2009年10月31日土曜日
茄子 スーツケースの渡り鳥
局:BShi
放送日:2009/10/31
評価:HV1280
こちらはOVA。
大きいというほどではないけれど、円に近い分布。
分布通り輪郭くっきりという質感ではないけれど、線も暗くコントラストも高く、分布の割りには十分鮮明に見える。
縦はほぼ正確に720のジャギが確認できるHV1280。
茄子 アンダルシアの夏
今日からマ王! 第3シリーズ 30話
局:NHK-E
放送日:2009/10/31
評価:HV1280-i
今回は28話に比べるとボケも軽減して劣化も少なく安定していたので、より正確な特徴が確認できた。
フィールドのジャギのピッチから誤差1以下で縦713。確認した範囲では同じ状態で処理は安定しているようだ。28話で見たところも強いぼけと乱れで特徴を読み取ることができなかっただけで、処理としては同じだった模様。
今のところ720に近い縦サイズからフィールド拡大で縞が出ているアニメで720以外の確認例はこれのみ。繰り返しになるけれど、単純に713→1080とした状態だけとは思えない縦方向のボケ、あるいはにじみと言った方が近い乱れもあるので、最後の段階での拡大は720→1080だったけれど、その前に別の処理があったために変わった特徴の映像になった可能性もありそう。
処理過程はともかく、713からのフィールド単位の拡大と考えても差し支えない特徴の映像なので、Destripe(357, 3, 2, 3, 2)の縦712.7程度の近似値で縮小すると縞の乱れのない絵に戻すこともできる。
さらに、Destripe(357, 3, 3, 2, 2, 50)誤修正程度の設定を使えば、にじみを軽減してより鮮明な映像になるけれど、この設定だとオリジナルより鮮明?という感じになってしまうので画質評価視点から逸脱気味の設定。
今後も同じ状態が続くかどうか分からないけど、映像データとして一回くらい見ておいてもいいくらい縞縞アニメの素材としてはかなりの珍種で面白いサンプルかも。
番外 再び縞解消法バージョンアップ
Destripeプラグイン併用の速度改善版はこちら。
今回は元に戻すという視点にとらわれず、より鮮明な(あるいはバランスのよい)質感に調整できるように拡張しています。特にHV1280-iでは縦方向にボケているものが多いので、より元の絵に近づけることができるようになるかも。
不適切な値を受け付けないようにした他、一部処理を変更していますが、新しい設定を使わない限り以前と同じ結果になります。
function Destripe(
\ clip clip, int "hh", int "rt", int "sft1", int "sft2",
\ int "addb", int "mode") {
addb = default(addb, 0)
mode = default(mode, 1)
Assert(hh>=1 && hh<=2048,"hhは1~2048") Assert(rt>=1 && rt<=64,"rtは1~64") Assert(sft1>=(-rt*4) && sft1<=(rt*4),"sft1範囲エラー") Assert(sft2>=(-rt*4) && sft2<=(rt*4),"sft2範囲エラー") Assert(addb>=0 && addb<=256 && (addb%2)==0, \ "addbは0~256の偶数") Assert(mode>=-158 && mode<=100, "modeは-158~100")
w = clip.width()
th = hh * rt
c = ((addb == 0) ? clip :
\ clip.AddBorders(0, 0, 0, addb)).Separatefields()
c = (mode == 0) ? c.BicubicResize(w, th) : (
\ (mode == 1) ? c.Spline36Resize(w, th) : (
\ c.blur(0, -(float(mode)/100.0)).
\ Spline36Resize(w, th)))
ve = c.SelectEven().
\ PointResize(w, hh, 0, rt - sft1, w, th)
vo = c.SelectOdd().
\ PointResize(w, hh, 0, rt - sft2, w, th)
return Interleave(ve, vo).Weave()
}
modeの拡張
mode=0 ResizeIntre互換
mode=1 標準
はそのままで
mode=それ以外(指定可能範囲は-158~100)を指定することで質感の調整が可能
プラスの大きな数字ほど鮮明になり、マイナス値ではぼけが強くなります。この設定は縦方向のみに影響します。ただし、絵でみると横方向にも変化が出ているように見えることがあります。
オリジナルを尊重という視点でいうと、似ような描き方の縦線と横線の黒さが近くなるように調整するとよさそう。推奨というほどでもないけれど、SDでは指定なし(mode=1で)で十分、HDでは15~30程度の範囲がバランスがよいものが多い。劣化が酷い場合は、さらに大きな数字の方がよく見えるものも少なからずあります。好きな質感を選んで使えばよい話だけれど、より鮮明な画質に調整する場合はこの段階ではバランスを重視し、別の処理でさらに調整した方がよい結果になることも多いだろう。
modeより前にaddbがありますので、例えばHV1280-i(GONZO)の設定
Destripe(360, 6, 4, 3)
をmode=25で少しシャープな絵にする場合は
Destripe(360, 6, 4, 3, 0, 25)
とするか、
Destripe(360, 6, 4, 3, mode=25)
とmodeを明示して指定します。
現状のアプローチでの汎用の縞解消法としてはほぼ完成形で、何か変えるとすれば処理の高速化ぐらいですが、特定の拡大処理に依存すたリサイズで縮小するとより自然な絵になるものもいくつかあり、あと2回くらいは変身を残しているかも。
TestDestripeなどは前回の修正のものをそのまま使って下さい。
追記
縞解消の処理の意図を把握した上で 処理を見ると、一旦大きく拡大した後にPointResizeで縮小するとい う2段階のリサイズを行なっているのが冗長で、直接フィールドの位置を調整して縮小すれば効率的と思えてくるかもしれないけれど、この面倒な処理にはもちろん理由があり、むしろこの2段階処理がDestripe(去年のResizeIntrも)の一番重要な部分だったりする。
絵で見た方が早い、ということで実験してみよう。
このイメージは、SD-iアプコンした映像とその縞を解消するために縮小する処理過程で、フィールドの一部を拡大したものだと思ってください。細かいと分かりにくいので縦16倍しています。
左の「初期状態」 は、アプコン前のSDの映像に相当する画像。横方向に4つのブロックに分かれているけれど、一番左の縞状態の部分が1ピクセル幅の線になります。順に2, 3, 4ピクセル幅の横線の縞のある状態。この縞とアプコンで出る縞はまったく関係なく、最初から縞のある画像です。
中央の「縦に拡大」は486→1080と同等の比率で縦方向だけにbilinearで拡大した状態。輪郭がボケているけれど、縞の周期など全体の特徴はある程度維持できている。
右上の「直接縮小」 のイメージは、中央の画像を、Spline36Resizeで直接縦486に縮小した状態。全体の特徴は「初期状態」に十分近いけれど、拡大で出たボケも 含めて再現しているため、少しボケ(この映像ではにじみという表現の方が近い?)が出てしまっている。特に左端の元が1ピクセル幅しかなかった縞の部分で は、輝度の変化が大きい。
右下の「拡大+間引き縮小」 がDestripe相当の処理の結果で、縦に拡大した後、PointResizeで情報を間引いて縮小した結果。元通りというほど理想的な結果ではないけ れど、右上に比べるとにじみが軽減され、特に1ピクセル幅の縞の部分でもある程度初期状態に近い画像を得ることができる。この例では拡大時のリサイズを bilinearにしていますが、輪郭をはっきり残すリサイズであれば、さらにDestripeの効果が強くなります。
簡単にいうと、大半のリサイズアルゴリズムは元の画像(この実験でいうと真ん中の画像)の特徴をいかに保持しつつサイズだけ変更するかを工夫した処理なので、右上の結果は 中央の拡大後のイメージの特徴を残しているという点で、理想に近い結果になっているけれど、元の状態に近づけるという特異な処理に価値がある縞解消においては、Destripeの方がよい結果を得られることが多いという話。直接リサイズ時に高精度に縦位置調整を行なったとしても、右下のようなイメージになり ません。縮小時のアルゴリズムを変えても似た傾向。
ここまでは理屈の上での話。
では、実際の縞アニメ映像をDesripeで戻すと必ず優秀な映像になるかというと、簡単に都合よい話にはならない。
ほとんどの場合、アプコン処理で発生するリンギング的なノイズや圧縮での劣化によるノイズが、元映像の解像度とは関係しない場所に存在しているので、より鮮明な映像にしてしまうDestripeではノイズがボケることなく残ってしまい汚い絵になりやすい副作用がある。Destripeでノイズが増えるという話ではなく、右上のように少しボケることがノイズ軽減効果になるための差。
さ らに右上と右下を比較すると、左端の1ピクセル幅の線こそ差は大きいけれど、少し太い線ではそれほど劇的な差になるわけでもない。実際のアニメ映像は元か ら少しボケていることもあって、面倒な処理の割りには見てわかりやすい効果が弱い映像も珍しくなく、右上の映像を少しシャープ系フィルタで補正する 程度でも、ほとんど判別できないくらいの映像も多い。理論的考察も大切だけど人が見る映像の処理の話である以上、理屈より実際の映像を見た印象が重要なのはいうまでもないところ。
