイズの影響もあって、もやっとした分布になっている。普通に見ていてもわかる強いノイズ効果が目に付くけれど、圧縮劣化もそれなりに出ていても輪郭がぼろぼろになっているところは少ない。この作品もかなりジャギ感の強い線になっていて、環境によっては線のガタガタさが気になることもありそう。
暗い絵の多い映像だけど、部分的に少し明るい色で描写して何が起こっているかわからなくならないような工夫も見え、見辛い映像にはなっていない印象。ほとんど色がないように見えるくらい彩度も低めで、作画以外の要素で個性の強い映像になっている。
ノイズの影響で絵の鮮明さがわかりにくいので、数フレームをブレンド(平均)してノイズ効果の影響を大幅に軽減させた分布も見ておこう。例外もあるけれど、グレイン風のノイズはランダムにノイズを乗せているので、動きのないところでフレームをブレンドするとノイズの部分だけが相殺されてグレイン効果を加える前の絵に近い画像を得ることができる。
わざわざこんな方法で比較しなくても絵で見ればわかることだけど、ノイズ効果を加える前の絵も大きな円に近い分布の鮮明映像だった。
ジャギ感の強い線なので縦横とも1280x720の特徴がわかりやすく残っていて、これもHV1280。
黒子のバスケ 1話
局:TOKYO MX
放送日:2012/04/10
評価:HV1280
大きな円分布の鮮明HVだけど、細い線での描写も多く特に細い線のところは黒浮き気味になっているので、精細でもどこかはっきりしない絵に見えるところも多い。好みの問題なのかもしれないけれど線が細すぎてバランスの悪い絵になっている感じがしないでもない。
ぼかし効果で一回り小さい分布になるソフトなシーンもあり、全体としてはソフトなHV画質という印象になりそう。線の特徴もカットによって差があるので、少し作りの違う映像の混合状態かも。
ノイズ効果があったのかよくわからないくらいすっきりした絵なので、圧縮劣化もほとんど目立たず安定感の高い映像になっている。
普通に見ていて気になるほどではないけれど、線が細すぎて解像度限界でジャギ感の強い線になっているところも多く、これも縦720の特徴がわかりやすいHV1280。
2012年4月10日火曜日
黄昏乙女×アムネジア 1話
局:TOKYO MX
放送日:2012/04/09
評価:HV1280
tvkと同じところ。一回り大きな分布で鮮明になっただけでなく、線の乱れや潰れも減ってすっきりした絵になっている。
tvkは線の乱れや縦540か現象も大量に発生して酷く荒れていたので、tvkとの相性が非常に悪い映像と言えそう。とはいってもtvkでは背景のディテールが失われてのっぺりした絵になっていたり、微妙なボケでも細かい描写が潰れているところも少なくない。
ただ、比較的暗い絵なのでtvkの劣化がはっきり見えるようなことも少なく、それほど違わない映像に見える環境も多いかも?
MXでも線には元絵の特徴が強く残っていてわかりやすいジャギは残っていないけれど、線の周囲のノイズには縦720の特徴もtvkよりはっきり残っている。
君と僕。2 2話
局:テレビ東京
放送日:2012/04/09
評価:HV1280
絵で見ると1話よりは鮮明に見えるところが多かった印象だけど、2話も似た1話に傾向で縦長分布になるところが多く、一部小さめの円分布になるカットもあった。
意図的なぼかし処理のようだけど、低画質化とも思えないので理由を妄想してみよう。分布傾向が異なる映像はそれぞれ別のところが作っていて、下のようなJCにありがちな小さめの円分布になるところは本家JCフィルタで最初からボケていたところ。一方上はJCフィルタのかかっていない少し鮮明な映像で、下のカットとの印象差を軽減するために後からぼかし処理を追加して近づけた結果、特徴が異なる分布になったとか?