縮小後、正しいフレームを得て再アプコン処理を行って静止画で比較すれば細かい部分で(わかりやすいところでいえばSD解像度で入っているOPEDの文字など)の違いがわかる程度なので、そこまでこだわる意味があるかは微妙かも。HVに関しては直接のリサイズでは再現できないすっきりした線になり激重分の効果が得られる例はそれなりにあるだろう。
という感じで、現時点ではコストに見合う効果が実際にあるのかというとソースや環境、あるいは見る人次第だろう。
今回は元に戻すという視点にとらわれず、より鮮明な(あるいはバランスのよい)質感に調整できるように拡張しています。特にHV1280-iでは縦方向にボケているものが多いので、より元の絵に近づけることができるようになるかも。
不適切な値を受け付けないようにした他、一部処理を変更していますが、新しい設定を使わない限り以前と同じ結果になります。
function Destripe(
\ clip clip, int "hh", int "rt", int "sft1", int "sft2",
\ int "addb", int "mode") {
addb = default(addb, 0)
mode = default(mode, 1)
Assert(hh>=1 && hh<=2048,"hhは1~2048") Assert(rt>=1 && rt<=64,"rtは1~64") Assert(sft1>=(-rt*4) && sft1<=(rt*4),"sft1範囲エラー") Assert(sft2>=(-rt*4) && sft2<=(rt*4),"sft2範囲エラー") Assert(addb>=0 && addb<=256 && (addb%2)==0, \ "addbは0~256の偶数") Assert(mode>=-158 && mode<=100, "modeは-158~100")
w = clip.width()
th = hh * rt
c = ((addb == 0) ? clip :
\ clip.AddBorders(0, 0, 0, addb)).Separatefields()
c = (mode == 0) ? c.BicubicResize(w, th) : (
\ (mode == 1) ? c.Spline36Resize(w, th) : (
\ c.blur(0, -(float(mode)/100.0)).
\ Spline36Resize(w, th)))
ve = c.SelectEven().
\ PointResize(w, hh, 0, rt - sft1, w, th)
vo = c.SelectOdd().
\ PointResize(w, hh, 0, rt - sft2, w, th)
return Interleave(ve, vo).Weave()
}
modeの拡張
mode=0 ResizeIntre互換
mode=1 標準
はそのままで
mode=それ以外(指定可能範囲は-158~100)を指定することで質感の調整が可能
プラスの大きな数字ほど鮮明になり、マイナス値ではぼけが強くなります。この設定は縦方向のみに影響します。ただし、絵でみると横方向にも変化が出ているように見えることがあります。
オリジナルを尊重という視点でいうと、似ような描き方の縦線と横線の黒さが近くなるように調整するとよさそう。推奨というほどでもないけれど、SDでは指定なし(mode=1で)で十分、HDでは15~30程度の範囲がバランスがよいものが多い。劣化が酷い場合は、さらに大きな数字の方がよく見えるものも少なからずあります。好きな質感を選んで使えばよい話だけれど、より鮮明な画質に調整する場合はこの段階ではバランスを重視し、別の処理でさらに調整した方がよい結果になることも多いだろう。
modeより前にaddbがありますので、例えばHV1280-i(GONZO)の設定
Destripe(360, 6, 4, 3)
をmode=25で少しシャープな絵にする場合は
Destripe(360, 6, 4, 3, 0, 25)
とするか、
Destripe(360, 6, 4, 3, mode=25)
とmodeを明示して指定します。
現状のアプローチでの汎用の縞解消法としてはほぼ完成形で、何か変えるとすれば処理の高速化ぐらいですが、特定の拡大処理に依存すたリサイズで縮小するとより自然な絵になるものもいくつかあり、あと2回くらいは変身を残しているかも。
TestDestripeなどは前回の修正のものをそのまま使って下さい。
追記
縞解消の処理の意図を把握した上で 処理を見ると、一旦大きく拡大した後にPointResizeで縮小するとい う2段階のリサイズを行なっているのが冗長で、直接フィールドの位置を調整して縮小すれば効率的と思えてくるかもしれないけれど、この面倒な処理にはもちろん理由があり、むしろこの2段階処理がDestripe(去年のResizeIntrも)の一番重要な部分だったりする。
絵で見た方が早い、ということで実験してみよう。
このイメージは、SD-iアプコンした映像とその縞を解消するために縮小する処理過程で、フィールドの一部を拡大したものだと思ってください。細かいと分かりにくいので縦16倍しています。
左の「初期状態」 は、アプコン前のSDの映像に相当する画像。横方向に4つのブロックに分かれているけれど、一番左の縞状態の部分が1ピクセル幅の線になります。順に2, 3, 4ピクセル幅の横線の縞のある状態。この縞とアプコンで出る縞はまったく関係なく、最初から縞のある画像です。
中央の「縦に拡大」は486→1080と同等の比率で縦方向だけにbilinearで拡大した状態。輪郭がボケているけれど、縞の周期など全体の特徴はある程度維持できている。
右上の「直接縮小」 のイメージは、中央の画像を、Spline36Resizeで直接縦486に縮小した状態。全体の特徴は「初期状態」に十分近いけれど、拡大で出たボケも 含めて再現しているため、少しボケ(この映像ではにじみという表現の方が近い?)が出てしまっている。特に左端の元が1ピクセル幅しかなかった縞の部分で は、輝度の変化が大きい。
右下の「拡大+間引き縮小」 がDestripe相当の処理の結果で、縦に拡大した後、PointResizeで情報を間引いて縮小した結果。元通りというほど理想的な結果ではないけ れど、右上に比べるとにじみが軽減され、特に1ピクセル幅の縞の部分でもある程度初期状態に近い画像を得ることができる。この例では拡大時のリサイズを bilinearにしていますが、輪郭をはっきり残すリサイズであれば、さらにDestripeの効果が強くなります。
簡単にいうと、大半のリサイズアルゴリズムは元の画像(この実験でいうと真ん中の画像)の特徴をいかに保持しつつサイズだけ変更するかを工夫した処理なので、右上の結果は 中央の拡大後のイメージの特徴を残しているという点で、理想に近い結果になっているけれど、元の状態に近づけるという特異な処理に価値がある縞解消においては、Destripeの方がよい結果を得られることが多いという話。直接リサイズ時に高精度に縦位置調整を行なったとしても、右下のようなイメージになり ません。縮小時のアルゴリズムを変えても似た傾向。
ここまでは理屈の上での話。
では、実際の縞アニメ映像をDesripeで戻すと必ず優秀な映像になるかというと、簡単に都合よい話にはならない。
ほとんどの場合、アプコン処理で発生するリンギング的なノイズや圧縮での劣化によるノイズが、元映像の解像度とは関係しない場所に存在しているので、より鮮明な映像にしてしまうDestripeではノイズがボケることなく残ってしまい汚い絵になりやすい副作用がある。Destripeでノイズが増えるという話ではなく、右上のように少しボケることがノイズ軽減効果になるための差。
さ らに右上と右下を比較すると、左端の1ピクセル幅の線こそ差は大きいけれど、少し太い線ではそれほど劇的な差になるわけでもない。実際のアニメ映像は元か ら少しボケていることもあって、面倒な処理の割りには見てわかりやすい効果が弱い映像も珍しくなく、右上の映像を少しシャープ系フィルタで補正する 程度でも、ほとんど判別できないくらいの映像も多い。理論的考察も大切だけど人が見る映像の処理の話である以上、理屈より実際の映像を見た印象が重要なのはいうまでもないところ。
縮小後、正しいフレームを得て再アプコン処理を行って静止画で比較すれば細かい部分で(わかりやすいところでいえばSD解像度で入っているOPEDの文字など)の違いがわかる程度なので、そこまでこだわる意味があるかは微妙かも。HVに関しては直接のリサイズでは再現できないすっきりした線になり激重分の効果が得られる例はそれなりにあるだろう。
という感じで、現時点ではコストに見合う効果が実際にあるのかというとソースや環境、あるいは見る人次第だろう。
2009年10月30日金曜日
11eyes 4話
局:TOKYO MX
放送日:2009/10/29
評価:SD-ip/486(A)
1週であっさり普通のSD-ipに変わる。
先週は実験的に使ってみたという感じなのかな?今後の変化で意図も見えてくるかも。
上は動きのない場所でフレームで拡大された場所。四角感の強い分布で先週と大差ない。
シーンチェンジ時の全体に縞が出ている場所の分布。恋姫でも書いた通り、SD-ipでフィールドで拡大されて縞の出ている部分はSD-iと変わらない状態になり、SD-iだった1話と似た分布になる。横の伸びに差があるけれど、今回の注目点は縦方向のぼかしで、中心の明るい部分の縦の伸びが他のSD-iとほとんど変わらない。
SD-ipでは通常は縞の出ているフレームはチェック対象としていないだけで、他のSD-ipでも縞状態のところは似たような分布になります。
クッキンアイドル アイ!マイ!まいん! 再チェック
局:NHK-E
放送日:2009/10/29
評価:SD-ip/486(A)
久しぶりにチェックしてみると1話の頃より線の乱れが軽減して、一回り大きな分布になっていた。半年以上空いたのでいつ変わったのか不明。
1話を確認しなおしてみると、縦方向に線が乱れが大きく違いはあるけれど、少しぼけ感のあるソフトなアプコン画質は相変わらずで劇的な向上という感じでもないので、継続的に見ていても変化に気付かないかも?
シャープフィルタで補正すると縞のないところでも乱れも少ない縦486の特徴が確認できる。同じ処理を1話で行なうと縦方向に崩れたレタボっぽい特徴が見えてくる。
2009年10月29日木曜日
2009年10月28日水曜日
真・恋姫†無双 4話
局:TOKYO MX
放送日:2009/10/27
評価:SD-ibp/486(A)
11eyesに続いて、これもぼかし付き-ipに変わった。といっても先週の放送を再確認してみると、短時間だけど一部のシーンですでに使われていた。
上は普通にフレームで拡大されて縞のない部分。1話同様大き目の四角分布で少しリンギングも気になるくらいに鮮明なアプコン画質。
全体が縞状態の分布。通常のSD-ipであれば、縞の出ている部分はSD-iとほぼ同等なので、上下の縞の分布もはっきり見え、中心の分布ももう少し縦の伸びがなるけれど、これは縞の分布もはっきりせず縦の伸びもかなり悪く、処理の影響がそのまま分布にも影響している感じがする?
11eyesよりくっきり感が強い絵ということもあるのか、縞のちらつきの軽減以上にぼけが気になるところも多い。効果といえそうな要素も視聴環境に影響されやすく、むしろ変な画質になってしまうことも多そう。
11eyesでもOPなどの文字の崩れは目立っていたけれど、このアニメのEDはスクロールするために文字はすべてがボケた状態になってしまい、見た目はレタボ以下という感じでかなり悪い印象。副作用が強すぎるので、あまり広く使われることもないかな?
2009年10月26日月曜日
ミラクル☆トレイン ~大江戸線へようこそ~ 4話
局:テレビ東京
放送日:2009/10/25
評価:SD-i/486(A)
1話の普通のSD-ipからSD-iの常時縞画質に低下。いつも通りSD-iは分布で分かりやすい。
比較的鮮明なアプコンなので縞の影響が見えてしまい気になる環境も多そうな画質。
縞解消すると1話の放送より縦の伸びのよい分布で、縞の影響のない優秀なアプコン画質になる。
聖剣の刀鍛冶 4話
局:tvk
放送日:2009/10/25
評価:LB-ip/360
突然の額縁解消。
元から極端に縦にボケた状態なので、-ipでも縞目立たずほとんど気にならない。
そのボケの影響で調べるのに手間どったけれど、縦360からの直接のレタボズーム。額縁状態の1話と大差ない分布で、テレビでズームしても放送前の拡大でもそれほど違う感じはない。額縁の時点でどうにもできない環境もあるわけで素直に歓迎できる変化だろう。といっても、他のアニメでもレタボズームと額縁+テレビズームで差がないという話でもないけれど。
SD-ipのMXと比べると、解像度差による差だけでなくtvkは絵の下の部分が1%以上欠けていて、MXより絵が縦長の状態。レタボを中心にアプコンアニメでは縦横比異常は珍しくないけれど、HV番宣と比較する限り聖剣@MXは比較的正確な比率を維持している。
レタボ以上のボケがあるので、判別できない程度しか効果はないけれど、Destripe(180, 8, 7, 10)の設定で縞解消は可能。EDは縦のパンが多く縞で線が太くなっているので確認しやすいかも。
夏のあらし!~春夏冬中~ 4話ED
2009年10月25日日曜日
2009年10月23日金曜日
11eyes 3話
局:TOKYO MX
放送日:2009/10/22
評価:SD-ibp/486
2話はチェックしていないけれど、3話で変化。分布通り常時縞ではなくなり、SD-ipのような映像になったけれど新種のアプコン処理と思われる独特の挙動だった。
動きの有無で拡大処理が変わる点はSD-ipと同じだけど、その後にもう一つ別の処理が加えられている点が新しくSD-ipの進化形といった感じ。
その加えられた処理は、「縞になった部分だけ縦に強くぼかす」という動作。もう少し細かく挙動を見てみると、SD-ipの処理後をフレームで見て縞になっている部分をフィールド毎にぼかしている。アプコンでの縞であろうがtop, bottomフィールドで絵が異なるためのコーミングであろうが関係なく、フレームで見て縞かどうかで判断している点では、SD-ipアプコン後の映像に対して別の処理を加えているとも考えられるけど、判定精度が高いので後処理というよりもアプコン処理の一部として行なっている感じ?