なぜ下のような縦横同じくらいの強さのぼかしではなく横方向だけぼかしたのか、を考えてみると、既に60iで完成に近い状態の映像に後からぼかし効果を加えようとしたとき、縦方向にも普通にぼかすためには、正しいフィールドを組み合わせて正常なフレームを作って処理し、また分けるという面倒な処理が必要になるけれど、完全に横方向だけのぼかし処理にすれば60iのまま処理しても前後のフィールドの情報が混ざるという問題を回避できる、という辺りが理由かも。
いつも通りすべて憶測の話だけど、ミスというわけではなさそうだし、今後も似た傾向で続きそう。放送回によって多少傾向も変わるかもしれない。
ここも少し縦長っぽく見えるけれど、上の状態のカットより縦の伸びが悪く、逆に横は少し良くなって円に近い分布になっている。
JCに限らないけれど小さめの円分布はJC標準といってもいいくらい過去のJC作品でも多かったパターン。
這いよれ!ニャル子さん 1話
局:TOKYO MX
放送日:2012/04/09
評価:HV1280
番宣にもあったけれど、周囲に影があり2重の分布に見えるところの方が多かった。明るい高コントラストのすっきり鮮明画質だけど、最近のアニメでは珍しいくらいジャギ感の強い線で静止画で見ると線のガタガタさが気になるところもある。
ジャギ感軽減のためか少しぼけた絵で部分的には線の黒浮きも気になるけれど、適度な暗さを維持しているところが大半なので気になるようなボケ感はない。ぼかし処理だけでは2重の分布にはならないので、ジャギ感が気にならないところまでぼかしてから、シャープ系フィルタで鮮明な方向に戻した状態なのかもしれない。
最初からこの画質にしようとしたのではなく後処理で調整したらこの絵になった、くらいの雑な作りに見えるけど、結果的に独特な質感になっている感じもするし、悪いと感じる人もあまりいないかも?
縦横とも1280x720のジャギがはっきり出ていて、とてもわかりやすいHV1280。
2012年4月9日月曜日
劇場版 BLOOD-C The Last Dark CM
局:テレビ東京
放送日:2012/04/08
評価:HV1280+
枠に入らないという感じになるほどの巨大さはないけれど、暗いながらも縦の伸びはかなりよい。明るいカットを見る限り線もそれほど黒くなく、くっきり感抜群という画質ではなくても精細感は非常に高く、普通のアニメとはまったく異なる高解像度感がある。
一見、縦1080に見えるような特徴も残っているけれど微妙に拡大した状態に見えるところが多い。CM内のフレームだけでは雑な数字しか確認できなかったけれど1020~1040程度から1080に拡大したように見えるところが複数あった。撮影はフルHDでも絵を少し拡大しているパターン、あるいはオリジナルは16:9でない可能性含め映像から断定することはできないけれど、フルHDクラスの高精細HVアニメと言ってもよさそうな特徴になっている。
評価:HV1280+-i/900
30秒CMの18秒辺りにあるPCモニタ画面のようなCGっぽい作りのカットの分布。
奇妙な分布だけどここは通常の絵のカットとは異なり、絵で見ても縞状の劣化が見えフィールド毎の拡大で劣化しているパターン。元は縦900なのでCG系の映像は1600x900で作っているのかも。
映画でも制作過程では60iで作業することもあるのだろう。完成したマスターから切り出した映像かもわからないし、CGカット全部がこんな状態ではないことを祈る。
黒帯なし16:9のCMだけど、この状態のカットが存在するということはハイビジョン解像度の16:9作っている可能性も高そうだ。
ここまで高解像度になると縞解消でも上質な絵にすることは難しいけれど、
Destripe(450, 4, 3, 3)
辺りの設定で線の乱れは大幅に改善可能。
黄昏乙女×アムネジア 1話
局:tvk
放送日:2012/04/08
評価:HV1280
大きいというほどではないけれど、tvkなので他局はもっと大きな分布になるだろう。高コントラストでも少し暗い絵にしている上、周囲を暗くしているカットも多いので暗い映像と感じが強い。といっても明るい部分は十分明るいので何が起こっているのかわからないようなバランスの悪さはなく、見やすい映像になっている。
明るさ表現では効果も使っているし、シネスコっぽい上下帯カットとかもあるけれど、過去の大沼作品と比べると過剰な色彩表現も控えめで地味な印象。
本編映像を見ると番宣で1280x720のように見えるところがあってちょっと期待したけれど、縦720の特徴もしっかり残っていてこれもHV1280。番宣の高解像度の特徴は本放送の絵にもあったけれど、元絵が比較的ジャギ感の強い絵だったようで、それをしっかり補間の効くリサイズで縮小していたので線に縦は800を超えるその元絵の特徴が強く残っているところが多かった、というオチ。
作品の雰囲気に合わせて意図的にやっているかもしれないけれど、元絵のかなり精細なのに全体に細かい描写の潰れが目立ち、720→1080のリサイズで少し輝度ムラが出ているなど、全体に雑な仕事っぽくも見える特徴が多いのがちょっと気になった。
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