ぼかしは一定の強度ではなく、目立つ縞ほど強く、動きがある部分にも鮮明な線が多く残っている。
これは、上のフレームの片方のフィールドだけでのチェックの結果。アプコンの場合、フレームで拡大されている状態では縦2倍以上に引き伸ばされるので、片方のフィールドだけでもほぼ正しい絵の情報を持っているのでフレーム分布とほとんど差がない。
問題の強いぼかしがかかった部分のフィールドの分布。 SDの片フィールド分の縦解像度しかない絵をぼかしているので薄っぺら分布になる。
といっても処理が大きく異なるので、上との比較はあまり意味がない。
ということで、1話のフィールドの分布を見ておこう。1話はSD-iだったけれど、SD-ipの縞の出ている部分とほぼ同じで、SD-ipで全体が縞になっている部分も似た結果になる。
今回の処理は、この状態のフィールドを一つ上の分布になるくらい縦にぼかしている。
インタレ維持で486にしても部分的に変なボケが残ってしまうため自然なSD映像に戻せず、放送映像をより高画質で見る、という楽しみ方ができなくなるけれど、さすがに縞解消の妨害が目的だったりしないだろう。
このぼかしによって改善される要素を考えてみると、SD-ipアニメでは特に上下にゆっくりパンするカットなどで目につきやすい、線の点滅や振動のような縞が原因で起こる映像の崩れが軽減しそうな点が最大の効果かな。
縞部分だけをぼかすことによって、全体としては十分な鮮明さを維持しつつ、SD-ipで気になる問題だけを軽減して安定したアプコン映像になっていている感じ。視聴環境に影響されそうな気もするけれど、とりあえずうちのテレビとの相性はよいようだ。
動画としては向上といえなくもないけれど、強くぼかしているので静止画で見るとかなりひどい状態なところもあり、SD-ipより縞が酷くなっているところもある。
そもそもSD-ipの問題を回避するなら最初からフレームで拡大したSD-pにすればいいだけの話、という点では無駄な努力という気もするけれど、SD-ipで動く部分の劣化が気になるアニメも多いだけに、今後このパターンが増えてくる可能性もありそう。
ということで、SD-ipにblurを加えたパターンということで、SD-ibpという分類を作っておこう。bを間に挟んだのは、i側(フィールドで拡大された部分)に関係しているためでiをibに置き換えた感じ。
2009年10月19日月曜日
今日からマ王! 第3シリーズ 28話
局:NHK-E
放送日:2009/10/17
評価:HV1280-i(不定)
HV1280-iの縞アニメは、縞解消できる程度の精度で正確に縦720から拡大のものしかなかったけれど、今回の本編は720からずれた特徴があり、かなり奇妙な映像。
上は本編の中では鮮明に見えるところだけど、ほとんどアプコン分布のような状態でHVとは思えない質感。
縞の特徴から、OPは基本的に07-GHOSTに近いタイプ、EDは1話本編同様しおんの王に近く、1080i化の処理過程が異なる。このOP,EDは縦720だけど、本編は縦716~717の半分程度ジャギになっているところが複数箇所あり、さらにカットによって状態に差があり一定のルールでの縞解消も不可能。それ以前に乱れが酷く大半のところはまともな絵に戻らないけれど。
状態が悪過ぎて、どのような経緯で不思議な数字のジャギが出ているのかわからないけれど、強引に可能性を考えてみると、一旦HV1280-i処理した1080i映像を1280x720のインタレ映像に戻し、この時に少し絵が切れたことで720より小さい特徴が出て、さらにその1280x720から再びフィールド単位での拡大で1080i化したら何とか似たような映像は作れそう。
線だけ見ると他のHV1280-iと似た縞にも見えるけれど実際はかなり破綻した状態なので、少なくともこの回は縞解消とか考えるのも無駄。
ボケたシーンの分布。といっても演出とか無関係のこんな感じのところも多い。横の伸びでHVらしさを残すのもの、縦のぼけで優秀なレタボズームより悪く見えそう。
次回予告は普通に縦720(EDに近い特徴だけどまた少し違う)なので、すべての話がこの状態ではなかったと思うけれど、ここまで不安定な映像を作れと言われてもかなり難しいので、この映像を実現する環境は悪い意味で凄そうだ。
縞HVはまだなくならないだろうけど、新作HVでこんな映像はもう出てこないだろう、と考えてもよさそう?
2009年10月18日日曜日
まほろまてぃっく ただいま◇おかえり
局:BS-TBS
放送日:2009/10/17
評価:SD-ip/486(A)
番宣の変な画質そのままで、分布はこの枠ではよくあるパターンだけど、白飛び気味に見え色が不自然。暗いシーン気になるほどの違和感もなくいつものBS-TBS画質。
実際は白飛びするような補正でもなく、明るすぎる部分も絵の情報が残っているのでようなので、調整次第でそれなりに見やすい絵にできるかも?
ひだまりスケッチ×365 特別編
2009年10月17日土曜日
ふたりはプリキュア Splash Star 1話
縞縞まとめ の まとめ
例外も多くLBについても触れていないけれど、分かりにくい話だったのでまとめてみました。同じSD-ip/486、HV1280-iにもいくつか種類があるということが伝われば十分ですが、今回勝手名称を付けたので、縞アニメについてはその特徴も評価に付加するように拡張。
例えば、アスラクライン番宣@BS11で「番宣は本編とは処理が違う」と表現したけれど、番宣は486(A)で本編は486(R)だったのえ、具体的にどう違うのかを今回の分類で示します。2009秋アニメについては遡って追記してみるけれど、番宣を中心に確認できるデータが残っていないものが多そうなので一部欠けるかもしれません。
例えば、アスラクライン番宣@BS11で「番宣は本編とは処理が違う」と表現したけれど、番宣は486(A)で本編は486(R)だったのえ、具体的にどう違うのかを今回の分類で示します。2009秋アニメについては遡って追記してみるけれど、番宣を中心に確認できるデータが残っていないものが多そうなので一部欠けるかもしれません。
縞縞まとめ その3 HV編
SD同様HV1280-iでも縞解消視点でグループに分けができます。繰り返しますがローカルルールなので、他の縞解消法でも同じ分類が成り立つかはわかりません。SDよりも設定がシビアで難しいことが多いので、Destripe以外ではあまり意味がない分類になっている可能性もありそう。
SD同様放送回によって状態が異なる例もあります。
分類名: HV1280-i(GONZO)
縞解消設定: Destripe(360, 6, 4, 3)
true tears
ロザリオとバンパイア(1,2期)
ドルアーガ(1,2期)
ブラスレイター
ラインバレル
CANAAN
HV1280-iを大量生産したGONZOの影響で本数が多く、去年はHV1280-i標準という感じだったけれど、最近はCANAANであった程度。
通常は縞のないのに1カットだけHV1280-iの状態になっているものにもこのパターンがあります。
追記
短編や一部だけHV1280-iで該当するものも再確認
ナミダの向こう@アニクリ15, 紅OP(初期)
西洋骨董洋菓子店OP,ペンギンの問題(一時期のみ)
メタルファイトベイブレードにあった縞カット
ウチュレイ!, ヤンスガンス
と結構多かった。
分類名: HV1280-i(SPICE)
縞解消設定: Destripe(360, 4, 3, 3)
狼と香辛料 1期 MX, Blu-ray
美肌一族
WHITE ALBUM Blu-ray
エレメントハンター
充電ちゃん(HV4:3だけど)
これも比較的多く、現在放送中の縞HVの2本もこのパターン。これも1カットだけ縞が混ざっていたアニメにも例がある他、HV1280-iの短編アニメにもあります。微妙に特徴が異なる場合もあるようで、Destripe(360, 8, 5, 5)の方がよい結果が得られることもある。
追記
短編や一部だけHV1280-iで該当するものも再確認
炬燵猫, フレッシュプリキュアED(2つ目?の初期)
Onちゃん
分類名: HV1280-i(SION)
縞解消設定: Destripe(360, 6, 1, 0)
しおんの王
今日からマ王 第3シーズン(1話本編の一部のみ)
例は少ないけれど、これも普段縞のないのに縞カットが混ざっているアニメに該当する例があります。
追記
短編や一部だけHV1280-iで該当するものも再確認
めちゃモテ委員長中にあった縞カット
マ王3期、久しぶりに見たら、縞の特徴が異なっていただけでなく、かなり混沌とした状態になっていたので改めて触れる予定。10/17のNHK-Eの放送ではこの設定はまったく機能しません。
分類名: HV1280-i(07)
縞解消設定: Destripe(360, 7, 7, 5)
07-GHOST
07-GHOSTのみのパターン。微妙に状態が異なるように見える回もあり、Destripe(360, 7, 7, 4)の方がよい時もあった。
と書いたものの、(SION)で触れた10/17のマ王@NHK-EのOP部分が近い状態だったので、確認例が一つという状態ではなくなりました。1話も数フレームしか残していないのでマ王OPは最初からこのパターンだった可能性もあります。
追記
短編や一部だけHV1280-iで該当するものも再確認
デュエルマスターズクロス(1年目のみ?最近は違うっぽい)
キティパラダイスOP
と他にも似た特徴を持つものがありました。
縞の出ていたHVの全ての再チェックは行なっていませんが、全体が縞状態の30分アニメについては今のところこの4つに分かれる模様。
最初に触れた通りHVでの設定は特にシビアなので、他の縞解消法では例えばエレメントハンターでよい結果になる設定を使っても、充電ちゃんではうまくいかないといったことも起こるかもしれません。
SD同様放送回によって状態が異なる例もあります。
分類名: HV1280-i(GONZO)
縞解消設定: Destripe(360, 6, 4, 3)
true tears
ロザリオとバンパイア(1,2期)
ドルアーガ(1,2期)
ブラスレイター
ラインバレル
CANAAN
HV1280-iを大量生産したGONZOの影響で本数が多く、去年はHV1280-i標準という感じだったけれど、最近はCANAANであった程度。
通常は縞のないのに1カットだけHV1280-iの状態になっているものにもこのパターンがあります。
追記
短編や一部だけHV1280-iで該当するものも再確認
ナミダの向こう@アニクリ15, 紅OP(初期)
西洋骨董洋菓子店OP,ペンギンの問題(一時期のみ)
メタルファイトベイブレードにあった縞カット
ウチュレイ!, ヤンスガンス
と結構多かった。
分類名: HV1280-i(SPICE)
縞解消設定: Destripe(360, 4, 3, 3)
狼と香辛料 1期 MX, Blu-ray
美肌一族
WHITE ALBUM Blu-ray
エレメントハンター
充電ちゃん(HV4:3だけど)
これも比較的多く、現在放送中の縞HVの2本もこのパターン。これも1カットだけ縞が混ざっていたアニメにも例がある他、HV1280-iの短編アニメにもあります。微妙に特徴が異なる場合もあるようで、Destripe(360, 8, 5, 5)の方がよい結果が得られることもある。
追記
短編や一部だけHV1280-iで該当するものも再確認
炬燵猫, フレッシュプリキュアED(2つ目?の初期)
Onちゃん
分類名: HV1280-i(SION)
縞解消設定: Destripe(360, 6, 1, 0)
しおんの王
今日からマ王 第3シーズン(1話本編の一部のみ)
例は少ないけれど、これも普段縞のないのに縞カットが混ざっているアニメに該当する例があります。
追記
短編や一部だけHV1280-iで該当するものも再確認
めちゃモテ委員長中にあった縞カット
マ王3期、久しぶりに見たら、縞の特徴が異なっていただけでなく、かなり混沌とした状態になっていたので改めて触れる予定。10/17のNHK-Eの放送ではこの設定はまったく機能しません。
分類名: HV1280-i(07)
縞解消設定: Destripe(360, 7, 7, 5)
07-GHOST
07-GHOSTのみのパターン。微妙に状態が異なるように見える回もあり、Destripe(360, 7, 7, 4)の方がよい時もあった。
と書いたものの、(SION)で触れた10/17のマ王@NHK-EのOP部分が近い状態だったので、確認例が一つという状態ではなくなりました。1話も数フレームしか残していないのでマ王OPは最初からこのパターンだった可能性もあります。
追記
短編や一部だけHV1280-iで該当するものも再確認
デュエルマスターズクロス(1年目のみ?最近は違うっぽい)
キティパラダイスOP
と他にも似た特徴を持つものがありました。
縞の出ていたHVの全ての再チェックは行なっていませんが、全体が縞状態の30分アニメについては今のところこの4つに分かれる模様。
最初に触れた通りHVでの設定は特にシビアなので、他の縞解消法では例えばエレメントハンターでよい結果になる設定を使っても、充電ちゃんではうまくいかないといったことも起こるかもしれません。
縞縞まとめ その2 SD編
縞解消という視点から縞縞アプコンの違いを分類してみる。Destripeのローカルルールが基準のため、他の縞解消法でも同じ分類が成り立つかは不明です。
アプコン時のフィールド拡大処理が似ているかどうかに注目したものなので、実際に用いたアプコン機器が同じというわけでもなく、実際細かい挙動が異なるものも同じグループに分類されています。ここではSD-iとSD-ipの区別もありません。
放送回や同じ回でも場所によって状態が異なるアニメも多々ありますので注意して下さい。
分類名: 486(A)
縞解消設定: Destripe(243, 8, 3, 1)
486の縞アニメの標準パターンで、今期のSD-i, SD-ipアニメでも
夢色パティシエール 怪談レストラン けんぷファー
ミラクル☆トレイン FAIRY TAIL ささめきこと
しゅごキャラパーティー!
アスラクライン2(MX) 聖剣の刀鍛冶(MX)
真・恋姫†無双(MX) クイーンズブレイド2(MX)
11eyes(MX) そらのおとしもの(MX, tvk)
天体戦士サンレッド2(tvk) WHITE ALBUM2(tvk)
生徒会の一存(BS日テレ)
と、SD-i/486, SD-ip/486の大半が該当する。4:3や額縁での確認例はあまり多くない。
分類名: 486(A')
縞解消設定: Destripe(243, 4, 1, 0)
486(A)に近い特徴のため(A)と同じ設定でもそれなりに縞解消できてしまうけれど、若干ボケた状態になってしまい、この設定の方が綺麗な絵になる。
MXの額縁や古い4:3アニメやなどで見られる。再放送だけど今月スタートのBACCANOもこのパターン。同じアニメでも放送回によって(A)と(A')が混在したものもあるので注意が必要。MX以外でもあるかもしれませんが、今のところ未確認。
分類名: 486(R)
縞解消設定: Destripe(243, 8, 7, 5)
出現局に偏りがあり486(A)に比べると少ないけれど、実写アプコンでも使う局も多く、放送でのアプコンとしてはこちらの方が普通かも。AとRに意味はないけれど、後付けでアニメに多いAとリアルタイムのアプコン処理に多いRということにしておこう。
MX,tvkの4:3-ipや額縁-ipに多く、BS11の金曜24:30のすたちゃ枠も一貫してこのパターン。というよりBS11では戦う司書はもちろん .Hack、舞HiMEや夕枠のアニメにもあり、BS11の標準アプコンという感じ。
数本のCMをチェックしただけなので、全体が同じかはわからないけれど、今でも4:3の多いCMのアプコンを見てみると、日テレ, TBS, フジは486(R)。テレ朝は486(A), テレ東は486ではない(アニメじゃないので数字は未確認)、と486(R)が主流。MX, tvkのCMも486(R)。アプコン済みのCM素材もあると思われ、同じ局で一致しないことも普通にあります。
アニメ以外の番組のアプコンは、傾向を判断できるほど調べる気もないので割合は不明ですが、(A)も(R)も486ではないものもあり、アニメと変わらず混沌としている感じ。
486(R)にも微妙に特徴が異なるものがあり、Destripe(243, 4, 3, 2)の方がよい結果になることがあります。
分類名: 487すたちゃアプコン
縞解消設定: Destripe(244, 16, 12, 8, 2) ← Destripe(244, 6, 5, 3, 2)
Destripeのプラグイン併用版で速度の問題がなくなったため赤字の設定の方を推奨。
MX月曜、TX日曜のスタチャ枠以外では見られなかったので、すたちゃアプコンと勝手に呼んできたけれど、絶望3期で tvk, BS11にも登場し、今期なのはAs再放送でTBSにも出現。
過去にも触れてきた通り、基本は-ipなのに動く部分でも縞が出ていることも多かったりするかと思えば、逆に縞がほとんどない時もある謎の多い不安定さも特徴。
解消設定の数字が他と違い5つありますが、これで正解で出力縦解像度は488になります。
ちなみに、なのはAs再放送や、かなめも混合回の486部分は486(A)。
分類名: 483すたちゃアプコン
縞解消設定: Destripe(242, 8, 7, 5, 2)
すたちゃ487と同じ傾向で、MX月曜、TX日曜スタチャ枠以外では見られないけれど487に比べるとかなり希少。
これも設定の数字は5つで、出力縦解像度は484。
他にも変わった特徴のものは多々ありますが単独出現が多いので省略。
MXは本数も多く、古いアニメから最新のものまで範囲も広いこともあって、上記5パターンすべてで確認例があり注意が必要。
設定値は推奨でもなく最高の結果になる値かどうかもわからない妥協値ですが、これ以上良くしても動画で見てわからないからいいんじゃね?程度には調整した値です。
アプコン時のフィールド拡大処理が似ているかどうかに注目したものなので、実際に用いたアプコン機器が同じというわけでもなく、実際細かい挙動が異なるものも同じグループに分類されています。ここではSD-iとSD-ipの区別もありません。
放送回や同じ回でも場所によって状態が異なるアニメも多々ありますので注意して下さい。
分類名: 486(A)
縞解消設定: Destripe(243, 8, 3, 1)
486の縞アニメの標準パターンで、今期のSD-i, SD-ipアニメでも
夢色パティシエール 怪談レストラン けんぷファー
ミラクル☆トレイン FAIRY TAIL ささめきこと
しゅごキャラパーティー!
アスラクライン2(MX) 聖剣の刀鍛冶(MX)
真・恋姫†無双(MX) クイーンズブレイド2(MX)
11eyes(MX) そらのおとしもの(MX, tvk)
天体戦士サンレッド2(tvk) WHITE ALBUM2(tvk)
生徒会の一存(BS日テレ)
と、SD-i/486, SD-ip/486の大半が該当する。4:3や額縁での確認例はあまり多くない。
分類名: 486(A')
縞解消設定: Destripe(243, 4, 1, 0)
486(A)に近い特徴のため(A)と同じ設定でもそれなりに縞解消できてしまうけれど、若干ボケた状態になってしまい、この設定の方が綺麗な絵になる。
MXの額縁や古い4:3アニメやなどで見られる。再放送だけど今月スタートのBACCANOもこのパターン。同じアニメでも放送回によって(A)と(A')が混在したものもあるので注意が必要。MX以外でもあるかもしれませんが、今のところ未確認。
分類名: 486(R)
縞解消設定: Destripe(243, 8, 7, 5)
出現局に偏りがあり486(A)に比べると少ないけれど、実写アプコンでも使う局も多く、放送でのアプコンとしてはこちらの方が普通かも。AとRに意味はないけれど、後付けでアニメに多いAとリアルタイムのアプコン処理に多いRということにしておこう。
MX,tvkの4:3-ipや額縁-ipに多く、BS11の金曜24:30のすたちゃ枠も一貫してこのパターン。というよりBS11では戦う司書はもちろん .Hack、舞HiMEや夕枠のアニメにもあり、BS11の標準アプコンという感じ。
数本のCMをチェックしただけなので、全体が同じかはわからないけれど、今でも4:3の多いCMのアプコンを見てみると、日テレ, TBS, フジは486(R)。テレ朝は486(A), テレ東は486ではない(アニメじゃないので数字は未確認)、と486(R)が主流。MX, tvkのCMも486(R)。アプコン済みのCM素材もあると思われ、同じ局で一致しないことも普通にあります。
アニメ以外の番組のアプコンは、傾向を判断できるほど調べる気もないので割合は不明ですが、(A)も(R)も486ではないものもあり、アニメと変わらず混沌としている感じ。
486(R)にも微妙に特徴が異なるものがあり、Destripe(243, 4, 3, 2)の方がよい結果になることがあります。
分類名: 487すたちゃアプコン
縞解消設定: Destripe(244, 16, 12, 8, 2) ← Destripe(244, 6, 5, 3, 2)
Destripeのプラグイン併用版で速度の問題がなくなったため赤字の設定の方を推奨。
MX月曜、TX日曜のスタチャ枠以外では見られなかったので、すたちゃアプコンと勝手に呼んできたけれど、絶望3期で tvk, BS11にも登場し、今期なのはAs再放送でTBSにも出現。
過去にも触れてきた通り、基本は-ipなのに動く部分でも縞が出ていることも多かったりするかと思えば、逆に縞がほとんどない時もある謎の多い不安定さも特徴。
解消設定の数字が他と違い5つありますが、これで正解で出力縦解像度は488になります。
ちなみに、なのはAs再放送や、かなめも混合回の486部分は486(A)。
分類名: 483すたちゃアプコン
縞解消設定: Destripe(242, 8, 7, 5, 2)
すたちゃ487と同じ傾向で、MX月曜、TX日曜スタチャ枠以外では見られないけれど487に比べるとかなり希少。
これも設定の数字は5つで、出力縦解像度は484。
他にも変わった特徴のものは多々ありますが単独出現が多いので省略。
MXは本数も多く、古いアニメから最新のものまで範囲も広いこともあって、上記5パターンすべてで確認例があり注意が必要。
設定値は推奨でもなく最高の結果になる値かどうかもわからない妥協値ですが、これ以上良くしても動画で見てわからないからいいんじゃね?程度には調整した値です。
縞縞まとめ その1
機能拡張版がこちらあります。
お詫び追記
一箇所試験用のままアップしてしまったため修正
TestDestripe中のsz → Lanczos4Resize
高画質なHV番宣が多く、本格的にHV化の流れになるかもと期待した今期も結局負け越した気分だったけれど、HVどころか相変わらず縞アニメも多い状況。縞の特徴からアプコンの種類について触れることもあるけれど、よくわからない表現だったので縞解消視点でまとめてみよう。
縞解消もある程度広く知られるようになり、いくつものアプローチも出てきているけれど、解像度の調査を含めて自分で作ったものの使いやすさから今回も独自路線。この機会に過去の実験の成果を踏まえ初のバージョンアップだけど、中で使うリサイズを変更しただけでというオチ。
変更点など
・画質を鮮明な方向に修正
・縦487などもパラメータの指定だけで対応
・縞解消効果を比較的容易に確認する手段の提案
・ResizeIntrと同じ結果になる互換性
・縞アニメの分類に用いるので主な設定値情報付き
function Destripe(
\ clip clip, int "hh", int "rt", int "sft1", int "sft2",
\ int "addb", int "mode") {
addb = default(addb, 0)
mode = default(mode, 1)
w = clip.width()
c = ((addb == 0) ? clip :
\ clip.AddBorders(0, 0, 0, addb)).Separatefields()
c = (mode == 0) ? c.BicubicResize(w, hh * rt) :
\ c.Spline36Resize(w, hh * rt)
ve = c.SelectEven().AddBorders(0, sft1, 0, rt + rt - sft1)
vo = c.SelectOdd().AddBorders(0, sft2, 0, rt + rt - sft2)
return Interleave(ve, vo).PointResize(w, hh + 2).
\ Crop(0, 1, w, hh).Weave()
}
function TestDestripe(
\ clip clip, int "hh", int "rt", int "sft1", int "sft2",
\ int "addb", int "mode") {
addb = default(addb, 0)
mode = default(mode, 1)
return Interleave(
\ clip.AddBorders(0, 0, 0, addb).
\ SubTitle("Original", size=32, align=5),
\ clip.Destripe(hh, rt, sft1, sft2, addb, mode).
\ Lanczos4Resize(clip.Width(), clip.Height() + addb).
\ SubTitle("Destripe", size=32, align=5))
}
function Zoom2(clip clip) {
w = clip.Width()
h = clip.Height()
return clip.PointResize(w, h, w / 4, h / 4, w / 2, h / 2)
}
必須なのは最初のDestripeのみで、他は解消効果確認用の補助。
アプコン処理で発生た縞以外の劣化は受け入れて縞解消だけを無理せず行なうという処理という実用よりはツール的な要素が強い感じになっています。相変わらず激重。
手法はResizeIntrから進化したところはなく、リサイズの変更を可能にしたのみですが、出力画質は特にHV1280-iで顕著な差があります。SD-ipでフレームで拡大されて縞のない部分の劣化がほぼ気にならないレベルになった気分。(当社比)
追加した設定値の意味
addb
画像の下に指定した幅の黒帯びを追加します。縦が奇数(や非整数)のフレームに縮小できないため、487のすたちゃアプコンなどで補正に使いいます。(例はその2にあります)。通常は省略。
mode
mode=0を指定するとResizeIntrと同じ結果になります。絵としては縦方向に少しボケが強くなります。
縞効果確認を容易にする方法
TestDestripeは、縞解消効果を確認しやすいように元フレーム、縞解消後のフレームを交互に表示させるようにしたもの。パラメータはDestripeとまったく同じです。
TestDestripe(243, 8, 3, 1)
とするとフレーム数が全体で2倍になり、オリジナル、Destripe後のフレームが交互に表示されるようになります。各フレームの中央に"Original"または"Destripe"の文字が表示されるので、フレームを移動するだけで解消効果が確認できる。
このままでは大半の24fpsアニメでフィールドで絵が異なる普通のコーミングがそのまま見えてしまうため、フレームで絵になっている部分を選ぶ必要がありますが、SD-ipで縞の出ているところと出ていないところでの差などを比較が容易になります。
チェックが目的なので、この処理の前に「適切なフィールドを合わせるだけ」のインターレース解除を行なうと24fpsアニメでもほぼすべてのフレームで確認できます。インタレ解除ではフィールド同士をブレンドしてしまうものもありますので、フィールドの入れ替えのみ行なう設定ができるものを使う方が安全。24fps化せず縞なし30にした方がこの用途では効率的かも。
さらに特徴を強調することで普通では見落としてしまうような変化を見やすくするしてもよし。
TestDestripe(243, 8, 3, 1)
#中央部分を倍に拡大して表示して微妙な違いを見る
Zoom2()
とかさらに
TestDestripe(243, 8, 3, 1)
#縦にシャープフィルタをかける
Blur(0, -1)
とすると縞解消は極めて効果的と錯覚できます。
お詫び追記
一箇所試験用のままアップしてしまったため修正
TestDestripe中のsz → Lanczos4Resize
高画質なHV番宣が多く、本格的にHV化の流れになるかもと期待した今期も結局負け越した気分だったけれど、HVどころか相変わらず縞アニメも多い状況。縞の特徴からアプコンの種類について触れることもあるけれど、よくわからない表現だったので縞解消視点でまとめてみよう。
縞解消もある程度広く知られるようになり、いくつものアプローチも出てきているけれど、解像度の調査を含めて自分で作ったものの使いやすさから今回も独自路線。この機会に過去の実験の成果を踏まえ初のバージョンアップだけど、中で使うリサイズを変更しただけでというオチ。
変更点など
・画質を鮮明な方向に修正
・縦487などもパラメータの指定だけで対応
・縞解消効果を比較的容易に確認する手段の提案
・ResizeIntrと同じ結果になる互換性
・縞アニメの分類に用いるので主な設定値情報付き
function Destripe(
\ clip clip, int "hh", int "rt", int "sft1", int "sft2",
\ int "addb", int "mode") {
addb = default(addb, 0)
mode = default(mode, 1)
w = clip.width()
c = ((addb == 0) ? clip :
\ clip.AddBorders(0, 0, 0, addb)).Separatefields()
c = (mode == 0) ? c.BicubicResize(w, hh * rt) :
\ c.Spline36Resize(w, hh * rt)
ve = c.SelectEven().AddBorders(0, sft1, 0, rt + rt - sft1)
vo = c.SelectOdd().AddBorders(0, sft2, 0, rt + rt - sft2)
return Interleave(ve, vo).PointResize(w, hh + 2).
\ Crop(0, 1, w, hh).Weave()
}
function TestDestripe(
\ clip clip, int "hh", int "rt", int "sft1", int "sft2",
\ int "addb", int "mode") {
addb = default(addb, 0)
mode = default(mode, 1)
return Interleave(
\ clip.AddBorders(0, 0, 0, addb).
\ SubTitle("Original", size=32, align=5),
\ clip.Destripe(hh, rt, sft1, sft2, addb, mode).
\ Lanczos4Resize(clip.Width(), clip.Height() + addb).
\ SubTitle("Destripe", size=32, align=5))
}
function Zoom2(clip clip) {
w = clip.Width()
h = clip.Height()
return clip.PointResize(w, h, w / 4, h / 4, w / 2, h / 2)
}
必須なのは最初のDestripeのみで、他は解消効果確認用の補助。
アプコン処理で発生た縞以外の劣化は受け入れて縞解消だけを無理せず行なうという処理という実用よりはツール的な要素が強い感じになっています。相変わらず激重。
手法はResizeIntrから進化したところはなく、リサイズの変更を可能にしたのみですが、出力画質は特にHV1280-iで顕著な差があります。SD-ipでフレームで拡大されて縞のない部分の劣化がほぼ気にならないレベルになった気分。(当社比)
追加した設定値の意味
addb
画像の下に指定した幅の黒帯びを追加します。縦が奇数(や非整数)のフレームに縮小できないため、487のすたちゃアプコンなどで補正に使いいます。(例はその2にあります)。通常は省略。
mode
mode=0を指定するとResizeIntrと同じ結果になります。絵としては縦方向に少しボケが強くなります。
縞効果確認を容易にする方法
TestDestripeは、縞解消効果を確認しやすいように元フレーム、縞解消後のフレームを交互に表示させるようにしたもの。パラメータはDestripeとまったく同じです。
TestDestripe(243, 8, 3, 1)
とするとフレーム数が全体で2倍になり、オリジナル、Destripe後のフレームが交互に表示されるようになります。各フレームの中央に"Original"または"Destripe"の文字が表示されるので、フレームを移動するだけで解消効果が確認できる。
このままでは大半の24fpsアニメでフィールドで絵が異なる普通のコーミングがそのまま見えてしまうため、フレームで絵になっている部分を選ぶ必要がありますが、SD-ipで縞の出ているところと出ていないところでの差などを比較が容易になります。
チェックが目的なので、この処理の前に「適切なフィールドを合わせるだけ」のインターレース解除を行なうと24fpsアニメでもほぼすべてのフレームで確認できます。インタレ解除ではフィールド同士をブレンドしてしまうものもありますので、フィールドの入れ替えのみ行なう設定ができるものを使う方が安全。24fps化せず縞なし30にした方がこの用途では効率的かも。
さらに特徴を強調することで普通では見落としてしまうような変化を見やすくするしてもよし。
TestDestripe(243, 8, 3, 1)
#中央部分を倍に拡大して表示して微妙な違いを見る
Zoom2()
とかさらに
TestDestripe(243, 8, 3, 1)
#縦にシャープフィルタをかける
Blur(0, -1)
とすると縞解消は極めて効果的と錯覚できます。
キディ・ガーランド 1話
局:TOKYO MX
放送日:2009/10/16
評価:HV1280
番宣通り無事HV放送。巨大でもないけれど大きな円に近い分布。
縦横とも正確に1280x720の特徴が残っているけれど、リサイズでの補間が効いていて線も比較的滑らか。細い線もつぶれず精細さも十分。むしろ細すぎるくらいにも思えるところもあり、環境によっては少しバランスの悪さを感じるかも。
局:tvk
放送日:2009/10/16
評価:HV1280
場所に関係なくMXより少し横の伸びが悪い分布。
元が精細なので気になるような差も感じることもなく優秀なHV画質に見える。
2009年10月16日金曜日
空中ブランコ 1話
局:フジテレビ
放送日:2009/10/15
評価:HV1280+
何となく左右は切れた感じのところもあり、それほど伸びのよくないHV分布で、高精細な部分はあっても少しソフトな質感。実写加工映像の違和感が強烈すぎて、画質とかどうでもいい気分にならなくもない。
番宣番組内の映像と少し変わっているようで番宣時の映像は未完成という感じがするけれど、放送では実写部分も単純に合成しただけのようなところは減って縦540の1080iのフィールドそのままの特徴が残っているようなところはほとんどなさそう。
通常のアニメ部分を中心に縦810のジャギが比較的はっきり残っていて、狭い線間の潰れ方に加え、鮮明なところでは横方向にも1440に近い特徴が残っているところもあり1440x810で間違いなさそう。それにしては伸びの悪い分布で少しぼかしているのは実写部分が極端に浮いた感じになるのを避けるためかな?ボケの強いHVも多いので、単純にこの質感にしたかっただけかもしれないけど。
2009年10月14日水曜日
BACCANO! 1話
局:TOKYO MX
放送日:2009/10/14
評価:額縁-ip/486(A')
昨年1月から放送していたので再放送マーク付きで相変わらず額縁。
あまり状態のよくない1フレームしか残していないので、不適切な比較になってしまう可能性もある、という酷い言い訳の上で比較してみると、一回り大きな分布で、絵で見ても線も細く鮮明になっているように見える。
2009年10月13日火曜日
怪談レストラン 1話
局:テレビ朝日
放送日:2009/10/13
評価:SD-ip/486(A)
番宣同様SD-ipで、比較的大きめのアプコン分布。
近くで見るとジャギ感のある絵に見えるけれど、少し四角っぽくても円に近い分布で角が取れた感じの絵だからなのか、離れてみるとあまり気にならない。どんな環境でもよくみえるというわけでもなさそうだけど、リンギングも適度に鮮明さを加えた感じでアプコンとしてはよくできた画質かも。
場所に関係なく大きめの十字形のノイズの分布が伸びていて、普通のアプコンとは何か違うことをやっているようだ。ジャギが比較的はっきり残る絵でも、より自然な絵で良く見えるように人がジャギを認識しにくくなるような加工を加えているのかな?
似たような十字分布は魔女宅にもあった。
スティッチ! ~いたずらエイリアンの大冒険~ 1話
局:テレビ朝日
放送日:2009/10/13
評価:HV1280
大きい円に近い分布のところが多く、精細なHV画質。
線は細いけれど少し荒れ気味。それとは関係なさそうな特徴で、動きのない部分でも線周辺のモスキートノイズが安定して存在しているので、マスターの段階からノイズがあったのかも?といっても普通に見て気になるような悪さはない。
ボケも弱いので線がガタガタに見えるところもあるけれど、補間の弱いリサイズでの乱れではなく、最初の作画の段階からジャギ感の強い絵だったようで、横方向には高解像度のジャギの名残りがある。これも縦720の特徴がはっきり確認できるHV1280。
これも気付いたところでは1個所だけフィールドで拡大されて縞の出ているHV1280-iのカットがあった。
2009年10月12日月曜日
FAIRY TAIL 1話
局:テレビ東京
放送日:2009/10/12
評価:SD-ip/486(A)
番宣同様、普通にSD-ip。
やや四角っぽい分布で、場所によってはジャギ感が目立つところがあるけれど、もっと角がはっきり見える四角分布より微妙にソフトでアプコンとわかりやすい質感。
2009年10月11日日曜日
夢色パティシエール 2話
局:日本テレビ
放送日:2009/10/11
評価:SD-ip/486(A)
先週の縞縞SD-iから普通の-ipに変わって見やすくなっていた。
逆に横方向の伸びは少し悪く、OPのフレームで比較しても微妙にボケているけれど、やや強調気味だった線も少しソフトになった程度で、縦方向の問題の解消の効果が大きいだけに1話より鮮明に見えるかも。
涼宮ハルヒの消失 CM
局:TOKYO MX
放送日:2009/10/09
評価:HV1280+
このところ映画やBDのCMはスルーしている上このCMは動画が皆無だけど、興味のある人も多そうなので見ておこう。
上は絵の部分では最後の一番カメラが引いた状態のカット。かなり大きな分布で線も細かく、かなり精細な絵。分布をもっと明るく補正すると縦の伸びがかなりよい状態が見えてくる。
ジャギの特徴から縦1080の環境で作られた映像だろう。といっても1枚の絵を動かしているだけなので、BDのメニュー画面が本編と関係なくフルHDサイズで作られてものが多いのと似た話で、この映像で映画の制作解像度を予想するのは無理がある。
タイトルの文字の部分の分布。ここは縦の伸びの良さわかりやすい。絵の部分よりはっきり縦1080の特徴があり、見た目にもリサイズの影響のないとてもなめらか曲線がきれいに見える。手書きの文字のはないため、PC作画的な特徴を持ち、これも同心円状の分布がはっきり出ている。
タイトルの文字のデータと1枚の画像があれば、パソコンでも作れてしまうような映像である上に、この映像をどこが作ったのかもわからないので、繰り返しになるけれど、実際の劇場版の映像とは無関係と考えた方が無難だろう。
青い文学シリーズ 人間失格 1話
まほろまてぃっく ただいま◇おかえり 番宣
ひだまりスケッチ×365 特別編 番宣
局:BS-TBS
放送日:2009/10/10
評価:SD-ip/486(A)
365 1とは少し傾向が異なるけれど、いつも通りのコンポジで汚い分布。
リンギングも強くなってややノイズが増えた感じもあるけれど、365よりは少し横の伸びがよくなって少し鮮明になりそう。
2009年10月10日土曜日
エリアスちいさなレスキューせん
局:BS日テレ
放送日:2009/10/10
評価:SD-ip/486
ノルウェーの3DCGアニメ。
綺麗な四角分布で、SD解像度のジャギがはっきり見えてしまうところも多いけれど、3DCGで輪郭線がないので絵全体で見ると気にならないところが多い。アプコンは普通に486の-ip。といってもPAL圏の作品なので、SDの段階でオリジナルの解像度から微妙にずれている可能性は高そう。
アプコンっぽい感じは見てわかってしまうけれど、汚い印象もなく普通の画質。
海外アニメに多いけれど、まったく同じ絵が2フレーム続くことが許されていない感じで日本のアニメのような静止するところがほとんどない。ここも微妙に動いているため-ipでの縞が出ている部分があり、少し上下にノイズの分布が見えるのはその影響が大きいだろう。
ご姉弟物語 1話
局:テレビ朝日
放送日:2009/10/10
評価:HV1280
番宣同様少し横長感のある大きな分布。線は少し太めで十分暗く、少しリンギングも出ていてかなりくっきり感が強い絵。
ボケているわけではないのにジャギの特徴がはっきり見えないところが非常に多い。絵の特徴ではわかりにくいけれど、ノイズに注目すると1280x720に近いジャギが比較的容易に確認できる。
番宣での解釈は間違っていて、やや線がガタガタした感じではあるけれどリサイズでの補間が弱いためではなく、元の絵からガタガタな質感で作った作品のようだ。むしろ1280x720に縮小する時のリサイズでもしっかり補間が効いていて、高解像度時の特徴が残っていることでジャギがはっきり見えない状態になっている。
ガタガタした線は他ではジャギ感と表現しているわけで、このアニメもジャギ感の強いシーンも多いHVアニメである。今回表現を分けた理由は、作画時の絵のジャギの特徴か、1280x720の時のジャギかの違い。前者は必ずしも全体で同じ周期ではないけれど、後者は一定でどこを見ても同じになる。今までも分けて説明しているアニメもあるけれど、どちらもジャギとしか表現しないことが多く紛らわしいので、はっきり区別できる表現を考えた方が無難かな。
DARKER THAN BLACK 流星の双子 1話
局:TBS
放送日:2009/10/09
評価:HV960
多少差はあるけれどよい場所ではこの程度の綺麗な円分布になる。線も暗くコントラストも十分で明るさのバランスもよく見やすい画質。
東京マグニチュード8.0に似て、960x540のサイズで実現できない線が潰れていて、1920x1080のサイズで見た時2ピクセル単位の縞になっているところも多く見つかる。見た目の鮮明さに比べて分解能が不自然に低い。縦720の特徴もまた否定が困難なくらいはっきり見えているところもあり、960x540→1280x720という拡大を行なった状態に近いとは思えるけれど、線の揺らぎまで一致するような形では再現できず確証はなし。
1期含め過去のbonesに多かったジャギ感が強いHV960とは異なるのは、拡大処理の違いだけでなく、960x540にする段階でも補間の効いたリサイズを用いているはずで、960x540の状態を見ることができるとすれば1期とは異なる質感だろう。
妄想レベルの推測だれど、PS3アプコンほどでないにしても似たような処理で仕上げているのかも?と思いたくなるくらい線が綺麗で、綺麗過ぎるという表現を使いたいくらいなところも多い。他のHVアニメでも解像度に見合わない精細さと滑らかさを両立している感じのものがあり、そんな特徴のアニメが今後増えてくるのかな。あくまで妄想で似た特徴を持つ絵を作れないのは勉強不足なだけというオチもあるお話。
ファイト一発!充電ちゃん!! 1話
★4:3アニメです
局:TOKYO MX
放送日:2009/10/09
評価:HV4:3-i(SPICE)
tvkと同じフレーム。これも横の伸びはtvkよりよく、全体に線は細いけれど、縦720からの同じようにフィールドで拡大した縞縞状態で、パンするところなどは荒れが目立って気になる。
このアニメに限らないけれど、こんな感じの画質で放送されると仮にBDが出るとしても不安で買いにくくなりそう。
縞解消してみるとムラのある分布でも縦の伸びはかなりよくなり、十分鮮明な絵になる。
アスラクライン2 1話
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